全日は去年行った時は客もいなくてあまり盛り上がらなかったのと、金欠気味(所持金2000円)だったのもあって行こうか行くまいか迷ったんですが、武藤やコジが入ってからまだ見に行ってないというのと、何より半年ぶりというのが重なって、結局行く事に・・・
試合開始40分くらい前に会場に着いたんですが、さっそくダフィーに捕まりそうになり、それをどうにかすり抜けて2階立ち見2000円をGet!ってことでこの時点で全財産使い果たした事になってグッズやパンフが買えなくなるわけですが、グッズ売り場は1階にあるため、2階からは行く事が出来ない・・・ってことでどの道グッズは買えないんですね、ハイ。
あと、ビールやジュース、菓子類などを売ってましたが、無一文なので当然買う事は出来ず(泣)
40分前ということもあって、さすがに人の入りはガラガラ。15分前になってもなかなか人が入らず、「大丈夫かな?」と心配してたんですが、グッズ売り場に天龍が出てきた頃からだんだん人が入り始め、しかもグッズが売れ出し、試合開始時間になっても売店の前から人が退かず、10分遅れの6時40分から試合開始という事になってしまいました。その頃には1階席はほぼ埋まってました。2階席は相変わらずガラガラだったので、空いてる席を選んで勝手に座る事に。立ち見なのに・・・まあそんな細かい事は気にしない×2。ってことで、客入りは大体7〜8割程度ってトコでしょうか。
それでは、肝心の試合の方を・・・
第1試合 愚乱・浪花vs平井伸和
まずはカニさん入場。この人広島ではかなり人気があり、入場時にはほとんどの人が拍手を送ってました。
続いて平井。なんと髪を染めて、黒の袖なしジージャン+黒いショートタイツでの入場。体の方は去年見た時よりも若干大きくなってるように見えました。
まずはショルダー合戦。これは体重差もあって平井有利。最初の方は浪花が攻められながら何とか要所要所で切り替えしていくという展開でしたが、途中からボディアタック、カニ歩きなどを見せて観客の笑いを誘ってました。しかし平井も負けじとラリアットやボディスラムを連発して浪花を徐々にいたぶる。見た感じヒールっぽい闘い方をしてました。
終盤頃になって、浪花がウラカンラナを見せたのですが・・・なんと平井が踏ん張り、そのまま抱え込み式逆エビ固めに!ここは何とかロープに逃げた浪花ですが、その後のロックボトムは返す事が出来ず、そのままカウント3。
この試合でかなり会場が暖まりましたね。
第2試合 グラン浜田vsカズ・ハヤシ
30周年スペシャル記念マッチ。以前から楽しみにしてた一戦。
まずハヤシ入場。Tシャツは着ないで、メキシコで貰ったと思われる盾を手に持って入場してきました。タイツは武藤の赤バージョンみたいな感じで、髪は・・・って言うか髪、眉毛、ヒゲ、全部金に染めてたので、「なんか老けたな〜」って感じ。
続いて浜ちゃん。50過ぎてるのにあの体はスゴイですね。天龍でさえ胸板が垂れてるのに・・・
試合が始まったら、ハヤシは浜ちゃんのグラウンドに完全に翻弄されてました。切り替えしたと思ったらまた返されて脇固め、それも返したと思ったらまた脇固め・・・の繰り返し。
途中でハヤシはクランチ・ループを2回ほど出しましたが、それ以外は「浜ちゃんに遊ばれてるな〜」って感じ。
しかし、なんと途中でカシンが乱入!浜ちゃんを外から蹴ったり、ハヤシがフォールされたらレフェリーにケチつけたり、ハヤシを援護射撃。
それを利用してハヤシも攻めまくる!が、垂直落下式ブレーンバスター(持ち上げた状態)をDDTで切り返され、最後はウラカン・ラナで浜ちゃん勝利!
試合が終わると、場外のカシンが浜ちゃんを外に連れ出し、羽交い絞めにしてハヤシに殴らせ、そのまま鉄柵へ・・・と思ったら逆にハヤシが降り返され、そのまま鉄柵へ激突。するとカシンが浜ちゃんを捕まえ、鉄柵へ・・・と思ったらまたまた逆に振り返され、カシンが鉄柵へ。
浜ちゃんはリングに戻ったと同時にハヤシがマイクを取り、「おい、浜田。お前がカシンに挑戦なんて10年早いんだよ!10年後、68歳の誕生日に王座挑戦のチャンスをプレゼントしてやるよ」と言い、控え室へ・・・と思ったら今度はセコンドの浪花がマイクで「おい、ハヤシ。浜田さんはな、10年後は68歳じゃないぞ!今まだ、51歳だこのヤロー!」と切り返す。場内大爆笑!
そう言えばハヤシはいつの間にカシンと仲良くなったんですかね?前はケンカばかりしてたのに・・・
第3試合 アブドーラ・ザ・ブッチャー 相島勇人vs渕正信 保坂秀樹
早速本日のベストバウト。まあ本当のベストバウトはメインなんですが、メインを除けばこの試合が一番面白かったです!って言うか、休憩前なのに盛り上がりすぎ!!って感じでした。
まずはフッチー&保坂入場。保坂は吊りタイツからハーフタイツに変えて、髪も短く切ってました。二人が入ってくるとボール投げ開始。しかし近くにしか投げないフッチー&保坂。もっとこっちに投げろよ!
次はブッチャー&相島。ブッチャーのテーマが流れると観客総立ちでブッチャーコール!かつてのヒールもこの歳になるとヒーローになるんですね・・・驚き。
フッチー組の奇襲で試合開始。しかしすぐに逆転され、ブッチャーと相島両方とも場外に出てフッチー組をいたぶる!ブッチャーはイスを持ち出し、フッチーをとにかく殴る殴る。机も引きずり出して、フッチーの頭部に降下!リング内に戻して、今度は保坂を相島と共同作業でボコる!で、最後は地獄突き、自らロープに走って毒針エルボー!そのままカウント1、2、・・・でなんと×2フッチー蘇生!しかもその手にはゴングを叩くハンマーが・・・
さっそくハンマーの柄でブッチャーの額を殴るフッチー。保坂もハンマーを取ってブッチャーを殴る。あっという間にブッチャーの額から血が・・・って言うか、これって老人虐待じゃないの?
そしたら今度はフッチーがブッチャーを場外いろんなところに連れ回す。ブッチャーの行くところ、イスも机も全てめちゃくちゃ(笑)
ある程度連れ回すとまたリングに戻し、傷口を素手で殴ったり指を突っ込んだり・・・何か書いてるだけで寒気してきたな。今度は保坂が入ってきて、コーナーに追い詰めてブッチャーにパンチやエルボーを連打!カットしようとして入ってきた相島をフッチーがバックドロップで制裁、もはや勝負あったか・・・と思いきや、ブッチャー逆襲の地獄突き!保坂が倒れたところに毒針エルボー!!今度はフッチーも戻れず、カウント3!!!
試合が終わり、これから休憩・・・のはずが、帰ったはずのブッチャーがマイクを持って本部席の近くに現れ、「ブッチャー、バーバ」と連呼。観客も総立ちで「ブッチャー、バーバ」コール。すると今度は機嫌をよくしたのか、帰ろうとしてたのにまたもやマイクを取り「ブッチャー、バーバ」コール。お客さんたちもみんなブッチャーコール、そしてまた・・・と思ったけど、ブッチャー今度は本当に帰っちゃいました(笑)
ブッチャー恐るべし・・・観客の心をここまで掴めるとは。
休憩
リングアナが「売店で小島グッズをお買い上げになった方に、小島選手が直接サインを入れてくれます」と言った瞬間、みんな売店の前に!売店はすごい事になってました。コジは売店ではなく、入場ゲートの辺りでサイン&握手に応じてましたが、一人一人に笑顔で接してるように見えました(僕のいた位置からはよく見えなかったんで・・・)
第4試合 本間朋晃 ジミー・ヤンvsスティーブ・ウイリアムス マイク・ロトンド
際ほどの試合が盛り上がりすぎたせいもあって、比較的静かな試合でした。
先に入場したのはバーシティー。ウイリアムスは真っ赤なフード付きガウンを着て入場。フードを取ると・・・殺人医師の髪が茶色になってました。
次に本間組。本間はリングに上がる前からウイリアムスに対してすでにケンカ腰。ウイリアムスも受けて立つぞみたいな態度で応じてました。
本間組の奇襲で試合開始。ウイリアムスを場外に追い出し、ロトンドに戦いを挑む本間。しかし、すぐに腕をとられてしまう。やっぱりこの辺はロトンドの方が強いな・・・
しかし、すぐにエルボーで切り返し、ヤンにタッチ。ロトンドもウイリアムスにタッチ。ウイリアムスがラリアット打ってくるが、ヤンはそれをよけ、今度はショルダーで襲い掛かってくるウイリアムスを器用にかわし、ドロップキックで場外に突き落とす。そして場外のウイリアムスに対してポージング・・・って言ってもこっちからは見えず(泣)
そして本間にタッチし、本間vsウイリアムスへ。しかし攻めてるのは8割方ウイリアムスで、本間はそれを受ける立場。要所要所でエルボーやヘッドバットを見せてましたが、ウイリアムスのパンチが入り、本間の攻めもストップ。やはり実力差がありすぎか・・・このカード。
ロトンドも出てきて、エアプレーンスピン10回転(よく覚えてないが・・・)を本間に見舞う。本間ピンチ!しかしここはヤンが出てきて何とかカット・・・
この調子だと本間が最後はやられそうだけど、最後に負けたのはなんとヤンでした。本間救出後にトラースキックを連発してバーシティーの2人を翻弄するも、ウイリアムスのパンチが一発入り、そのままデンジャラスバックドロップ!急角度で落ちていき、そのままフォール。
試合中、相手の技を受けまくっていたのはどちらかと言うと本間の方だったのに、バックドロップ一発であっさり負けてしまったヤン。体も細かったし、もう少し筋肉つけた方がいいかも・・・
試合を見た感じでは丸藤に近い感じがするけど、丸藤もちょっとは筋肉ついてるし、ヤンも肉体改造してほしいなぁ・・・最後はセコンドにおんぶされて退場してましたから。
それにしても、本間の背中や腕に無数の切り傷や刺し傷がありました。デスマッチの時についたものだと思うけど、何かすごく痛々しかったです。
第5試合 嵐 荒谷信孝vsマイク・バートン ジム・スティール
アジア王者vsG1タッグリーグ準優勝チーム、何気に期待してた一戦。
先にバートン組が入場。スティールは藤田ミノルみたいな髪型に、バートンは短く刈りそろえて頭の上のほうを金髪にしてましたが、あれは見た感じジェロム・レ・バンナみたいでした。タイツは両選手とも同じ模様のロングタイツ。この調子だとそのうちチーム名がつきそうです。
WARアジア王者組が入場してくると、バートンが嵐に対して挑発。
これだけで終わるかと思いきや、試合が始まってもバートンの嵐に対する挑発は止まらず、むしろエスカレートする一方。フィール・ザ・パワーの途中で左手の中指を嵐に向けて突き立てて見せたり、エプロンで待機してる間も嵐に悪口を浴びせまくったり・・・
「こりゃ最後は何かあるぞ」と思ったけど、荒谷がラストライドに沈んだ後は荒谷がふらふらになりながら嵐の方を借りて退場し、結局期待してた乱闘は起こらず。何か物足りないな・・・
最後の大阪辺りで何か起こしてくれたらいいんですが・・・
第6試合 天龍源一郎 ケンドー・カシンvs太陽ケア 宮本和志
30周年スペシャル記念マッチ第2弾!見た感じ実力差ありすぎるんじゃないか?と思ったけど、その通りでした。
ハワイアンの音色が入場テーマに切り替わり、ケア組が入場。宮本はリングに上がると早速ポージング。去年よりも筋肉ついてましたね。
続いて天龍組入場。途中でカシンともめそうにあったけど、そのまま普通にリングイン・・・のはずが、早速ケアが突っかかろうとする。それをとめる宮本。
しかし、止めてるはずの宮本が先に天龍を奇襲し、試合開始。しかしすぐに天龍チョップの洗礼を浴びる羽目に。
続いてカシンと打撃戦。一歩も退かない宮本だが、少しカシンに分があるか。結局ケアとタッチをかわす。
ケアvsカシン。逆水平とエルボースマッシュの応酬が・・・って時に天龍がエプロンに立ってる宮本をイスで殴りつけ、静止しようとした京平にイスを投げつけ、京平が失神。ケアが先にフォールを決めるも、京平がダウンしてカウントならず・・・
宮本は場外でダウンしてるので、天龍&カシンvsケアの2vs1に。最初「このチーム大丈夫か?」と思ってた天龍組も試合が進むにつれ息が合ってきて、天龍がエルボースマッシュしてみたりカシンが逆水平やったり、なかなか面白かったです。
で、今度は宮本を制裁。カシンと打撃戦で互角に張り合うも、最後は飛びつき腕ひしぎが決まり、宮本タップ。勝ったものの、天龍&カシンは二人ともすぐに帰っていきました。ただ、カシンが「カシ〜ン」と叫んだ観客に向けてイスを蹴飛ばしながら帰ってましたが・・・
で、それがヤンキーに当たって、ヤンキーが「おいコラ、テメー待ちやがれ!」とかって叫んで、カシンに突っかかろうとしましたが、本間が必死に止めてました。周りの人は「オー、やれやれー!」とはやし立ててましたが(僕も・・・)、結局何事も起こらず。
ケアは宮本に肩を貸して退場。やっぱりこのカード無理ありすぎ。
第7試合 武藤敬司 ジョージ・ハインズ ジョニー・スミスvs小島聡 長井満也 奥村茂雄
コジのテーマが流れると、場内総立ちで大小島コール!奥村と長井がかわいそうになるくらいコジに声援が集中してました。ちっちゃい子どもも小島コールしてたくらいだし・・・
しかし、武藤コールはその上をいってました。曲がかかる前から武藤コール!ピアノのイントロが始まっても、それが全然聞こえないくらいの大ムトウコール!!入場してくると会場がはちきれんばかりの大ムトウコール!!!GHC準決勝の時の三沢コールも凄かったけど、この武藤コールもそれくらいかそれ以上くらい行ってたと思います。いつもなら「ジョージ〜!」とか「スミス〜」って声援が飛ぶはずなのに、今日は声援が武藤にばかり集中してました。
名前をコールされた時も、武藤とコジに対してはスゴイ声援が沸き起こったし、テープが何本も飛んできました(コジの時に紫のテープが飛んだのはちょっと疑問だが)。ジョージには赤いテープが1本飛んできましたが、リングに落ちずに向こうの席にそのまま飛んで行っちゃいました(笑)
そして、何も起こってないのに武藤コールが再び!何かと思ったら、Tシャツを投げてくれって言う合図でした(笑)
で、やっと試合開始・・・と思ったら、なんと先ほど試合を終えた天龍が登場!マイクを取り、コジに向けて何か言ってました。でも全然聞き取れなかった・・・
天龍が帰り、やっと試合が始まる・・・はずなのに、今度は小島コールが!すると武藤組が全員リングを降りる・・・と、今度は武藤コール!それを聞くと武藤がリングの中へ。完全にファミ悪のノリです(笑)
ってことで、先発は武藤とコジ。ゴングが鳴ると武藤コール&コジコールが入り乱れて、場内はものすごい状況に。みんなテンション上がりまくってます。LOVEポーズvsコジポーズのアピール合戦もとにかく盛り上がる!
次は長井vsジョージ。ジョージの張り手と長井の掌底の音がバチバチと会場に響き渡る!しかし最後は頭突きでジョージの勝ち。するとジョージがなんとLOVEポーズ!場内ジョージコール!
今度はスミスvs奥村。この勝負は終始スミスの圧勝。途中でカットが入って何とか奥村は助かってたけど、やはりグラウンドでスミスに勝つことは難しいですね。
で、今回の狙われ役はなんとコジ!右腕にテーピングが施されてましたが、また腕を悪くしたのでしょうか?ジョージのキーロック、スミスの腕殺し、武藤の低空ドロップキックも1,2発くらいはコジの右腕に当ててました。
しかし、コジはこれくらいでは負けません。ハインズドライバーを上手くかわし、コジコジカッターで切り返すと奥村がいきなり垂直落下式ブレーンバスター、続いて今度は長井がハイパーニー・空牙、フラフラになって起き上がったジョージにコジのラリアットが炸裂!それぞれの選手の必殺技を3連発で喰らったジョージに返す余力は残ってませんでした。
そして試合が終わった瞬間、場内は大小島コール!ここで天龍が入ってくるかと期待してたんですが、結局入ってきませんでした。
コジ組が去っていくと、大の字になってたジョージを武藤とスミスが起こし、退場。帰っていく武藤にも惜しみない声援が送られました。
全体的な感想
武藤加入でいろいろ言われてましたが、実際見てみるとすごく面白かったです。ケアも血の気が多くなったし、天龍はケア以上に血の気が多いし、バートンは何気に外人エースの座を狙ってるように見えたし、彼らが入ってからやはり何かが変わったような気がします。
ただ、ちょっといただけないのは、チケットが値上がりした事。今まで小中高生は1000円で入場できたのに、今回は2000円・・・倍ですよ、倍。
おかげで全財産が・・・(泣)
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