ノア 2003年4月6日(日)
三重・四日市オーストラリア記念館大会観戦記


投稿者:ほゆさん

観衆:1200人


このオーストラリア記念館は三重のプロレスのメッカと言うほど多くの団体が使用してますがNOAHは今回が初進出という事で(前回はメッセウイングみえ)着実に実績を残してるのかな。というのが見えてちょっと嬉しい。
会場の規模は大体5〜600人前後で満員か、というくらいの大きさ。リングと自分の席が近いのはいいけどホントにぎゅうぎゅう詰め・・・。これだったら当日自由席にした方が良かったかな、と。開始10分前で大体8割くらいの入りだったか、前回と比べるとよく入ってる。そして仲田リングアナのカード発表が終わりエアロの「dream ON」のサビが最大音量になって、試合開始です。

第1試合 川端 VS 永源
最初に断っておくべきでしたが今回メモしてません。なにせゆっくりメモとる余裕がないくらいキツキツだったので・・・。というわけで一部記憶がアヤフヤな部分がありますがご了承下さい。

さて話を変えて第1試合ですが、今回は川端が永源とのシングルマッチという事でちょっと川端のポジションに「?」だったのですが、メモ取ってなかったから詳しくは書けないけどまあ前半はやはりというか永源のいつもの唾が3発。ウチ1発はフェイントが掛かって不幸にも被弾したお方が(合掌)。まあ最後はトップコーナーに上がった永源を川端が投げて丸め込み合戦から首固めで(だったかな?)勝利。
会場のノリも結構ヨク程好く温まった試合でした。

第2試合 百田・青柳 VS 泉田・KENTA
開幕のホール以来欠場してたKENTAですが今大会より復帰しました。やはり8日の岡山大会のタッグトーナメントに出場する事を見越してでしょう。しかし左肩のテーピングからしてまだ本調子には程遠いようです。
実際試合でも先発を買って青柳と蹴り合いをやってもやや部が悪いし前半は攻め込まれてる時間が長かった。何より熱さがちょっと感じられんかったかな。それでもやはりトップロープからのスワンダイブミサイルキック等では観客に感嘆を出させる動きは持っています。試合は泉田がいん石で百田をフォール(あんまそこまでの流れは覚えてないですw)
岡山大会までに何とか完治とまではいかなくとも肩を直して欲しいですね。

第3試合 佐野・シュミット VS モデスト・モーガン
ショッパナからネタ炸裂な試合でした。まずはコール時に佐野に対して投げた紙テープが青コーナー側に架かりそれでモデストがきれ紙テープをビリビリにする、それをモデストが制止し抱擁w。
で試合開始直後にモデスト(だったっけ?)にモーガンが耳打ちしすぐにモーガンにタッチ。と思ったら今度はコーナーに下がったモデストがモーガンに耳打ちし又タッチw会場は大爆笑。ならばと佐野もシュミットに耳打ちタッチし、シュミットも又佐野に耳打ちタッチ。いつまでネタやっとんねんと思いながらも会場はこのやりとりに大爆笑。
で、開始数分後にようやく組み合い、内容はあまりはっきり覚えてませんがやっぱモデスト・モーガンはうまいです。試合内容も然り、会場の沸かし方も。お約束の佐野のレッグロックのやりとりも見慣れたのにやはり笑ってしまうし。シュミットをコーナーに投げてからの連携も(モデストがスライディングで場外に滑って後ろに回ってシュミットの足を取って倒した所にモデストの顔面低空ドロップ)。
ただやはりパワーではシュミットの方が上で中盤押されてたけど打撃の1発の重さは違いますね。そして佐野も押されまくってたシュミットから変わると一連の技から最後はジャーマンでモーガンをフォール。何か最後だけおいしい所を取ってってシュミットが少し可愛いそうだったな。

でも休憩中、握手してもらえました。

第4試合 高山・杉浦 VS 本田・橋
NWFのチャンピオンとGHCのチャレンジャー。今度の有コロの鍵を握る2人の交差がこの試合にどう表れるかという事を期待してたんですが結果からいうと思った以上に2人のカラミは少なかったです。最初杉浦を赤コーナーに投げて高山を指名したけど時間的にそれほどでもなく肩固めくらいしか印象になかったな。逆にジュニアは好闘してましたね。杉浦が放送席の机に当ててそれを「効いてないぞ!」といわんばかりにアピールする橋や高山を分断させておいてダイビングヘッドバットやゴリラーマンスープレックスを出したりとか。勿論杉浦もスピアーを当てたりしての活躍。最後は橋の裏DDTをかわしてのオリンピック予選スラムで杉浦の勝利でした。
ただもう少し欲を言わせてもらえば高山と本田の絡みを多くして欲しかったな。中盤から杉浦の援護に回ってしまったので。

第5試合 秋山・斉藤・金丸 VS 田上・池田・鈴木
この試合は内容は殆ど覚えてないんですよ。なんで印象に残った点を並べて書こうかと。
まずはやっぱコタローかな。他の観戦記でも書かれてたけどやっぱり魅せてくれるね。開始早々に金丸を場外に落として飛ぶか?と思わせたけど飛ばず。ただ足を金丸の頭に挟んで手で勢いつけて投げる技を出したし、終盤にはフライングボディプレスやライダーキックも出したし。何より回復力若いだけやって早い!中盤捕まってかなりローンバトル強いられたけどタッチして数分であれだけの技出せるんだからやっぱ若さって凄いねw。
そして斉藤と池田。両者とも打撃系中心の真っ向型という似た者同士だけに二人の絡みは熱かったですね。チョップ、キックの打ち合いにタックルの掛け合い、あまり周りの反応は少なかったけど自分は興奮したなあ。
それと秋山。今回は余り自分からというのではなくサポート役に回ったけど印象に残ったのに鈴木をボディスラム3発からエビ固めにした所があったんですよ。普通これらの技ってプロレスの基本中で派手さは無いけど秋山がやる事によってそれらの技が十分な役割を出してたしそれに対して必死に逃れたコタローも又観客から多大なシンパシーを得られた、その分もキチンと計算してるんだろうなと思った。

逆に印象薄かったのは金丸かな。勿論いつもの鉄柵ギロチンや飛びつきDDTや垂直落下式脳天砕きでフォールを取ったんだけどそれだけに終わったな・・・。自分の中ではまだ田上の方が印象に残ってたので。まだベルトを取られた事が自分の中で整理しきれてないのか・・・今度の岡山大会に影響しないか心配です。

第6試合 三沢・小川 VS スコーピオ・バレンチノ
やっぱりベルトを取られても三沢人気に翳りなし!入場口は今大会の試合の中で最多の混み具合。自分も行ってきたのでwでも三沢には触れず仕舞・・・。

で、両チームリングに揃って試合開始かと思ったけど今回もセコンドにKAOSのモーガン・モデストが付きボディチェック中にも執拗に挑発、そしてスコピとバレンチノが後ろを向いた瞬間、何と三沢組が両者を奇襲!しかも場外に落ちても襲撃は続き何と三沢が珍しくイスを手に取り、そのまま攻撃するのか?と思いきやそのイスをスコピにキャッチさせそこからエルボー!これは自分の席の近くでやってたのでハッキリ覚えてます。これでスコピが数十秒ダウン。しかしゴングは鳴らず仕切り直しという形で再びリングに上がってゴングが鳴り試合開始。
最初はスコピのネタがあったけど流れは三沢組が握ってましたね。小川とのタッグだけどマンネリとか見飽きたという意見もあるけどやっぱあの連携は見事だよ。ホントムダな動きやもたつきもなく的確に決めていくのは流石。そして小川のバックドロップからもう1度連携かと三沢がトップコーナーに上った時、ここでモデストが三沢を捕らえその瞬間にゴングが鳴らされ三沢組の反則勝ちになったけどそんな事お構いなしに襲いかかるKAOS達、三沢と小川をそれぞれ頭と足を3人で抱えてそのまま叩き落して意気揚々と退き上げてくKAOS達。

これで三沢組とKAOS組の試合は全部乱入という相性は最悪の両チーム。次期シリーズ辺りで全面戦争勃発かも。

第7試合 小橋・井上・菊地 VS 力皇・森嶋・丸藤
メイン、小橋人気というか思うにNOAHになってから小橋が三重に来るのは始めてではないだろうか?やっぱりこのメンバーの中ではとび抜けて大歓声でしたね。

試合の方は昨日のタッグマッチで奪取失敗でヘコんでるかなと思ったけど杞憂でしたね。丸藤が先発を買って出るし。というか丸藤の印象が中盤までは一番強かったですね。開始5分目辺りから10分以上捕まってましたからね。特に小橋と当たった時は何とかエルボーを数発叩き込んでも逆水平1発でダウン。菊地からも何発ゼロ戦キック貰ったか。更に井上からも御馴染みの擦り攻撃にラリアットもホントにいつフォール取られてもおかしくなかったです。しかしようやく小橋に膝への低空ドロップキックで森嶋にタッチした後が凄かった。相手側も菊地に変わったけどここで森嶋が爆発!対角線ラリアットから中央でのラリアット、更に力皇とのダブルインパクト(まさかここでこんな大技が見れるとは!)そして最後は急角度バックドロップでフォール。力皇も小橋と場外乱闘を繰り広げたし小橋もマシンガンチョップや長滞空脳天砕きをやったんだけど終盤のインパクトのデカさでは敵いませんね・・・。
まあこの試合を見た限りだと前日のダメージは微塵にも感じなかったです、寧ろ力皇のNWF戦への弾みになった様な勢いを感じました。

で今大会全体の感想ですが前回に比べると非常に満足度の高かった大会でした。日曜という事もあってか会場は家族連れやカップルが多くそれもあってか全体的に和やかなムードでした。
全試合の中にはネタ満載の試合で観客がダレないかなと思ったけど常に大爆笑が起き積極的に試合を楽しんでるという感じでした。時間も5時開始の7時半終了というテンポ良く程好い時間だったし、これだったら次回も又四日市でやって欲しいなと思いました。ただ出来ればもう少し席の幅を空けて欲しいなw



余談 
今回の観戦は父と行ったんですが父が小橋を見に行った時(自分は行かなかった)その帰り道偶然秋山に会って握手をしてもらったとか(驚愕)これが一番今日印象に残った且つ悔しかった思い出だねw。