2002.7.31 ZERO-ONE
後楽園ホール大会観戦記

投稿者:nouelさん

観衆:1800人


初めての後楽園ホール観戦でいま人気上昇中のZERO−ONEということもあり、期待でいっぱいでした。5時に会場で北側のリングサイドを買い6時ごろに会場に入りました。会場に入ると()゜ロ゜)」 ナント、トムハワードとスパンキーがTシャツを売っているではないですか!!けど時間がないので『俺ごと刈れ!』Tシャツはあきらめました(それに高かったし)。さて試合開始です。

第1試合
富豪、黒毛 VS「神風」、炭谷 
これは炭谷が富豪、黒毛に一方的に捕まり、たまに「神風」が入ってがんばるものの、いまいち「神風」の動きも悪く(あれでは火祭りに出れなかったのもうなずけます)、炭谷がひたすらがんばる展開。がんばったが最後はキャメルクラッチで炭谷がギブアップ負け。

第2試合
▽火祭りBブロック
横井 VS 佐藤
元RINGS横井宏考とアマ修斗出身の佐藤耕平の楽しみにしていた一戦です。序盤は佐藤の裏投げが何度もいい角度で決まり、佐藤が押しているように見えたのですが横井のカウンターがアゴに入り惜しくもレフリーストップでした。試合後、マイクで横井が『8.8のLEGENGに出場することが決まりました。プロレス代表として戦うので応援よろしくお願いします』で会場も大盛り上がり!!

第3試合
▽火祭りAブロック
金村 VS TAKA
みちのく時代からTAKAは応援していたので勝ってほし〜い!だが、やっぱり金村の人気はすごい!!入場のブリブラダンスで大歓声!黒田といい金村といい、FMWの選手は盛り上げるのがうまい。序盤にTAKAのケブラーダが1発出ただけで、あとは金村の場外での机攻撃といすをマット上に敷き、その上で何度もパワーボムを受けてTAKA無念の3カウント!試合後、足がフラフラで力が入らないのにも何度も金村に突っかかっていっていったのが印象的でした。昔のTAKAを見ていたのでなにか複雑でした。WWEから戻ってきてから技の多様性と危険な技を嫌っている発言をしてましたが、試合にもそれが出てました。ほとんど(トラース?)キックしか使わないし、あまり空中技も使わない。みちのくドライバーも出さなかった。なんか以前のTAKAとは違ってました、もっと勝ちにいって欲しかった!!試合後は金村が笑わせてくれました。『8.8のLEGENGに出場する横井君の応援に行くことが決定しました!しかし、大日本に行くことになり、いけなくなりました!』大爆笑でした!

第4試合
藤原、石川、関本 VS 高岩、星川、佐々木
ワルキューレの音楽がかかり、組長が入場。いまだに現役なのはすごいの一言!やはり石川には入場からブーイングの嵐でした。この試合は関本と佐々木が盛り上げてくれました。関本は新日のドームの放送しか見ていなかったのですが、実際もすごくいい選手でした。あれだけ技を真正面から喰らいながらもピンピンしてるし、パワーもあるし近いうちにエースになる逸材です。藤原、石川、高岩、星川はほとんど試合してなかったです(笑)組長なんて関本が絞められてたので、カットしようとしたら高岩に遮られ、やっと蹴散らしたと思ったら、そのまま関本を助けずに高岩を追って場外に行っちゃうし〜。『カットしろよ〜』とか突っ込んじゃいましたよ。結果的には石川が決めました。いまいちだった。

第5試合
NWA,UPW,ZERO-ONE 認定インターナショナルJrヘビー級選手権60分1本勝負
(チャンピオン) レオナルド スパンキー VS (挑戦者) CWアンダーソン
実は両者とも知らなかったです(笑)CWアンダーソンは手でC.Wと作るのがネタらしい。
スパンキーは、デカプリオ意識しまくり(だからレオナルドなんだろうけど)で入場してきます、もちろん曲もタイタニックの曲。試合では終始CWアンダーソンが攻めまくり、うまいし、強いし、面白い!最後がパワーボムをスパンキーがうまく丸め込み3カウント!これはいまいち納得いかない結果ですけど、おもしろかったのでよしとします(笑)試合後はスパンキーがタイタニックの船のシーンをCWアンダーソンに支えてもらい再現しました。

第6試合
黒田 VS コリノ
試合前のスクリーンで策士コリノがレフリーに賄賂を渡しているシーンが流され会場は大爆笑!!名前がわからないですが、外国人のレフリーがすごくいい味だしてました。試合前のコリノ親子(子供がすごくかわいい)の木刀でのポーズはなんとも微笑ましかったです。黒田も入場から歓声がすごかった!試合はコリノが始めから足を痛めてしたらしく、終始、黒田の技のオンパレードでした。コリノも黒田の技を真似てがんばりましたが、最後はコリノが丸め込まれて3カウント!!

第7試合
田中 VS 大谷
これが今日のベストバウトなのは間違いないでしょう。スクリーンで田中の試合前のコメントで『いつも一緒にタッグを組んでると下にみられるので、どちらが上かこの試合で証明したい』といって望んだ一戦です。試合は序盤から大谷が田中の額に執拗に攻撃し田中大流血!!大谷はスワンダイブ式ドロップキックからスパイラルボムとつなぐが決まらない(ボムを持ち上げるときに田中の流血が飛び散ってました)。田中はコンプリートダスト、弾丸エルボーと応戦。一身一体の攻防で最後に大谷が吹っ飛ぶような説得力十分な田中のラリアート3連発から3カウント。会場大盛り上がり!!

第8試合
橋本、小笠原、崔 VS プレデター、ハワード、ジョー
この試合は新OH砲と騒がれたが内容は不発でした。崔が選手コールのときにプレデター、ハワードに突っかかるが相手にされず、試合が開始!ハワードと小笠原の対決はハワードが後ろに手を組んでノーガードで小笠原の蹴りを平然と喰らってましたが1発いいのが顔面に入ってからハワードが襲い掛かって馬乗りパンチ、さすがにまだまだプロレスでは小笠原は不利か!?橋本にタッチしてプレデターとの対決、プレデターは大きい体格を生かしたダイナミックな攻めで日本人タッグ圧倒的不利!!どうなるのか??と思ったら橋本がジョーにDDT、橋本がプレデター、ハワードにカットさせないように小笠原、崔に指示をだすが誰も動かずにいつの間にかに3カウント。『はぁ?』いつのまにか試合が終了してました。まさか誰もカットする気配もみせずにDDT1発で決まるとも思わなかったので拍子抜けしました。

今回の総評としては、ZERO−ONEは笑いと本気が混合していてどの試合も楽しめました!直して欲しいところは、1試合目が無駄に長いところと、メインを張れる日本人の選手不足でしょう。橋本、プレデター、ハワードの超ヘビー級に対抗できる選手をどうするかが今後の課題でしょうね。それには高岩、星川がもう少しがんばらないといけないでしょうね(試合休み過ぎ!)、それともヘビーに転向する気はないのかなー?以上です。