2000.12.23 ノア 有明コロシアム
「GREAT VOYAGE」観戦記

第6試合〜第8試合

第6試合
○高山善廣
vs×田上明
(片エビ固め 9分29秒)

田上の入場での声援が大きい。これは田上爆発への観客の期待なのはすぐにわかった。ノア旗揚げから1つもいいところのない田上に対してこの有明で強い田上になって欲しいのだ。試合開始直後いきなりのノド輪落しが決まる!「今日の田上は…」と期待したが、これから中盤というところで高山のハイキックが側頭部(たぶん)にあたってそれでピン。ちょっと拍子抜けの感は否めなかった。田上よこのまま終わってしまうのか。みんな強い田上を期待しているんだぞ!


第7試合
×大森隆男
vs○橋本真也
(片エビ固め 6分32秒)

第6試合が終わると同時にざわめき始める館内。観客の誰もが歴史の証人となる喜びと緊張感、大森に対する期待と不安を表しているかのようだ。
場内が暗くなり、まずは橋本真也の入場だ。イントロが終わり爆勝宣言が流れる。テレビで聴くより全然かっこよく聞こえるから不思議だ。館内からは意外にもブーイングの中、橋本コールが起こる。橋本ファンも結構観戦に来ている様だ。自分の座っていた席の前の3人組も橋本ファンらしく熱狂的な応援をしていた。橋本はいたって普通な感じに見えた。
橋本が青コーナーに立ちテーマ曲が止まる。さぁ、大森の入場だ。自分の声も聞こえないくらいの大森コール!「これこれ、これこそが対抗戦なんだ」と感動しつつ自分も大森コール。ノーフィアーのテーマの鳴る中、大森が言うところの”ブタ退治”に入場。もう館内は大森一色。こんな大森コール聞いた事ない。


いよいよノアのマットに立ち、大森を待ち受ける橋本真也!

大歓声のなか試合開始のゴングがなる。期待していた開始直後のアックスボンバーは出なかった。残念… まず橋本のケサ切りチョップと大森のエルボースマッシュの打ち合い。これが凄い迫力、とくに橋本のケサ切りの迫力はすさまじくハッキリいってこの打ち合いは大森に分が悪い。次第に橋本が押し始める。試合後三沢が言うように大森は橋本の重い攻撃を受けすぎた。試合時間が6分なのにもかかわらずその内1分くらいは伸びてしまったのだから・・・。なんとか回復した大森はアックスボンバー2発からフルネルソンスープレックスを橋本に決める。ここが一番のチャンスだったけどなぜか攻め倦む。頼むよ大森〜。最後はこれ見よがしに溜めを作った垂直落下DDTで3ガウント。残念な結果に終わってしまった。
試合後橋本がわざわざリングを降りてマイクを取ってくる(新日とはこの辺が勝手が違うらしい)そして問題の発言!「三沢〜、出て来い!」このカードがメインなら出てきたかも知れないが次に試合を控えている為出てこなかった。
橋本が退場の際に「帰れコール」が起きていたがちょっとむなしく聞こえてしまった。
とにかく橋本がマイクでも言ったようにこれが始まり 、今後の大森にも期待したい。


第8試合
○三沢光晴
vs×ベイダー
(片エビ固め 14分28秒)

全日本時代からの因縁の対決。この試合は前哨戦でベイダーが煽るだけ煽ってきたからどっちが勝ってもとんでもない試合になるんじゃないかって思ったんだけど、なぜかそれ程盛り上がらない試合になった。瞬間瞬間では盛り上がるけどそれが繋がらないって感じの試合。試合はベイダーペースで進み三沢がエルボーで対抗する構図。最後もエルボーの乱舞で決めたがエルボー以外の技で勝って欲しかった。たとえば去年だしたタイガードライバーとか。試合の順番的に橋本戦の後で観客も疲れていたかもしれないがなんとなく終わった感じ。



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