2003年2月10日
全日本 2003エキサイトシリーズ 最終戦 日本武道館大会観戦記 |
観衆:15800人
12月の最強タッグ決勝武道館以来の全日観戦。あの興行はなかなかに酷かった・・・。
今回は果たして・・・・!?
今回のメインはムタvs橋本の三冠戦・・・。しかしチートの期待はそんな新日ライクな試合にあらず(笑)。そう、ターメリックvsぬるま湯中堅軍団のイリミネーションマッチが観たいのだ!
・・・というのもノアにも中堅ぬるま湯のヒト達がいるから。(笑)
中堅ぬるま湯、の選手達が煽られた時にどんな試合をするのか、そのへんに興味があったんですよね。
それにデビュー当時からその戦闘的な性格を漂わせていた宮本♪ 彼が自ら立ち上げたこのムーブメントによってさらにイケイケになってるのかどうか、その辺も観ておきたいところでした。
あとはセミの全日vsゼロワンの対抗戦8人タッグ。
この試合で今注目の嵐がどれほどやるか。また個人的に興味のある小笠原の闘いぶりも楽しみにしてましたね。
というワケで足を運んだ今回の武道館。やっぱりノアと比べると女性が少ないな・・・とちょっとだけションボリしつつ(?)観戦開始!!(*≧▽≦)ノ第一試合。
渕 正信、×スプリガン vs グラン浜田○、石狩太一
えっとどっちの入場が先だったか忘れましたが(さっそくかいw)とりあえず渕&スプリガン入場のシーン。
・・・相変わらず渕と『デンジャー・ゾーン』は合わないですなー(笑)。何年経ってもなじまないこの違和感、逆にイイです(笑)。だって・・・『デンジャー・ゾーン』ってあの映画『TOP GUN』のテーマソングですよ・・・!?主演トム・クルーズですよ!?しかも・・・戦闘機モノですよ・・・!!??
渕・・・自分で曲選んだのならそれはそれでアッパレだし、そうでないのならこの曲選んだヒトのセンスって・・・(笑)。 チート的にはこの渕の『デンジャー・ゾーン』と百田の『ロッキーのテーマ』、このふたつは選手のキャラとかけ離れてて笑える組み合わせの2大入場曲ですね。ま、それがゆえに逆にアリなんですけどね(笑)。
しかし渕は人気ありますねえ♪渕は全日残ってよかったですねえ!!って前の時も俺そうやって書いたな。
あ!思い出した!この二人が先に入場だ!それでこの二人によるボール投げが行われたのでした!
そんなこともあって会場は最初から割りとテンション高め、盛り上がってます!いいムードです!!う〜ん、今回の興行は何となく期待できそうな予感・・・♪さて、とりあえず初めて観たスプリガンですが・・・ピーターパンを思わせるようなコスチュームで入場、ピーターパン、と聞いて榊原郁恵を思い出してしまふのは私だけでしょうか?そうですか?そうですか。(苦笑) そういえばディズニーランドの『ピーターパンライド』(だったっけ)って結構地味だけど俺好きなんだよなー・・・ああ、もう何年ディズニーランド行ってないだろう、俺・・・などと妄想(?)しているうちにゴング。(笑)
それでそのスプリガンですが・・・かなり小さい選手ですねえ。
ファイトスタイルは・・・昔全日に初来日した頃のロブ・ヴァン・ダムをさらにウブにしてちょっと「ボク『レイ・ミステリオJr』にも憧れてるんだもんね、実は。テヘッ♪」というような感じでした。(なんだそりゃw)
試合は渕と浜田がコントロール。
渕は「アンタそれでギブアップ取る気かい!?」というような勢いのリストロックで石狩の腕を絞り上げる等、例によってイジメキャラ全開でした。
そして浜田は元気ですねえ・・・!!
ハツラツと動き回った挙句にハマちゃんカッターで勝利をもぎとっていきました。
リングを後にする浜田に「浜田さん・・・娘の文子さんにもう少し体スリムに戻してかつての美貌を取り戻すよう言っといて下さい・・・。最近週刊誌に載る写真が小さくなってますよ・・・。」とつぶやいたチート。果たして聞いてくれていたかどうか・・・・。( ̄∇ ̄;第二試合。
○エクストリーム・ブレイドvsスーパードラゴン×
マスクマン同士のシングルマッチ。
いいなあ・・・マスクマンって♪なんか・・・謎で(笑)と、初めてプロレスを観た小学生のようにワクワクするチート。というのもノアにマスクマンがいないからだっ!!(#・∀・)ぷんすかぷん!ああ・・・コタロー・・・ケビンマスク・・・とまたココでしつこく執着してみたりして・・・w。
だけどこないだディファカップ観て思ったけど・・・やっぱ見た目だけで観る者を惹き付ける分かりやすいキャラの選手がひとりぐらいいてもイイよね・・・ノアにも・・・。
ま、それはそうとして試合の話を。
スーパー・ドラゴン、試合観てて「アレ?コイツ中身日本人??」と思ってしまいました。試合中の間の取り方とか、カラダ捌きが何となく日本人っぽかったので。でも試合中に技に行く際にいちいち余計なアピールをする空気の読めなさから、あら?チガウかな?と思って試合後酒人さんのパンフ借りて見てみたら、やっぱアメリカのヒトだったみたいですね、中身。『スーパー・ドラゴン』っていう名前&忍者風(?)のイデタチから日本人かな?とも思ったんですけどねー。
えっとエクストリーム・ブレード、なかなかイイですねえ♪キビキビ動くし技もジャンプ力もある。カラダつきもカッコイイですね!!
試合は二人が休むことなく動き続け、観客を飽きさせることなく最後まで進みました。
う〜ん・・・予備知識の乏しいマスクマン同士のシングルマッチ・・・しかも両者力はそこそこ拮抗している・・・なんて新鮮なんだ(笑)!!!こういう拾い物の試合が第2試合に組まれている・・・う〜ん・・・イイ!!ъ( ゚ー^)
何か得した気分になれたこの第2試合でした♪第三試合(イリミネーションマッチ)
○本間朋晃、○宮本和志、高木三四郎、橋本友彦
vs
奥村茂雄、保坂秀樹、相島勇人、土方隆司
待ってましたのイリミネーションマッチ♪
両チーム8人、リング上で険しい表情をしています!(ワクワク)
ム?しかし・・・こうして8人並び立った画を観ているとやっぱり奥村だけ格上のムードが漂っていますね。
それはカラダの厚みが違う、とかそういう単純なことではなく・・・何でしょう・・・顔つき、雰囲気、そういったもの全てからかもしだされているように思えます。
う〜ん、なるほど全日ファンが奥村のブレークを密かに心待ちにしている、というのも何となく分かるかな・・・という感じ。
そしてそのブレークの時を今まさに迎えようとしているのか??
各選手、両チームへの期待が錯綜する中、ゴング!!試合に関しては・・・詳しく書くことは出来ませんが面白かったですよ♪
そうですねー、じゃあ選手についていくつか印象を。
まず注目の宮本、相変わらずイイですね!
まあキャリア不足なのは分かってますけど、それを気迫で充分に補っている感じです。
ただ惜しむらくは決め技に欠ける点でしょうかねー。
止めを刺す技、もいずれは欲しいところですけど、その前の技、ドロップキックや逆片エビのような技でも、それが出た時にちょっと客席がざわめくぐらいの説得力を持つ技が欲しいですね。いや、正確に言えば技に説得力を増していって欲しい。まあこういう試合の常ですけど、どうしても張り手とエルボーの応酬に終始してしまう傾向があるのでなおさらそれを感じたのかもしれません。
高木三四郎、この選手観たかったんですよね。本当に雑誌でしか見たことのなかった選手。
先日のディファカップで大いに株を上げたMIKAMIやKUDOのいるDDTの総帥ですよね。
DDTって結構固定ファンもいるみたいだし、彼自身一部でカリスマ的存在になっていると聞くし、人を惹きつける何かを持っている選手なんだろうなと思っていたので非常に注目していました。
そして実際に観ての印象なんですけど、さすがというか、小さいなりにもひとつの団体を率いている選手なりの動きを見せてくれていたと思います。
動き・・・というか、さっきの奥村の話じゃないですけど風格というか雰囲気が感じられましたね。
真面目にプロレスに取り組んでいるし、なおかつ観客の目も意識している、という感じがしました。
この観客の目を意識している、っていうの、ディファカップ見てても思ったんですけど(またか)インディー出身、あるいはインディー所属の選手の方が強く心に留めているっていう気がしますね。それってプロとしてすごく大事な事だと思います。インディーの選手達にとっては今日の客が明日も来てくれるかどうかが生命線。そういう意味では試合中は自分の攻防を進めながらもそれが観客の求めているものなのかに敏感になるんでしょうねえ・・・!
聞いてる?雅央選手、泉田選手。(笑)そして奥村、やっぱりよかったです!!!
気迫と共に「おめーらなんかに負けるか、コノヤロウ!」という気持ちがストレートに出てたし、なおかつ観る者に矢張り彼が一枚格上なんだな、と思わせる要素たっぷりの闘いぶりでした!!奥村ファンの皆さん、最後は二人がかりの猛攻の前に沈んだ奥村ですが、この試合の闘いぶりは本当に素晴らしかったと胸を張って下さい!!
ひとつ具体的に思ったのは、他の7選手に比べると足腰が安定しているな、ということですね。チョップ、エルボー、ラリアットの当たりがブレないし、逆にそれらを食らった際にも踏ん張りが利いているように見えたので。
・・・ということでこの試合に関しては個人的に印象に残った3人にしぼって書きました。他選手のファンの皆様、ごめんなちゃい。(笑)第四試合。
○ザ・グラジエーター vs平井伸和×
この日唯一今イチだった試合ですね。
なぜってグラジが今イチだったからです。(キッパリ)
グラジ・・・体調が悪かったんだか平井をなめてたんだか気分が乗らなかったのか分かりませんけど・・・ヒジョーにヤッツケな試合ぶり(苦笑)。気迫もスピードもあったもんじゃありません。なおかつパワーも出し切っていないという中途半端ぶり。うーんどうなんだ、この試合は・・・。(凹) グラジ、外人TOPになるならこんな試合ぶりじゃダメなのよん・・・。
この試合を救った(?)のは平井であったと言えるでしょう。
グラジのやっつけの攻撃で3カウント取られるワケにもいかなかったでしょうが意外に粘る平井(笑)。しかしそれとてグラジを本気にさせるほでには至らないという罠(苦笑)。
うーんココで平井にはちょっと頑張って欲しかったんだけどな〜・・・。
ちょっとグラジをムッとさせるような仕掛けをして欲しかった。腕をカルく極めちゃうとか、膝を蹴っちゃうとかね(笑)。
この試合観てて想いを馳せていたのは3・1ノア武道館で行われる高山vs雅央の試合。
明らかに格も実力も上の(あえて言えば人気もw)高山に対して雅央はどんな試合をするつもりなのか。
高山は決してヤッツケのファイトなどしない男。ましてや多聞が雅央をやはりシングルで2分で破っていることも知っているはず。秒殺を視野にいれてくることも充分に考えられるシチュエーション。自らの存在価値を試されるようにわざわざ武道館でシングルで組まれたカード、その試合の中で雅央はこの日の平井と比べてどれだけのものを見せることが出来るのか、また見せるつもりでいるのか。
・・・そんなコトをチラッと頭の片隅で考えてるうちに、最後だけは迫力満点の花道走りこみ投げ捨てパワーボムtoリング中央からのスーパーフライでフィニッシュ。
まあ平井に関しては・・・この試合に関して言えばグラジにこの技を出させるための役割を担った、以上ではなかったような気がしますね。
中堅選手はこういう試合でこそ自分のステータスを上げるべく燃えなければいけないんですけどね・・・。(ま、悪くはなかったんですけどね・・・)
第5試合以降・・・ちょっと忘却してる部分も多いので・・・謝さんの観戦記UPを待ちたいと思います。(笑)謝さん・・・GO AHEAD♪♪♪