2003年2月8日
全日本 2002エキサイトシリーズ開幕戦 後楽園ホール大会観戦記

投稿者:酒人さん

観衆:2100人


本日ふと思い立って、観戦してきました。
気になってはいたんですけどね。
今回は興行の感想を先に。

「大満足でした!!!(涙)」

今回、観戦するにあたって僕が気になっていた事は
@ZERO-ONE にスタッフも含めて47人も乗り込み一致団結をアピールした
 そして、その後の初めての興行。選手は奮起するのか?

A今回のイベントで銘打たれている「王道伝授7番勝負-激しくの戦い」。
中堅層はどう変われるのか、もしくは変われないのか?

B宮本、本間がターメリックというユニットを結成しました。
 その他の中堅人に対して「ぬるま湯」発言をしています。
 その発言道理になるのかそれとも...

CZERO-ONE勢とのからみはあるのか?
こんなとこですかね。

興行はまず始めに「ザ・シーク」にご冥福をお祈りして黙とう。
10カウントがささげられました。


第一試合
平井伸和 vs 石狩太一

新人の石狩君ですが、だいぶ肉付きがよくなってます。ちゃんと練習してるんですねぇ。まずは体が資本ですからね。

前半は終始平井のペースでした。(さすがに当然かw)
石狩がくじけそうになると、「もっとやってみろ!」と平井が声を出したり...平井もなんか先輩らしくなってきた気がします。石狩もついこの間の武道館と比べて大分打たれ強くなってますね。さて中盤まで教育マッチの様相だったのですが、ちょっと様子が変わってきました。
平井をフォールにいった石狩。平井は当然のように返すのですがそこをすかさず腕ひしぎ十字固め!これが結構綺麗にはいり平井は腕を痛めます。そしてココから、執拗に腕十字やにキックを痛めた腕にと、予想をしてなかった石狩の大健闘!あわやと思う場面も作りました。
がここまで。十分痛めつけてからのWARスペシャルでギブアップ。
しかし、よくココまでフォールを返し、ギブアップしなかったと言う感想です。僕を含めて観客も石狩の頑張りに沸きました♪
試合後、石狩に握手の手を差し出す平井。よく頑張ったなというところでしょうか。

試合で印象に残ったのは平井は最後まで石狩の技を正面から受けきっていた事。こういう相手と試合ができれば石狩も成長するなって思いました。

○ 平井伸和(WARスペシャル)石狩太一 ×

第2試合
(ターメリック)本間朋晃、宮本和志、高木三四郎、橋本友彦
         vs
(ぬるま湯?)奥村茂雄、保坂秀樹、土方隆司、相島勇人

この試合は前述の通り、僕が非常に気になっていた試合です。
おそらく、カードだけ見てる人は予想もつかないかもしれない。
実はこの試合は本日の興行の『ベストバウトといっても過言じゃないです!』

まずは 高木三四郎、橋本友彦が入場。
僕は線の細い選手と想像していたのですが、なかなかどうしてしっかりとした体つきです。
テンションも高い!空回りと言う感じじゃないです。自信をもってる感じに見えます。
その後、マイケルジャクソンのなんとかって曲が流れます。
すると本間、宮本が客席スタンドに登場!!「堂々と」客席からリングに乗り込みます!
本間と平井ってこんなにカッコよかったっけ???
4つのコーナーにそれぞれの選手が立ち上がり、アピール!
ビックリするらいカッコよかった。観客が沸いたのも当然でした。

そして「奥村、保坂、土方、相島」組の入場。(ちなみに相島は今シリーズ全戦参加だそうです。)
ところが、ぬるま湯発言されたはずの4人の様子が変だ。普通に歩いて入場するだけなのに何かが違う。
「殺気立ってる」ってるんです。目がじっとリングから離すことなく見つめていて、
ついこないだまでの試合をこなしている感じの中堅ではないのは誰でも分かるくらいです。

それぞれのコールが終了するまで、お互いが目を離しません!!
全員のコールが終った直後、宮本が奥村の顔面に張り手!!
スパーン!!と言う音が会場に響き渡り会場内「ウォー!!」と大歓声!
そのまま乱闘かと思いきや宮本も奥村もお互いしか見えてないかのように
にじり寄ります。まだゴングは鳴ってなく京平レフェリーが必死に距離を開けようとしています。

奥村はチームメイトを後ろに下がらせて先発に、宮本は何が何でも先発にと言う感じでした。ところが、
本間に止められ、先発は本間。当然、「宮本さがるなー!」なんて声も聞こえました。でも、違うんです!!
あの本間の表情はすごかったです。腹が据わってる感じです。気迫で先発を買ったんです!!
そしてゴング!!

カーン!
開始早々、奥村も本間もものすごいぶつかり合い!ラリアットでぶっ飛ばされても、すぐ起き上がって一撃かまし、
今までのように両者ダウンして休む事なんて無く、まさに見てるほうが疲れるくらいの攻防!!
特に奥村の気迫は本日のMVPです。ぬるま湯呼ばわりした本間を場外に投げ捨て、乱闘、乱闘、乱闘!!
他の6人も乱闘に加わりそうなところで、奥村が椅子をもって本間にバチーン!!
さらに本間の頭を放送席にドカーン!!もう誰も近寄れないくらいの気迫をもって放送席のマイクをつかみ、
「お前らぁ!これでもぬるま湯って言えんのか!!」
うぉぉぉ!!!すげぇ!!
この後、リングに2人は戻る。
そして奥村は土方にタッチ!本間はタッチせず(フラフラなのに)、
土方のキック!キック!キィーック!顔面、側頭部を蹴りまくり。ちょ、ちょっと、やばくないソレ!!
そして土方は保坂にタッチ!本間はタッチせず(フラフラなのに)、
保坂はパンチ、キック、投げとやりたい放題!!しかし、本間は真正面から受け止める!!
そして保坂は相島にタッチ!本間はタッチせず(フラフラなのに)、
強烈なラリアットを真正面から受けた後、反撃!!
まるで、全員の怒りを受け止めるようかのようでした。
ちなみに本間は土方の蹴りが顔面に入ったあたりで鼻血が出てましたが、全く気にもせず相手をにらみつけてました!!

そして、全てを受けきった後の反撃をして、宮本にタッチ!!
いつもはある程度、展開ぐらいは覚えているんですが、ココからは覚えていられないくらいの攻防!!
とにかく誰も休まないし、タッチするチャンスがあれば俺が俺がと出て行く。
一時的に橋本(DDTの選手らしい)が捕まったりもしたけど、アレだけの戦いを見せられた後に、
大技食らったからといって3カウントやギブアップはそうはできないといった感じです。
ホント10分くらいに30分の試合を詰め込んだような試合密度。
それでいて、誰も引かないんだからこれはもう!!

最後は本間と相島がリングに残り、その他は場外で戦っている状況で、
本間のえぐい回転ネックブリーカーっぽいので相島をピン

ところで、本間には勝利の味わう時間もありません。
ピンを奪ったものの宮本が場外でピンチ!!助けに行く本間。
するとリング上では高木、橋本のセコンドについた『バトラーツの石川』と『土方』が猛烈な勢いで戦ってます!
もう、どっちを見たらよいのやら!!ゴングが乱打される会場!
やっとこさ落ちついたリングで本間のマイクで締めました。
「ターメリック結成しました。これからも応援よろしくお願いします!」

ほんと、おもしろかった。今まで見てきた中堅勢とはとても思えません。
逆水平ひとつとっても「こいつってこんなすごいチョップできたの?」って感じで。
予想を覆すような好試合に会場がヒートアップです!!!
この試合中、選手の声援が途切れる事はありませんでした。
こういう戦いなら何回でも見たい!!!
ターメリック結成は大成功だと思います。

第3試合
カズ・ハヤシ vs スプリガン

スプリガンは元は「フエゴ」っていうマスクマンです。
僕は「フエゴ」をの試合を見てないのですが何でも空中戦が得意だそうで。
そんな情報ををパンフで見ながら第三試合。

まずスプリガンが登場。緑色のコスチューム...って、あれ、これってピーターパン??
このスプリガンって男。顔だけでいったらディカプリオより甘いマスク(スプリガンは外人です。一応w)。
女性ファンが増えそうです。それでもって、ピーターパンって...
世界一のメルヘンレスラーといったところでしょうか。(汗)

でもって、試合内容に。
カズは力強い責めを中心に、スプリガンは華麗な技を中心に攻防を続けます。
しかし、悲しいかな、第二試合が良過ぎた。序盤はそのあおりを食らってます。
泥臭い試合でもりあがってから、ベビーフェイス同士の戦い。しかもスプリガンの知名度は低い。

その雰囲気を感じたのかカズはスプリガンに唾を吹きかけます。
当然ブーイング。ここから観客はスプリガンの攻撃に期待し始めました。
スプリガンの技が炸裂し始めてから盛り上がり始めます。この辺はカズはしてやったりなのかも...

スプリガンは線が細いイメージだけど(カズと比べると)しかし、飛び技の美しさといったら....
カズが責めあぐねてたところを2段ローリングソバット!!顔面にヒット!
場外に逃げたカズに対して、トップロープの上を超えてのトぺ敢行!!
よくある、ロープ際からの反動を使ってのトペなんかじゃないです。
走りこんで、前方宙返りカカト落としのような感じで突っ込んでいきました。(圧巻)
その後1回転半のムーンサルト!!(最後はセントーンと同じ体勢になる)でフォール。
しかし、3カウントを奪えず。カンクーントルネードをかわしたあたりからカズの流れに。
グラウンドや、試合運びはカズの方が上のようで、ちょっと余裕があるかな。
カズのファイナルカットをロープ側でのがれたスプリガン。
最後はリバースのファイナルカットでピン。

後で気付いたのだが「スプリガン」という名は森の妖精らしい。(パンフでにったんで。)それで、ピーターパンだったのねw
もう少し観客にアピールする力がついたら、間違いなく人気が出る気がしました。

カズ・ハヤシ (リバース・ファイナルカット) スプリガン


っと、ここで休憩をはさみます。
前半戦は文句なし。後半戦に期待です。

ケンドー・カシン、スーパードラゴン
      vs
グラン浜田、エクストリーム・ブレイド

まずはカシンが開始前の試合のチェックを受けようとしなかったり、
浜ちゃんがリングにでてくるとすぐ、ドラゴンにタッチしちゃったりと
いつものわがままぶりからスタート。
ブレイドはいい選手ですね。異常なくらいバネのある筋肉です。
妙に動きが軽い。トップロープから飛び降りても音ひとつしない。
なんか、人間とは違う生物な気が...w
まあ、お約束のカシンの絞首刑があったりと、この試合だけはいつも通りでした。
どちらかと言うと、ドラゴンとブレイドの戦いがメインでした。
全体的にブレイドが押していたのですが、ドラゴンの投げっぱなしフロントスープレックスを
一回転して着地したところで、
「あっ!」
案の定、足をいためたようです。(あの着地は丸藤の怪我を思い出す...)
そこを逃さず、ドラゴンはアルゼンチンの体勢へ、そして、「ドカーン!!!」
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!
やばいでしょうそれ!バーニングハンマーとファルコンアローの中間みたいな技です。
あとでパンフ見たら得意技「サイコドライバー」って書いてある。この技の事か?
試合を決めに行くドラゴン。その後の飛び技をかわした後、ブレイドの流れに。
ブレードオブザデッドを敢行。(足を羽折系にからめて叩き落す技)
これを二連発でピン。
しかし、この技、見た目が地味で破壊力は高い。突然訪れた結果に観客ビックリ。
声援はカシンに集中していたんでカシンにはもうちょっと頑張って欲しかったかな。

ケンドー・カシン、スーパードラゴン×
    (ブレードオブザデッド)
グラン浜田、エクストリーム・ブレイド○

あ、ちなみに、試合後はブレイドの足は何とも無いようでした。(ほっw)


第五試合
武藤敬司、渕 正信、ジミー・ヤン
      vs
嵐、ザ・グラジエーター、ギガンテス

注目の第五試合。テンタがつれてきたと言う全日初参戦のギガンテスとは?
まずは嵐、グラジ、ギガンテスの入場!!!
観客から「オォー!」と歓声。で、でかい!!しかもタダデカイだけじゃなさそうだ!
なんとなく体格はゴーバーのように筋肉質。それもグラジより大きいって、、、
体中にアメリカナイズな刺青が入ってます。存在感十分です!
対する、武藤、渕、ジミー組の入場!入場に沸きます。
リングに上がると体格差は歴然。嵐が小さく見えるぐらいの巨漢3人組に対して、
かたや、武藤はともかく渕、そしてジミーって、、、ジュニアやん...
このミスマッチに多少の不安がよぎったが、まさか、このジミーの活躍に感動するとは誰が想像しただろうか。
リング上で圧倒的な存在感を見せるギガンテス。まずは先発はグラジがでます。
グラジは武藤を挑発するが渕がなだめて先発を買って出ます。

「カーン!」
渕は独特の間でグラジをはぐらかすが組み合った瞬間、場外に投げ捨てられました。
そして、そこに待っていたのはギガンテス!!!
「ガシャーン!!!」
ものすごい勢いでフェンスに叩きつけられます。
そして、蹴る!たたきつける!ちょうど向かい側でよく見えなかったのですが、
そのあたりから「おぉおおお!」という歓声が、そしてその歓声は会場全体に広がる事になる...
僕も思わず声がでました「うぉぉおおお!!!」
渕が椅子を片手にものすごい形相で仁王立ちしています!!、あ、赤鬼復活!!!
ギガンテスを蹴散らした後リングへ、試合開始1分でものすごい盛り上がりです!!
「フッチー!チャチャチャ!フッチー!チャチャチャ!」
待ち受けるグラジへ逆水平!!「バチーン!!!」
今日の試合は中堅もそうだけど威力が違うの分かります。少なくとも観客にはそう伝わっています。
気持ちが違うといつも以上の力が出るのかも思わされました。
さらに逆水平!!「バチーン!!!」、逆水平!!「バチーン!!!」
コーナーに追い詰めて、殴る「セィッ!(観客)」、殴る「セィッ!(観客)」、殴る「セィッ!(観客)」
しかし、グラジもそろそろ黙ってられない。そのままつかみ上げて高角度投げっぱなしパワーボム!!!
「あっぁああああ!」
しかし、顔を真っ赤にして鬼の形相で直ぐ立ち上がる渕!
「うぉおおお!!(観客)」
叩きつけられも、叩きつけられも、立ち上がり、立ち向かっていく渕!
渕の胸はチョップの受けすぎで血が出てます。しかしそれでも立ち上がる渕!
ところが、渕はコーナーに捕まり、そこでギガンテス登場!!
首根っこをつかんで超高角度チョークスラム!!

さすがの渕もダメかと思いきやするりと脱出、武藤にタッチ!!
ギガンテスとの初対決に観客沸きます!!
パワーにはスピードで対抗!上手く交わして、低空ドロップキック!
足をつかんでドラゴンスクリュゥゥゥゥ.....と思いきや、
ぐいっとつかまれ、またもやぶぅん投げます!!「つ、強ぇえええ」
その後、グラジ、嵐と対決、嵐も頑張ってました。武藤相手だといいねぇ嵐は。
そして、再びギガンテスとの対決。
なんとか、グラウンドに持ち込み、徐々にペースをつかむ武藤。

そして、ジミーにタッチ!!トップロープから飛び技を敢行しようとするジミー。
しかし足をすべらしてしたに落ちてしまう。「あぁ!!(観客)」
結局、捕まってしまいます。
高角度チョークスラム一発で動きが止められてしました。
グラジとギガンテスにめためた場外で痛めつけられ、リングで痛めつけられ、
もうダメかと思いました。(場内ジミーコール)
しかし、トペ、意外なところでのドロップキックなど、スピードと変幻自在な動きで圧倒!(場内大歓声!)
どこにこんな力が残ってたのか、、、
ところがまたもやチョークスラムでピンチに、カットにはいった、武藤、渕!
しかしココでグラジ組に分断されてしまう!!(場内悲鳴)
勝機を確信したギガンテスは再度チョークスラムへ!!
「ドカーン!!!....」
ん?何か様子が変だ、、、ソレは場内最高潮の盛り上がりと変わった!!
さ、三角締めだぁあああ!!!!!!!
ジミーはあの高角度チョークスラムを食らいながらも三角締めに苦しむギガンテス!!!
苦しそうな表情でギガンテスはそのままジミーを持ち上げる!!!
そして、本日最高の破壊力のチョォオオオクスラム!!
「ダーンッ!!ダンッ!!」(ワンバウンド)
さすがにこれは返せず3カウント。
しかし、よく頑張ったぞ、ジミー!


武藤敬司、渕 正信、ジミー・ヤン×
   (チョークスラム)
嵐、ザ・グラジエーター、ギガンテス○

第六試合 王道伝授7番勝負激しくの戦い その1
天龍源一郎 vs 荒谷信孝

ここまで、中堅が予想以上の頑張りを見せてます。荒谷はどうなのか!!

荒谷はコスチュームをタンクトップに変えてきました。
試合開始直後、天龍を前にしてなかなか前に出れない荒谷。
観客から「何やってんだ荒谷!!」と檄が飛びまくります。
腹を括ったのか、荒谷は天龍にぶつかっていく!逆水平!「バチーン!!」
これを受ける天龍は、お返しにと「バチーン」逆水平!!
しかし、荒谷、天龍をじっと見詰め、一歩も引きません!!!
チョップ合戦で、天龍を押し込み、ついに天龍から先にダウンを奪います。
今まで無かった光景に歓声が沸きます!
そして場外に連れて行き椅子攻撃!
さらにリングに戻して椅子攻撃と思いきや、天龍の低空ドロップキック!
椅子を奪い取って倍返し!!コーナーに追い詰めてグーパンチ!グーパンチ!
しかしグーパンチを食らいながらも一度は落ちた腰を上げていく荒谷!
そして逆水平!そして渾身のラリアットォ!!変な角度で顔面に炸裂!
そして、ムーンサルトにいこうとする荒谷!しかしムクッと起き上がる天龍!
コーナーに上った荒谷をパワーボムゥ!
さらにコーナーに追い詰めて、チョップ!、パンチ!、チョップ!、パンチ!、チョップ!、パンチ!!
さらに垂直落下ブレーンバスター!!
そしてフォール!! 場内、「荒谷!」「返せ!!」の大歓声!
しかし、あえなく3カウント。
さっさと引き上げる天龍。もう動き出してもいいはずが、うずくまって動かない荒谷。
起き上がる荒谷。見ると目が真っ赤です。な、泣いてたのか??
観客にあいさつ。すごく悔しそうです。それはよくレスラーが見せる悔しいアクションなどではなく、
必死に押し殺しているようでした。
残念ながら力負けでしょう。天龍を脅かすまでは行けなかった。
最後ももう一踏ん張りして返して欲しかったのも事実。
しかし、荒谷は全力を出したと思いますよ。逆にそれゆえ悔しかったと思います。
特に他の若手がいい試合をしていただけに。
本日の荒谷は試合中にやにやしていた、荒谷ではなかったです。
もし、今シリーズ、この悔しさを忘れずに戦い抜ければ、荒谷も変わるだろう。
すごく個人的な感想になっちゃうんですが、なんか、胸がちりちりする試合でした。

○天龍源一郎 (垂直落下式ブレーンバスター)荒谷信孝 ×


第7試合メインイベント MLW世界ヘビー級選手権試合
王者:小島聡 vs 挑戦者:ビッグ・ジョン・テンタ

まずはテンタの入場。リングインして軽快?なフットワークを見せるテンタ。
少なくとも調子は良さそうです。
小島の入場。宣言。そして試合開始!!
まずは小島、テンタを一瞥して「でけぇ」といった表情。
がっちり、腕を組んだと思いきや、テンタに吹っ飛ばされる。
2度3度吹っ飛ばされ、小島は場外にエスケープ。ここまではテンタのペースです!!
そしてリングに復帰した小島は作戦を変えてきたようでした。
足を引っ掛けてテンタを倒した後STF!!腕ひしぎとグラウンドに持ち込みます。
さらには場外に逃げたテンタにプランチャー!!
今度は一転して場外ラフ殺法に。この辺は最近の小島はプロレスの幅が広がってきたなと感じます。
再度リングインし、一度は失敗した「いっちゃうぞエルボー」炸裂!とりあえず叫んどきましたw
しかし、テンタも体格を生かして責めます。幾度となくボディプレスを敢行!
テンタがカナディアンバックブリーカーから小島を投げ飛ばそうとするが、
小島はこれをあばれて脱出!そこから、コジコジカッター!!!
サポーターをはずしてラリアットのアピール!!!
ロープの反動からラリアットォ!!のはずが!!
テンタがカウンターで体重を乗せたネックブリーカぁああ!!
さすがに決まったに見えた一撃を2で返す小島!!
トドメとばかりにテンタのギロチンドロップ!!
ギリギリでかわす小島!!起き上がるテンタの死角から後頭部にラリアットぉ!!
さらに正面に出てラリアットにいこうとする小島!!!
僕の頭によぎったのはテンタが大きすぎて、いつもの下に叩きつけるようなラリアットができない事。
今の一発も新日時代のラリアットに戻ってしまっているように見えた。この一発できめられるのか??
正面に出て、ロープの反動でテンタに向かっていく小島!!
ラリアット直前にそれは起きた!!「ジャァアンプ!!!」
小島のナナメ後ろから見た僕からは、まるで小島の腕がテンタの首に吸い付いていくようにみえた。
そして、そのまま下に叩きつける「るぁあありあっとぉおおお!!!!」
1,2,3!!  小島勝利!!

○小島聡 (ジャンピングラリアート)ビッグ・ジョン・テンタ×

 

メインイベントその後

さらに試合後ZERO−ONE勢が乱入!!!(佐藤、横井、崔)
これに9日に対戦が決まっている奥村、保坂、それに平井、土方、相島が食って掛かる!!
リング上から降りようとしないZERO−ONE勢を叩き落します。
観客からも「全日本」コール!!
ZERO−ONE勢は混乱の中マイクを握り「お前誰だ?」に、
ファンは「お前の方がしらね−よ!!」と物凄い盛り上がりよう!
そして、奥村のマイクアピール「ごちゃごちゃいってねぇで、明日ぶったおしてやるからまってろ!」大歓声!!
たてつづけに保坂もマイクを奪い取り「いまやってやるから上がって来い!!」
それにはZERO−ONE勢も黙ってられず混沌とする。ゴング乱打!!
その後リング上でマイクを握った小島、喋ろうとするが、リング下がでは乱闘がとまらない。
そして、小島の一言!!
「はい、君達、もう帰りなさい!」大歓声!!
しぶしぶ帰ろうとするZERO-ONE勢にもう一言。
「君たち3人は、オレたちが47人で来たのを覚えていないのか。」大歓声!!
「どうして、あと44人連れてこないんだ」大歓声!!
「だいたい、どうせ来るならオレの試合の前に来いよ!」大歓声!!!

その後、ファンに向かって小島が締める。
「全日本、一丸となって戦います!!」大歓声の中、今回の興行は終了。
満足いたしましたw