ノア 2004年9月23日(木・祝)
W.E.lcome to NOAH!〜東西興行戦〜
オールイースタン興行「ハチロー」

ディファ有明大会観戦記


投稿者:暇暇人さん

観衆:1800人


昨年に大阪プロレスの感想記を書かせていただいた暇暇人と申します。
しばらくROM専でしたが、東西興行行ってまいりましたので簡単な感想を。

東軍興行は北側に空き席がちらほらあり、8割程度といった埋まり具合。
西軍興行はほぼ満席の埋まり具合。
東軍興行は実験的な試合形式で、西軍興行は試合内容と罰ゲームで
どちらも3000円以上の内容を見せてもらいました。

最近ドラゴンゲートを通じてプロレスが面白くなってきたと言う
NOAHは3度目の観戦になる相方を連れての観戦でしたが、
相方もかなり満足したようで、帰りの電車の中はかなり盛り上がり、
ほっと一息です。

 

 

オールイースタン興行「ハチロー」

・第一試合 クワッド・モード・バウト
×丸藤正道vsKENTAvs鈴木鼓太郎vs○リッキー・マルビン
ラ・マヒストラル
簡単に言うと、4WAYマッチです。
丸藤・KENTA、鈴木・リッキーのタッグみたいな状況の上に、丸藤・KENTAの
仲間割れがのっかる展開。
4WAYとか複数人数の展開というとドラゴンゲートが得意としている試合形式ですが
ノアでは初めて見るため非常に新鮮。
丸藤の立ち回りのうまさに引っ張られる展開でした。
最後は鼓太郎に不知火でフォール中の丸藤をリッキーがラ・マヒストラルで横取りフォール。

・第二試合 普通のシングルマッチ
×百田光雄vs○本田多聞
回転地獄五輪パート?→体固め
タイトル通りの普通の百田さんの試合。百田さんが引っ張って、百田さんが頑張って、
百田さんが負ける試合。
最後の回転地獄五輪はスタンディングの肩固めからフロントスープレックスのように
投げをうってグランドの肩固めからフォール。
ツーで跳ね返したところを再度締め上げる肩固め。の後、肩固めを外してフォール。
イメージしにくい説明で申し訳ありませんが、こんな流れでフィニッシュです。


・第三試合 頭突き宮城一決定戦
○泉田純vs×菊地毅
頭突き三連打→体固め
入場の際に菊地選手が笹かま、泉田選手が萩の月を客席に投げて入場。
のあのあくじの当選者が選手権宣言を読み上げていました。
開始前の菊地選手のマイクでフォール前には必ず頭突きで決める事で両者が合意。
試合は菊地選手が引っ張って展開。
泉田選手が場外で折りたたみ椅子で頭をぶち抜かれ、最後は不入ドムから頭突き
二連打の上に溜めをつくっての頭突きをぶちかましてフォール。
最後は菊地選手が「ジュニアの頭突きNo.1」、泉田選手が「ヘビーの頭突きNo.1」で
めでたく両者決着です。

・第四試合 シングルマッチ 5分3ラウンド
○佐野巧真vs×トレバー・ローデス×
3R ノーザンライトボム→体固め
ルールの説明は特になかったようなので、ラウンド制以外は特になにか特徴があった
試合では有りませんでしたが、試合内容よりも選手を疲れさせるためにやったじゃないの?
と思わせる1分有るか無いかのインターバルにはお客さん苦笑。
試合は序盤は純プロレスでしたが、1R半ばから佐野選手がローデス選手をグランドで捕まえて、
ローデス選手がそれをしのぎ、単発の反撃を返すと言った展開が2Rまで延々と。
3Rに入って再び通常のプロレスモードに入り、最後はノーザンライトボムでフィニッシュ。

・第五試合 トリプル・モード・バウト
三沢光晴vs○小川良成vs×田上明
ジャックナイフ式体固め
誰がどう考えても2vs1のハンディキャップマッチなんじゃ?という予想をまるで
裏切らない展開。
田上選手の右足太ももがガッチガチのテーピングで固められているにもかかわらず、
いや、それだから?試合のほとんどを田上がどちらかの技かツープラトンを
受けている試合。
時々小川選手が三沢選手に襲い掛かるのがこの試合のアクセント。
お互いにフォールを取り合い、その都度カットに入り、最後には2人ともフォールを
譲り合うという状況。
最後はフロッグスプラッシュで田上選手をフォールした三沢選手の上からジャックナイフで
さらに上から小川選手が三沢選手を押しつぶす形でフォール。

4WAY、3WAYの実験興行の趣きもありましたが、試みはある程度の成功だったのでは
ないでしょうか?
次回があれば、この種の試合はカードで展開が透けないようにもう一工夫を
お願いしたいですが、贅沢ですかね。

 

W.E.lcome to NOAH!〜東西興行戦〜 西軍 ディファ有明大会