2004年3月28日 新日本プロレス
両国国技館大会観戦記 |
観衆:10000人
〜試合前〜
昨日、行くことを決意したので、一人で行くことに。(まぁ、一緒に行ってくれるプロレスファンもいませんが…)
そしたら、塾で知り合った女の子から別件でメール来て、俺が「プロレス行く?」って聞いたら、「行きたいけど、引越しの手伝いしないといけないから、無理!」って言われて断念!
でも、ホント悔しそうだったから、また今度行くことに。(ノアを見せようと思ってますけどね。)
んで、両国へ…
チケット持ってなかったので、当日券を購入。5000円の1階升席を購入。いい席じゃん!
そしたら、知らない男の人が来て、「相席ですね」ってチケット見せながら言われたので相席スタート!
田中リングアナの試合紹介が終わり、いざゴング!
〜第1試合〜
ブルー・ウルフ、吉江豊・真壁伸也組 対 魔界1号・柴田勝頼・長井満也
柴田・長井は、マスクをかぶって入場!試合前、柳沢がマイクで吠えて、矢野も呼応して8人タッグへ。
ハッキリ言って、やめてほしい。矢野も柳沢も見たくないし、しかも決着がこの二入でついちゃったし。
真壁の女性人気の高さと、吉江の体重を使った攻撃での盛り上がりに驚きました。
最後は、柳沢の右ハイ!矢野から3カウント!
真壁のジャーマン見に来たのにぃ…
○柳沢(右ハイキック→片エビ固め)矢野×
評価 4/10〜第2試合〜
タイガーマスク 対 竹村豪氏
竹村が邪外を伴って入場。その後、タイガーが入場。
序盤は、普通のレスリング。タイガーの動きは素晴らしい!
しかし、途中から竹村の反則が出始めて、マスク剥ぎや、急所攻撃でペースをつかむ。
でもなんかイマイチな感じ。なんだかなぁ。
試合中、相席の人が知り合いの人が来たらしく、別の席に行ったので一人に!広い!
フィニッシュは丸め込み合戦からのラ・マヒストラル!
その時、さっきの塾の人からメール来てて見てたんで、知らぬ間に決まっちゃいました。
○タイガー(ラ・マヒストラル)竹村×
試合後、竹村が邪外とマスク剥ぎ。リングサイドの人と交渉して何千円かで剥ぎたてのマスクを売ってました。
評価5/10
〜第3試合・GHCジュニアヘビー級選手権試合〜
(王者)獣神サンダーライガー 対 成瀬昌由(挑戦者)
おなじみのGHCジュニアのテーマが流れ、その後、ウルトラソウルで成瀬が入場。気合を入れて、エプロンでハイ!いやぁ、プロレス会場で聞くと結構いい曲!
続いてライガー。「燃やせ、燃やせ〜…」
この試合、いい試合を期待してましたが、期待通りの素晴らしい試合でした。
成瀬がプロレスうまくなったなぁと感じました。
序盤、膝十字に苦しむライガー。クレイジーサイクロンを場外で放ち、ライガーは場外で大の字。
途中、パワーボム、掌底などをはさむも成瀬が一方的に攻める。ナルセロックをブレイクされるもカウンターのクレイジーサイクロン、ナルセロックとつなぐ!
ポジションは良かったんですが、ライガー、ブレイク。
成瀬、万策尽きたかと思いましたが…
その後、ライガーの猛攻。掌底、ライガーボム、そして垂直落下!
しかし、返す成瀬!ここで大歓声!まさか返すとは…
その後、コーナーに上るライガーを捕まえて雪崩式キャプチュード!
そして、胴締めスリーパー!長時間つかまるもブレイク。
しかし、ライガーはその後、磐石の試合展開で掌底、最後は垂直落下!
3カウント!
本当に良い試合でした。
ライガーも結構追い詰められてましたし。
○ライガー(垂直落下式ブレーンバスター→体固め)成瀬×
評価8/10
〜第4試合・IWGPジュニアヘビー級選手権試合〜
(王者)ヒート 対 金本浩二(挑戦者)
この試合、今日の全10試合の中でもっとも楽しみな試合。
なんか知らないけど、タイトルマッチのテーマができたんですね。全然どんな曲か覚えてませんが…
金本、ヒートの順に入場。金本の人気は凄いですね。花束を持って入場。ヒートは、「熱くファイト、ヒート、男だ」じゃないんですねぇ。残念。
試合はグラウンドでの展開からスタート。蹴り合いは迫力ありました。その後、金本の意表をついたドラゴンスクリュー。
途中で気付いたんですが、金本のセコンドにサムライが…。今度の後楽園でマスクを取るサムライ。じゃぁ、これでサムライ見るの、最後かぁ。
ラストサムライじゃん!
やられまくるヒート。雪崩式キャプチュードや、ファルコンアローを食らいまくる。
そして、終盤一気にサブミッション合戦へ。
まずはカウンターのハイキックからミノルスペシャルへ。腕伸びきってるのに耐える金本。そこからありえない動きでアンクルで切り返す金本。
それをまたアンクルで切り返すヒート!凄すぎです、この2人。
その後、フィッシャーマンからの逆十字で勝負に出るヒート。これもギリギリでブレイク!
その後、丸め込み合戦のあと、勝負をかけたアンクル!田中稔時代にギブアップしまくった因縁の技!これを耐えねば未来が見えぬ!
ヒートが何度タップしようとしたことか?しかし、ギリギリで耐えるヒート!ついにブレイク!その後、攻める金本!
しかし、カウンターのハイキック、そしてミノルスペシャル!
耐えた金本もついにギブアップ!王者ヒート防衛!
サブミッションの切り返し合戦は凄かったです!
試合後、2人は握手。金本がポンと背中を叩いて祝福!いやぁ、感動!
○ヒート(ミノルスペシャル)金本×
評価9/10
〜第5試合〜
ジョシュ・バーネット 対 安田忠夫
バーネットは普通に入場。しかし、安田の方は魔界がたくさん来るものの安田は現れず。
そしたら、総裁が突然「安田は出ない!」い、いきなり。唐突すぎて、面白かった。
「長井で充分だ」ってことでバーネット対長井でゴング!
長井の方がバーネットの動きに対応できて良かったです。最後、バーネットのキャプチュードからフロントスリーパー。
そこに花道から外人が!「あれ、誰だよ」皆誰かわかりません!
ケン・シャムロックじゃん!そういやぁ魔界入ったとか言ってたねぇ。
バーネットを襲って、マイクアピール。何言ってるかわかりません。
引き上げる魔界にバーネットがマイク!
何か英語で言った後、「カカッテコイ!」
そして「ドーム、オマエハモウシンデイル!」
この話は続きがあるんですが、それはまた後ほど…
○バーネット(反則勝ち)長井×
評価4/10
〜第6試合・U−30選手権試合・金網デスマッチ〜
ビジョンが小さい。見えねぇよ!立会人は山本小鉄。この試合だけ実況が入ります。よく考えたらこの試合はPPVの方がいいよなぁ。まぁ、いいや。
試合は、村上、棚橋の順で入場。村上は筑前をつれて入場。曲はなし。小鉄氏が鍵をしめてゴング!
ここでトイレに。休憩遅いなぁと思ってたらこのあとだったんですね。なんか損した気分。
最初は普通の試合。途中、村上が猛攻。棚橋を金網にぶつけて、噛み付いて棚橋流血!
そうしたら、筑前が小鉄氏を奇襲。鍵を奪って中へ。追う小鉄氏。筑前を制裁。外に連れ出す。
その後、一度閉めるもののもう一度小鉄氏が中に入ろうとした時、なんと、誰かが入ってきて村上を急襲!
エンセンだ〜!
もう笑いしか出ません。みんな笑ってます。何が決着戦だよ!エンセンと筑前を連れ出し、小鉄氏、棚橋、村上が残る。
小鉄氏が両者を見て、何か叫びます。実況の人は「終わり!」って聞こえたらしく、「終わりです」って言ってたのに闘う両者。
「終わり」って…。面白かった!
多分「ファイト!」って言ったのを聞き違えたんでしょう。まだ戦いは続きます。棚橋はジャーマンからドラゴン。場外に逃げた村上を追い、まだ攻める棚橋。
それを見た小鉄氏「それまで!」
エンセンの乱入で勝負アリ!棚橋が防衛に成功!
この試合、凄い流血戦だったのに笑いしか起こりませんでした。
○棚橋(KO)村上×
評価6/10
〜第7試合・中邑真輔復帰戦〜
先に中邑が入場。続いて天山。中邑にはバーネットがセコンドに。
序盤、張り合いや、関節技、タックルで中邑が優勢に立つもののその度に頭突きで天山がペースを握り返す。頭突きは有効ですね〜。
その後、飛びつき三角、そして流れて逆十字!あのIWGPを取られた連携です!
しかし、すり抜けて外すことに成功!
その後、ダイビングヘッドバッド、TTDを食らうも返す中邑。アナコンダバイスも耐えます。
フィニッシュは天山が寝ている中邑に攻撃を加えようとしたところに中邑が下から足を延ばして逆十字!天山タップ!
中邑の奇跡的な勝利!中邑に負けて、健介にベルトも取られた天山がここでは勝つと思ったのにまさかまさかのタップアウト!
伝わらないかも知れませんが、中邑はホントに凄いです。この選手は興行の最後に良い事言うんですが、それはまたあとで…
中邑真輔はスーパースターです。
○中邑(逆十字固め)天山×
評価 8/10
〜第8試合・IWGPタッグ選手権試合〜
(王者)鈴木みのる・高山善広 対 中西学・天龍源一郎
これもまた怪しいタイトルマッチのテーマが鳴ります。
その後、天龍組入場。いつもの天龍親衛隊のノボリが…今日は4本!
続いて、チャンピオンの入場。高山がまたぐだけで歓声が…
先発は鈴木と天龍。ロックアップをいきなりかわす鈴木。その後も天龍をバカにしつづけます。グーパンチ、逆水平の連続技もガード、かわすの連続防御で食らわず。
この試合、高山はそれほど出ず。主役は鈴木みのるです。天龍も垂直を一発出しただけ。
中西も鈴木に良い様にあしらわれます。途中アルゼンチンで担ぐもののスリーパーでかわされ、中西を最後はスリーパーで捕らえたところに高山が膝蹴り。逆落とし!
足で踏みつけて3カウント!ビビリました。この4人の中でもっとも小兵の鈴木が足で3カウント!
この人も良い選手です。
ベルトをもらったあと、「オークション!」って客の声を聞いて「オークションするか?それが嫌だったら、実力で取り返してみろ!」と鈴木。
想像ではつまらないかなぁと思ったけど、すごい面白かったです。
○鈴木(踏み付け式体固め)中西×
評価7/10
〜第9試合前〜
村上が血だらけで乱入。エンセンへの文句を吠えながら入場。その後、上井への文句にかわり、呼び出す。
そこに上井執行役員登場!散々責められたあと、
「今日の結果をふまえ、バーネット・エンセン対村上・シャムロックを…」ここで大歓声!
しかし、「ドームでやります!」一転、ブーイング!
そりゃねぇ。
〜第9試合〜
永田裕志 対 蝶野正洋
この試合を含め、タッグマッチや、中邑復帰戦は金網マッチで使ったビジョンで事前の流れを流してました。
その中で永田が蝶野に裏切られ、ないている姿を見て、客が大爆笑!まぁ、気持ちはわかります。
蝶野が先に永田があとで入場。序列がかわったのね。
試合は新日のトップ2人の試合の割りに最悪。
序盤、永田が攻めまくって、蝶野は受けるだけ。(雪崩式エクスプロイダーを5分ぐらいで出しちゃいました)
ハッキリ言って蝶野はもうダメです。選手としてはもう期待できないかもしれません。
蝶野が出した技で覚えているのは、反則を抜かしたら、ケンカキックだけ。あとはレフェリーにパイルドライバーやろうとして永田に延髄でカットされたぐらい。
最後はあっさり、ハイキックからナガタロック3。あっさりでした。
○永田(ナガタロック3)蝶野×
評価3/10
〜第10試合前〜
棚橋が入場!U−30のベルトの防衛を認められてチャンピオンベルトを受け取ってました。
〜第10試合・IWGPヘビー級選手権試合〜
スポナビの速報も出てるんで、ここではあまり書かれない裏話とかも書きますね。
まず曲がかかった時に「2001年宇宙の旅」だと思ったら、違って、ヘビーの選手権のテーマらしいです。サップのと似てるよ。
サップはデカイ!生サップは初めてですが、ホントデカイ!前にシン対シルバの巨人対決を生で見ましたが、なんかオーラがサップをデカく見せてますね。
続いて、健介の登場!大歓声!こんな人気あったかぁ、と思ったら、北斗の登場で湧いてたのね。
試合前に田中リングアナが「この試合の勝者がドームで中邑に挑戦してもらいます」ん?逆じゃないか?健介は暫定じゃないんだから!
まぁ、いいや。試合開始前にアメフト流のタックルの構えに入るサップ!(ちなみにさっきの塾の子はサップファンでボブって呼んでる)
いきなりラリアットの相打ち。健介のラリアットは全く効かない!
その後、サップがボディスラム!高いし、落とし方が凄い!これだけで湧くのはさすがサップ!
その後、ロープ際にいるサップに健介がラリアットでサップを場外へ。
ここで魔界が参戦。場外で健介を痛めつける。すると、大歓声!そう、健介にもセコンドがいた!デンジャラス・クイーン!!
刀で総裁や、4号を付きまくる。総裁に入った時はもの凄い歓声!そこに中西、天龍、蝶野も加わって大乱闘。(この3人は乱闘できるんなら試合で頑張って)
その間、サップはリングで休んでます。健介はカウント18でリングイン。流血してます。
サップはチョークスラム、ドロップキック(凄い跳躍力!)で優勢になるものの、健介が再びラリアットで場外へ。
今度は健介が攻める。鉄柱へ当てまくって、イスも使う。リングに入れた後、監獄固め!(サップには効くかも)
そして、木刀を取られた北斗が健介へベルトをパス!(愛のベルトパス)それを右腕に巻いた頭脳的かつ効果的なラリアット!
続いて、ノーザン!持ち上げられるかなぁと誰もが思ったのに、軽々持ち上げて垂直落下!
「あ〜、決まった〜」1,2…す…あ゛〜、
返しました。サップ凄い!
その後、ショートレンジのラリアットを連発!まだ返す健介!
しかし…。サップのビーストボム!ありゃ、返せんよ、絶対!
○サップ(ビーストボム→体固め)健介×
評価8/10〜全試合終了後〜
リング上は魔界だらけ。シャムロック、ノルキヤも入って祝福。と思ったら、スポナビ見たら、魔界は裏切ったんだ。
んじゃ、総裁は呆然としてただけなんだ。へぇ。
そこに中邑真輔が来たぁぁぁ!
ただ出てきただけで大歓声!
その後「「おい、ボブ。K−1とか、総合とか、よく分かんねえけどさ。調子に乗ってんじゃねえぞ。一番すげえのはプロレスなんだよ。5月3日、東京ドーム。オレが挑戦してやっから、首洗って待っとけ」
いや、凄い!用意してた言葉だとしても凄いよ、これは!マジで中邑はスーパースター!
正直、この前まで好きじゃなかったけど、今日で好きになりました。
〜総括〜
最近、ハッキリ言って、新日から離れてました。全然面白くなくてノアばっかり見てたんですね。
で、今日はカードがよかったので、行ってみてつまらなかったら、もう新日を見るのはやめようと思ってました。
結果:新日、面白い!!
ジュニアの選手権2試合と中邑復帰戦、タッグタイトルマッチ、メインはよかったです。
ジュニアはヒートがようやく金本超え、そしてアンクルに耐えたことが大きい。成瀬の成長も明るい材料です。
タッグの試合は鈴木みのるは嫌いだったんですが、見てて気持ち良いですね。最後のふてぶてしさもいいし、何より予想を覆した点が素晴らしいです。
メインは凡戦の可能性が極めて高かったにも関わらず、予想外の名勝負!どちらが勝ってもおかしくなかった感じでした。
逆にダメだった人
・シャムロック(何言ってるかわからない。知名度が低いからみんな誰かわかってない)
・エンセン(誰も呼んでない。あ〜、やっちゃったって感じ)
・天山(何度どん底に落ちればいいのか…)
・蝶野(もういいです…)
・永田(蝶野が弱いだけで永田が強いと思えなかった)
そして、中邑は凄かった!
これから、日本プロレス界を引っ張っていくのは、絶対中邑!
褒めすぎッて思われるかも知れないですけど、今日の試合とマイクを見ればそう思えます。
総合の選手相手に相手の土俵で勝てるプロレスラーは中邑しかいないかも。
マジで新日スカウト部はすげぇなぁ!
総合評価8/10(大満足!)