ノア 2003年5月10日(土)
新潟市体育館大会観戦記 |
投稿者:ダイナミックT2号さん
観衆:3000人
どうも、行ってきましたよ。今回はラッキーなことにアリーナS席の8000円のチケットをチケット余った人から5000円で譲ってもらいました。
試合開始前、後半3試合の対戦組み合わせ抽選会が行われましたが、1番人気はやはり2人のチャンピオン小橋と高山でした。特に高山人気の凄さには納得しつつ、びっくりしてしまいました。
抽選の結果、第5試合金丸&KENTAvs杉浦&鼓太郎、第6試合田上&高山&丸藤vs小川&力皇&菊地、第7試合小橋&斉藤&橋vs三沢&秋山&百田が決定しました。第1試合・・・永源遥vsダグ・ウイリアムス
初来日のウイリアムスですが、彼はノアを非常によく勉強したに違いありません。場内から「ツバの飛ばし方解るー?」という声も飛んでましたがいつも百田さんがやるのと同じようにしていました。一方永源さんはいつものようにジャイアントスイングの体勢に入りながら1回転で腰砕けに・・・。最後は回転エビ固めでウイリアムスが勝ちました。ちなみに永源さんの今日1発目のツバ攻撃は丁度、席に着こうとしていた若い女性に命中しました。合掌。
第2試合・・・井上雅央vsトミー・ドレイク
またまた初来日の選手ですがドレイクって結構大きい割(192cm、110kg)にバネがあるんですね。ドロップキックやダイビングエルボーなんかかなり良かったですよ。さしずめちょっと小さいブル・シュミットといったところでしょうか。いっぽう雅央は・・・コスチュームは変わりましたが、ファイトは相変わらずですね。試合の方は雅央がアルゼンチンで勝利。
第3試合・・・森嶋&池田vs佐野&川畑
この試合はちょっと不快感が残りました。いや試合が悪かった訳ではないんですよ。南側の2階席のファンで野次将軍と化している人達がいまして・・・。最初から彼らは野次を飛ばしてましたが、この試合・・・というか森嶋への野次は度が過ぎていたように思います。試合は川畑の頑張りで白熱した好勝負になりました。さてその川畑ですがこの試合は彼のガムシャラな面が出て非常によかったです。今まではちょっと遠慮がちな面が見えただけにこういった姿勢で上位陣にも向かっていってほしいものです。川畑の今日のパートナーの佐野ですがタイツ&リングシューズをUインター時代の物に戻してました。ただ「戻した」といってもあのモヒカン頭の佐野との組み合わせはいささか新鮮味がありました。試合の方は池田がチキンウイングアームロック(だったかな?)で川畑からレフェリーストップ勝ち。そして一連の野次に腹を立てたのか、森嶋は勝ち名乗りも受けずにさっさと退場・・・。確かにプロレス会場に野次はつき物かもしれません。しかしそれが度を越すと選手&他の観客に多大な不快感を与えるのを忘れてはなりません。今日のこの試合はその事を再認識させてくれました。
第4試合・・・本田&IZUvsスコーピオ&バイソン・スミス
この試合の私の楽しみはなんと言ってもIZUです。私、IZU見るの初めてなんですよ。さて試合ですが、いきなり笑わせてもらいました。スコーピオの乳栗攻撃。これには本田&IZUも手で×マーク(笑)。またIZUはバイソンにフルネルソンを掛けますがあっさりと切られ「ワンモア!!」これにも場内大爆笑!!そして心優しきバイソンはIZUにもう1回フルネルソンを掛けさせるべく背を向けますがIZUはそこにエルボー!恩を仇で返しております・・・。今日のスコーピオはモデスト&モーガンのKAOSのメンバーが来てないせいか「明るく、楽しい」ファイトに徹していました。パートナーのバイソンは去年暮れの小橋戦のファイトで自信を付けたのか今までより体が大きく見えました。先シリーズの小橋とのGHC戦が記憶に新しい多聞は今回出番が少なかったですが、デッドエンドや2人まとめての肩固めなどで存在感を示していました。試合は先ほどのフルネルソン事件に怒ったか(?)バイソンがアイアンクロースラムでIZUから3カウントを奪いました。
第5試合・・・金丸&KENTAvs杉浦&鼓太郎
ここから抽選で決まったカードです。金丸&KENTAは早くから険悪ムード・・・。一方新日出撃が決まった杉浦&鼓太郎は絶好調をアピール。杉浦のジュニアとは思えない力技と鼓太郎の華麗な飛び技・・・特に鼓太郎はIWGPジュニアタッグ挑戦が決まりましたが、彼なら例え敗れてもノアジュニアに鼓太郎あり・・・を満天下に知らしめる事の出来る選手だと確信しました・・・もちろんIWGPのベルトを奪ってほしいですね。またそれは杉浦も一緒です。オリンピック予選スラムでライガー等新日のジュニア勢をどんどん投げ飛ばしてほしいですね。金丸はベルトを失ったばかりで今はまだ充電期間かな・・・?KENTAはいいですね。師匠・小橋とは正反対の冷たさを醸し出しています。あのクールな感じが彼のキャラクターとして定着してますね。これは大きい事だと思います。試合の方は中盤で金丸&KENTAが仲間割れして金丸&杉浦がKENTAに攻撃を加える場面があったにも関わらずKENTAが鼓太郎をブサイクへのヒザ蹴りでフォール。試合後は金丸&杉浦が2人で手を挙げながら退場するとKENTAは鼓太郎を気使いながら退場と、試合前と全然別な構成となっていました。
第6試合・・・田上&高山&丸藤vs小川&力皇&菊地
前の試合で金丸&KENTAが仲間割れと越境タッグの難しさが現れ我等が田上と高山のチームワークはどうだろうと心配しましたが・・・その事は後で触れるとして高山の人気は凄いですね。今年に入ってノア内の高山人気がウナギ昇りですが先日のIWGP奪取はさらにそれに拍車を掛けた感じです。なんせGHC王者の小橋に勝るとも劣らない人気ぶりでした。そして田上&高山と力皇のからみは大型同士のぶつかり合いでしかできない迫力でそこにピリリとスパイスを利かせた小川のレスリング、菊地の火の玉小僧ぶり、丸藤の華麗なファイトが加わって試合は序盤からヒートアップしていきました。そしてなんといってもこの試合最大の収穫は田上&高山組でした。前回組んだ時(98年12月の武道館)はお互いのタッチすら受けない有様でしたが今日はカットプレーや連携攻撃までソツ無くこなしていました。中でもダブルのフロントキックはこの2人ならではの迫力がありました。試合の方は丸藤が不知火で菊地をピン。いやあ、田上&高山組いいなあ・・・この2人で正式タッグ結成すれば凄いと思うけどなあ。チーム・ダイナミックTなんてユニット名付けて。この2人ならGHCタッグ取れるでしょ?
第7試合・・・小橋&斉藤&橋vs三沢&秋山&百田
見所だらけのこの試合でしたが・・・やけに橋人気が凄いと思ったら誕生日だったんですね。あと小橋の入場時、大小橋コールが起きました。新テーマ「BLAZIN」になってから初めてではないでしょうか?ちなみに曲の前奏部分でコールが起きていました。この試合なんと言っても主役は百田ですね。小橋にトペを見舞って小橋のチョップにもすぐにはダウンせず胸を真っ赤にして耐える姿に私だけでなく今日新潟市体育館に来たファン全員が熱狂したのではないかと思います。また秋山vs斉藤のタッグ王者同士の対決や小橋vs三沢&秋山の攻防、秋山vs橋の師弟対決など思い出したらキリが無い程のメインでしたが私が「おっ」と思ったのは三沢&秋山の連続ジャーマンですね。この技はかつて2人が組んでいた頃(96〜97年)に頻繁に使っていた技でちょっと田上&川田あたりと世界タッグを賭けて戦っていた頃を思い出して懐かしい気分になりました。最後は秋山がリストクラッチエクスプロイダー(!!)で橋をピンフォール。試合後秋山は「橋、誕生日おめでとう。オレからのプレゼント」とマイクアピール。誕生日プレゼント→リストクラッチとは・・・橋にとって忘れられない誕生日になった事でしょう。暖かくも厳しい秋山&橋の師弟愛を見た思いがしました。
さて初めて観戦記を書いてみましたが、書きたい事がまとまらずこのような長々とした駄文となってしまいました。本当に申し訳ございません。そして読んで下さった皆様本当にありがとうございました。以上で終わります。