2001.10.27 全日本 ジャイアントシリーズ
日本武道館大会観戦記

投稿者:グレート・モタさん

観衆:15800人


第一試合 ジャイアント・キマラVSキム・ドク
  全日は新日と違って入場コールがなくいきなりテーマ曲が流れるので最初は全然わからず金色の装束をまとった人が出てきてもキマラとは気づかずでした。試合のほうは重量級の二人がぶつかり合ってボディスラムだけでも恐ろしい音が会場に響き渡ってました。両者とも技のレパートリーがあまりないせいか時間が経つにつれ会場は静まっていったのが印象的です。最後はボディプレスでキマラの勝利。自分的にはまあまあの内容でした。

第二試合 土方・平井・田中VS宮本・ハインズ・スミス
  この試合、二試合目とは思えないほどの盛り上がりを見せてくれました!どうやら田中人気は意外と高かったようです。それに土方のキックもさえてました。本人この頃から苦手なビールを飲み始めます。何発もの土方のキックを喰らっていた宮本ですがすぐに立ち上がって雄たけびをあげると会場は大歓声。俺が言えた立場ではないですけど宮本はいずれいいレスラーになると思います。がんばれ宮本!!

第三試合 荒谷・奥村・相島・長井VSロトンド・スティール・バートン・ウィリアムス
  第三試合としては中々豪華なカードではないでしょうか。まずは長井VSバートンで開始。飯塚を病院送りにしたキックは健在でしたがどうも決め手に欠けるものがあって、全日T2000軍団にかなりつかまってました。え〜と、、、荒谷と奥村なんですが、、、前回同様ちょっと動きが悪いというか、どうも観客も盛り上がらず蚊帳の外という感じがしてましたね。野次も「はやく相島に変われー!!」みたいな。最初に長井を痛めつけられたのが響いたようで外人チームのペースでした。まあ、カード的にも外人チームが有利かなと思いますよね。 休憩後のエピソード・・・BATTのムトさん・ケアがリング上に現れ、盲導犬協会に寄付をしてました。館内大拍手。

第四試合 全日VSWAR・一本目 太陽ケアVS天龍源一郎
  まずは立会人の紹介で元子社長登場!まさかの大元子コール!!試合方式は両陣営が立会人に出場者の名前を書いた紙を渡し、立会人が入場コール。いきなり全日代表・太陽ケアで掴みはOK!!するとWAR代表・天龍源一郎!!まさか一本目でこのカードになるとは会場全体も予想外だったようで大歓声。ボディチェック時に天龍が奇襲を仕掛けようと突っ走って行ったところにケアのカウンターキック!もちろん大歓声。序盤で天龍のノーザンも飛び出してました。天龍相手となるとケアもきついかなと思っていたのですが、そんな事はない!試合はケアのペース。このままいけるかと期待したものの、やはり天龍。トップロープからのキックにカウンターの毒霧!ノーザンにつなぎピン!

第五試合 全日VSWAR・二本目 白使VS北原光騎
  ななな、なんと人生ではなく白使!!びっくりですよ!まさか白使で出てくるとは。入場もかっこよかった!ただいただけなかったのは、白使はコーナーポストに上って一枚一枚衣装を脱いでいくのですが・・・まるでストリップ。。。北原は入場時にイスを持っていましたが、京平さんが花道に仁王立ち。京平コールも起こり、さすがの北原もイスを手放しました。え〜、試合は北原が攻めていましたがどうも白使のリズムに持っていかされてたようです。残念ながら拝み渡りは見ることは出来ませんでしたが、念仏パワーボム、曼荼羅捻りに感動!そしてこの試合のベストプレー、リング上のイスを京平さんがなんとスライディングでリング外に!最後は垂直落下系の技で白使が北原をピン!MVPは和田京平!

第六試合 全日VSWAR・三本目 アブドーラ・ザ・ブッチャーVS安生洋二
  全日代表でブッチャーとは。。。思いっきり馳先生かと思ってました。試合はブッチャーの強さと安生の面白さが光りました。基本的にブッチャーは地獄突き連発でしたが、安生が会場を笑わせてくれたので盛り上がりが欠けることはなかったです。安生の攻撃をものともしないブッチャーでしたが、セコンドの田中(将斗)を攻撃。田中が試合に乱入し、安生にメリケンサックを渡して、それを利用した安生がパンチ一発でピン!試合直後にキマラが乱入、安生はそそくさと退場し納得のいかないブッチャーはウォーリーに八つ当たり。ウォーリーをロープに振って地獄突き!(見た感じ手加減ナシでした・・・。)倒れたウォーリーになんとダイビングエルボー!!もちろんウォーリーは大の字。。。MVPはブッチャーにロープに振られてきちんと反動を利用し戻ってきたウォーリー山口!

第七試合 全日VSWAR・四本目 渕正信VS嵐
  このころ二試合目から飲み始めたアルコールのお陰で記憶が飛び始めます。薄ら覚えですが嵐の鉄柵攻撃、ボディスラムの連発で腰を痛めた渕はバックドロップにも力が入らず、終始嵐のペース。1対2で負けていた全日ですが、渕でふんばることができずにここで全日VSWARはWAR軍の勝利が確定しました。

第八試合 全日VSWAR・五本目
 川田利明VS冬樹弘道 ゴング前に冬樹から握手を求めましたが川田がそれをすかして試合開始。冬木ってあの体格でも意外と強いんですね。まあ冬木は反則も多かったですがどっちも引けをとらないいい勝負でした。この頃がアルコール波乱の山場で実はあまり覚えてないんです、すいません。。。最後はたしか川田の延髄で終わったと思います。

第九試合 三冠ヘビー級選手権試合 武藤敬司VS蝶野正洋
  残念ながらハンセン会長の姿はありませんでした。蝶野は全日T2000軍団、ムトさんはケアをセコンドに連れて入場。ゴング直後に蝶野が猛攻撃!そして噂の新技シャイニング・ケンカキック!!これは会場全体がびっくり!10分過ぎにロープを挟んでのシャイニング・ウィザードが決まりましたがこれはカウント2。試合は新日で観るムトさんと蝶野の戦いでしたが、途中ではなんとシャイニング・ケンカキックとシャイニング・ウィザードの意地の張り合い!両者とも立て膝を差し出して「来い!」と言わんばかりの攻防。両者とも手でガードしていたんですが、最後はシャイニング・ケンカキックが決まり意地の張り合いはムトさんの負け。二回のムーンサルトは不発に終わったのですが蝶野の方は二回のSTFをがっちりと決めて、ムトさんは少し動かない状態になりましたがなんとかロープブレイク!シャイニング・ウィザードは10分過ぎ以外のものは全部ガードされてました。やっべえ、また負けちゃうと思っていたのですが蝶野のケンカキックをフランケンシュタイナーで返しカウント3!ちょっと疑惑っぽい感じもしましたが蝶野ファンの連れは3カウント入ったと言ってたので問題ないでしょう。