ノア 2003年3月1日(土)
日本武道館大会 G+観戦記 |
投稿者:sf-masa
観衆:16700人
G+観戦記です。この大会、なんかいつもよりカメラの台数が多かった様に感じました。
場内が立錐の余地もないほどの超満員だったからでしょうか。なぜか観客席もよく映していました。2階席の最上段までビッシリでした。後、重低音ストンピング攻撃なんかもしっかりカメラに収めてましたねw
第1試合 20分1本勝負 ラッシャー 木村
○百田 光雄 8分47秒
逆さ押さえ込み永源 遙
川畑 輝鎮×いつもの試合ですね。ラッシャーのマイクもいつもと同じです。
注目点は永源の唾。この日はリングサイトに日テレの女子アナや福沢アナなどが観戦していたのですが、永源の唾がその新人女子アナにヒットしましたw そのくらいです。
MVPは、新人女子アナ。
第2試合 30分1本勝負 田上 明
○マイケル・モデスト
ドノバン・モーガン 15分46秒
片エビ固め
リアリティーチェック佐野 巧真
菊池 毅
鈴木 鼓太郎×第二試合も、なんとなく終わった感じの試合ですね。
前回の1月10日武道館で注目された田上が、第二試合に登場するという寂しさがあるなかゴング。
先発は、エクセレントインクがさっさと下がってしまった為、田上が渋々出ましたw
田上は、なんとなく第二試合用の戦いでしたね。
エクセレントインクと佐野のお約束なんかもありましたが、一人元気が良かったのが鼓太郎。
今シリーズの恨みか、モデモーに食ってかかっていました。最後はリアリティーチェックでピン。
MVPは、しいて挙げるなら鼓太郎。
第3試合 30分1本勝負 金丸 義信
×橋 誠 16分35秒
変形回転エビ固め丸藤 正道○
KENTA休憩前のベストバウト。というか、このカードを第三試合に持ってきたのはもったいないくらいの良い試合でした。
まず、KENTAの気迫が凄い。橋に対しても金丸に対しても、今にも殴りかからんばかりの表情。かなり良い!
しかし、KENTAは、この若さでかなりのふてぶてしさを出す事に成功しましたね。
試合は、かなりバチバチファイト。KENTAの張り手やキックが凄まじい。それに負けずと橋と金丸も反撃していましたが、正直印象的にKENTAの方が上のような感じがしました。
丸藤は、いつも通り動きが良い。最後に不知火を出そうとして防がれましたが、必殺技を防がれても勝負を決めるうまさが出てきました。
しかし、なんでこのカードが休憩前かなぁ。せめてセミセミくらいに持ってきても良いと思いました。
セミに持ってくるとメインが疲れてしまうので、セミセミが良いw
MVPはKENTA。
第4試合 30分1本勝負 森嶋 猛
力皇 猛
○池田 大輔 12分39秒
体固め
※ショートレンジ大ちゃんボンバーバイソン・スミス
スーパースター・スティーブ×
IZU土曜日の怪人IZUはアイマスクを装着して入場。それをしたまま試合をしましたw(試合終盤とりましたけどね)
この試合、なぜか森嶋がバイソン一本に攻撃をしました。ことあるごとに場外にバイソンを連れ出していましたが、バイソンにアイアンクロースラムを本部席に食らうなど、あまり良いシーンはありませんでした。
でも最後は高角度バックドロップを決めるなどして、池田のフィニッシュに貢献しました。
試合全体でみると、あまり見所の無いカードなんですが、その中で頑張っていたのがスーパースター・スティーブですね。
長期欠場していましたが、久々に見る彼の姿は以前とは違いました。体が大きくなっています。ちょっとお腹が出ている感じもしますが、その辺に気をつけてこれからも大きく成長して欲しいものです。
大ちゃんボンバーで沈んでしまいましたが、間違い無く健闘しました。
そんな訳で、今後への期待を込めてMVPはスーパースター・スティーブ。
IZUは、、、、、一番派手なのに一番印象に残りませんでした。
第5試合 30分1本勝負 ×小川 良成 6分20秒
エビ固め
※450スプラッシュスコーピオ○ スコピは、モデストとモーガンを引き連れて入場。試合途中から第4試合をしたバイソンもセコンドにつきました。この4人がチームケオス。
小川の入場時、スコピが花道で仕掛けそのまま試合開始。
試合序盤、モデモーがエプロンに立って小川になにやら叫ぶ。それを止めに入った小川のセコンド鼓太郎を二人で鉄柵に。鼓太郎をいじめますが、バイソンはこれに直接加わりません。やっぱりバイソンはいい人みたいですw
試合は、小川がスコピを花道でバックドロップ。これで延びてしまったスコピを、モデモーが二人係でリング内に入れます。
この後も小川がスコピをバックドロップ連打で攻め込みますが、急に元気を取り戻したスコピがコーナーからのダイビングギロチン→ダイビングフェニックスギロチン→450スプラッシュ2連発で完全勝利。
完敗した小川にスコピが握手を求め、小川も握手。スコピを称えますが、やっぱり裏切りラリアット。モデモーやバイソンも蹴散らして退場。花道でファッキュー&タイツを下げてのお尻見せ(アンダーをはいてましたがw)。
これに怒ったモデモーとバイソンが追いかけるが、小川は逃げる逃げるw 延髄斬りをくらったモーガンが頭を抑え、急所蹴りをくらったバイソンが股間を押さえて追いかけたものだから場内爆笑w
ここからが長いw
モデモーとバイソンが戻ってきて、スコピと退場するのかと思ったら、コーナー四方に上ってアピール、リング下のスティーブに挑発、またもスコピがリングに戻って四方にお辞儀。やっとのことで退場していきましたとさ。
試合時間よりそれ以外の時間の方が長い試合でしたw
MVPは、無し、、、かな。しいて挙げるなら股間を押さえて走っていったバイソンw
第6試合 30分1本勝負 ○高山 義廣 7分02秒
高角度原爆固め井上 雅央× このカード、去年自分が地方大会を観戦したときに組まれたカードなんですよね。
それが武道館で組まれました。試合内容は、そのときの試合+雅央のアルゼンチンって感じの試合でした。
雅央は、いつもの雅央でしたね。雅央はどこまでいっても雅央でしょうか。そんな試合でした。
違った点は、高山を担ぐ前の「よっしゃ担ぐぞ!」がいつもの50%増の気合いだった事くらいでしょうか。
最後は、50%優しいエベレストジャーマンで終了。自分が去年見た地方大会と同じ形のジャーマンでしたw
試合後、NWFに挑戦を表明している力皇(この試合の解説)に向かってマイクアピール。
「おぃ力皇、元気がいいのは俺の目の前だけじゃだめなんだぞ、おぃ!このオフしっかり練習しとけ!俺が、他で防衛戦キッチリしてこのリングに戻ってきてやる!覚悟しとけよコノヤロー!」
MVPはマイクアピールする高山。
第7試合 45分1本勝負 ○秋山 準
斎藤 彰俊 7分31秒 レフェリーストップ
※逆片エビ固めによる本田 多聞×
杉浦 貴秋山組の入場。彰俊は普通に入場、しかし秋山入場時いきなりテーマが違う。新テーマかと思いきや花道の奥から白い布を頭からかぶった白装束の選手が入場。布をとるとなんとSHURA!
しかしこれは秋山ではなかった。秋山は選手退場口(と思われる)場所からリングイン。多聞に奇襲を仕掛ける。彰俊も杉浦に仕掛け、ここで試合開始。SHURAは、ゆっくり花道を戻っていきました。
試合は、スターネスが多聞の膝を集中攻撃。えげつないまでに一点集中攻撃を仕掛け、最後は秋山が逆片エビに入った所でレフェリーストップ。
多聞も肩固めを出すなどして反撃したが、二人係で攻められては流石に勝負にならず無念の敗戦。
試合後、彰俊が次期GHC挑戦者に名乗りをあげるマイクアピールをしたが、この試合の後だけに観客の反応はイマイチ。
MVPは、SHURA。あまり注目されていないこの試合だけど、違った意味で意表をつかれました。
第8試合 GHCヘビー級選手権試合 時間無制限1本勝負 王者:×三沢 光晴 33分28秒 体固め
※バーニングハンマー
小橋が第6代王者に小橋 建太○:挑戦者 もぅ試合前からもの凄い歓声。小橋コールが入場曲が鳴る前からわき起こっています。
去年の2月17日日本武道館、小橋建太復帰試合みたいな感じです。
第7試合までとまったく別の空気が武道館を包んでいる感じです。
電光掲示板にGHCヘビー級選手権試合との文字が出るだけで大歓声・大拍手。
GHCのテーマにも満場の手拍子。爆音も復活していい感じ!
興奮最高潮、後は両選手の入場を待つのみ!この試合、実況の矢島アナも良いことをいっていますので、それもupします。
まず挑戦者小橋建太入場。GRAND SWORDが流れる中通路で目を閉じて入場を待つ小橋。
矢島「小橋建太が愛し続けた入場テーマ"GRAND SWORD"。小橋は今日この曲から卒業します。しかし、この曲が聞き納めにならない方法がたった一つだけある。それは、この一戦に勝つこと。試合後再び武道館に流れるか、GRAND SWORD」小橋のコールと共に紫の紙テープが、三沢のコールには緑の紙テープ。もの凄い量です。
ゴング前から、小橋コールと三沢コールが鳴り響く。小橋コールの方が多いか?そしていよいよ試合開始のゴング!
矢島「これからプロレスが始まります!」
両者組み合った所で、解説の高山がコメント
高山「凄いよね、ってゆーか、矢島、お前もファンも大興奮だな、これなw まぁ、それだけのものをこの二人は出すんだろうけど、昔の会社の懐メロだけにはして欲しくないね。」
序盤は、比較的静かな攻防が続く。その中で三沢が小橋の腕に狙いを定める。
腕をとった状態で三沢がエルボーにいった所を小橋がかわしハーフネルソンを狙う。しかしこれを振りほどき、即立ち上がってきた小橋をバックドロップ! 小橋は脳天から真っ逆さまにマットに突き刺さり場外エスケープ。
場外にいる小橋に向かって、三沢がトップロープからダイビングエルボー! さらにエプロンからウルトラタイガードロップ!
序盤は三沢がペースを握る。ここで5分経過。
リングに戻して、ミサイルキック。さらにフロッグスプラッシュでカウント2。そしてベイダーの腕を折った裏十字で、小橋の右腕を破壊にかかる。
何とかロープエスケープする小橋だが、三沢はさらに右腕に攻撃を集中させる。
この攻めを打開しようと、ロープに走ってダイビングショルダーを狙う小橋だが、これをエルボーで迎撃する三沢。そして再び腕攻め。
ドロップキックで小橋を場外に落とし、スライディングキック。距離が離れた所でエルボースイシーダを狙うも、小橋がこれをかわす。これを見た三沢はロープを使って一回転、場外に向かってエプロンを走ってのダイビングエルボー!しかし、これも小橋にかわされ、三沢は場外鉄柵に激しく激突!これで三沢のあごのあたりがパックリ切れ流血。
小橋が場外で三沢をハーフネルソンで投げ捨てリングに戻る。場外から戻れない三沢を見て、リング内に戻す小橋。
コーナーの金具を利用して三沢の右腕を破壊にかかる。
小橋がブレーンバスターの体制から前に落とすフェースクラッシャー。
この辺から、小橋は三沢の首に攻撃を集中させる。チョップとエルボーの撃ち合いを制した小橋が、三沢の後頭部にギロチン。そして顔面締め。
小橋が三沢を場外花道に連れだしDDT。リング内に戻してカバー。カウント2。ここで15分経過。
ここで小橋が三沢の首に袈裟切り連打!三沢が飛びついて来た所を受け止めコーナーターンバックルに顔面を打ち付け、そこからハーフネルソン2連発、そしてグランドのフルネルソンで締め上げる。
やっとの事でロープエスケープした三沢だが、小橋は攻撃の手をゆるめず、首への袈裟切りを右左と連打。膝をついてダウンした三沢に後頭部から首にかけて袈裟切りを連打する小橋。首を刈ろうという勢い。
これで表情が一変した三沢!小橋を睨み付けながら立ち上がる!小橋もチョップで攻め立て高角度バックドロップ!
バックドロップ二発目を狙う小橋だが、これを三沢が堪えて投げ捨てジャーマン!しかし小橋はすぐに立ち上がり三沢に向かっていく! これを三沢はエルボーで迎撃し、投げ捨てタイガースープレックス!!
しかし、鬼の表情で拳を握り叫びながら立ち上がる小橋建太!
三沢がローリングエルボー!それでも倒れない小橋。ローリング袈裟切り!三沢も倒れない!ローリングエルボー!小橋ダウン!
矢島「これがプロレスです! これが三沢・小橋です!」
三沢がタイガースプレックス85の体制に入る。しかし小橋が堪えてチョップ。2発目をガードして三沢がタイガードイライバーを狙う。しかし堪える小橋。ならばと声を出しながら小橋の後頭部にエルボーを連打する三沢!そこから回転かかと落とし。
改めてタイガードライバー→カウント2。ここで20分経過。
起きあがってきた小橋にタイガースープレックス85!!カウント2
三沢がフェイスロック、そして改良型フェイスロック。なんとか小橋ロープエスケープ。そして2度目のタイガードライバー→カウント2。
ここが勝負所と見た三沢がエメラルドフロウジョンを狙う。しかし小橋がこれを返しバックにつく。そのままコーナーまで三沢を押していってハーフネルソンスープレックス!! 三沢、即座に立ち上がるもフラフラ。それでも小橋に向かっていく!
ランニングエルボーを狙ったが、これを小橋がスリーパーにとらえる。そしてスリーパースープレックス!! 三沢マットに脳天から突き刺さる! それでも立ち上がる三沢、まさにゾンビ!
コーナーにもたれかかる三沢に小橋がつっこむ。三沢がこれをエルボーで迎撃。そしてセカンドロープから後ろに飛んでダイビングヘッドバットと狙うがこれを小橋がラリアットで迎撃!カウント2。
立ち上がって剛腕ラリアットを狙っている小橋。三沢が立ち上がった所に突進、しかしエルボーで迎撃。ならばとロープに走ってラリアットを狙う小橋。これもエルボーで止める三沢、しかしその場からショートレンジの剛腕ラリアット炸裂!!カウント2.5!
小橋、垂直落下ブレーンバスターを狙う。堪える三沢。ならばと場外花道へのブレーンバスターを狙うが三沢はこれを切り返し着地。逆に花道に小橋をブレーンバスターで投げ捨てる。
リング内に戻った三沢。花道にいる小橋に向かってエルボースイシーダ!ここで25分経過。
ここで、花道から場外に向かって断崖タイガードライバーを狙う三沢。小橋がこれを耐えるが三沢はエルボーを打ち、そして衝撃の瞬間、花道から場外に向かって断崖タイガースープレックス!!!!
もんどり打って場外に転がる小橋。
矢島「なにーーーー! 小橋が死んでしまうーーー!(ここで観客席に画面が切り替わる。総立ちになって場外を見つめる姿が映る) どよめいている!歓声ではありません。総立ち状態日本武道館!非常事態です。」
ここで、大小橋コール。
場外カウントが数えられる中、二人ともまだ立ち上がれない。15,,,16,,,17...18...19・・・やっとの思いで、両者リングイン!
矢島「はいったー!プロレスラーは強い!プロレスラーが一番強い!」
リングに戻った小橋に三沢がカバー、カウント2.5! そしてフラフラになりながらも立ち上がった小橋に三沢が飛び膝蹴り!これが小橋の顔面にヒット!カウント2.9!
矢島「今日、日本武道館に来たファンは大正解!」
高山「ホント大正解だな。今日はいろんな興行があるけど、ここに来なかったらアホだな」
矢島「ですね!3.1日本武道館、これが、これが本物のプロレスだー!」
三沢も小橋もフラフラ。三沢がやっとの思いで小橋を立ち上がらせるが、小橋がチョップ。ここで30分経過。
三沢、小橋の頭をつかみリング中央まで持ってくる。小橋がこれを振りほどきチョップ。三沢も逆回転エルボーで反撃!攻撃の手が止まった小橋に、もう一度逆回転エルボー!
フラフラで、後ずりロープにもたれかかる小橋。そのフラフラの小橋に三沢がエメラルドフロウジョン!!小橋真っ逆さま!
誰もがこれで決まったと思う中、三沢がカバー。1、2、しかし小橋の肩がカウント2.9で上がる!
場内、小橋コールとも三沢コールともとれない大歓声!
矢島「高山さん、一言」
高山「執念だね、小橋建太のベルトに対する執念がそうさせたんだろう」
矢島「中身のあるプロレス! ファンを裏切らないプロレス!」
三沢がタイガードライバーの体制に入る。おそらく91を狙っての体制だ。しかし小橋も最後の力でこれを堪える!
ならばと膝を当てる三沢、半分まで持ち上げるが、小橋が堪えてリバースドライバー。
両者の距離が離れて、お互いに向かって走り合う三沢と小橋。
三沢のエルボーと小橋のラリアットが相打ち! さらに距離が離れ走り込む両者!
三沢のエルボーをかいくぐって小橋の剛腕ラリアットが炸裂!!カウント2.5!
矢島「プロレスラーとして胸を張れる試合をしたい。三沢も小橋も語っていました。そして我々はプロレスファンであることに胸を張りたい!」
小橋が、三沢の頭をつかんで起こす。そして武道館の天井に向かって大きく叫ぶ!!
垂直落下ブレーンバスター!!!!!!
しかし、これを三沢がカウント2.9で返す!!!
矢島「本物のプロレスだーーーーー!!!!地鳴りがする武道館!!!(ここでカメラが地鳴りをならすファンの姿をとらえる)」
そして小橋が最後にとっておいた技で勝負を決める。
三沢をコーナーを使わないで抱え上げる小橋。小橋の最終最後の究極の必殺技バーニングハンマー!!
小橋が三沢を脳天からマットに沈め、カウント3!!!!!!!!!!!!両者とも大の字でダウンする緑のリング。
最後のGRAND SWORDが流れる中、泣いているファンの姿も見える。
矢島「2度の欠場、5度の手術、全て乗り越えた小橋が、GHCを獲りましたーー! 今日、この武道館に足を運んだ16700人だけが本物のプロレスを見ました!」
高山「時間じゃなくてね、凄かったよ。ホント凄かった。小橋建太を、これからまたチャンプって呼ばなくちゃな。」試合後、3分経過したあたりで、やっと立ち上がる事が出来た両者。
勝ち名乗りを受ける小橋に大小橋コール。観客は武道館に残ったまま。
ロープに手をかけて立ち上がろうとしている三沢に小橋が歩み寄りがっちり握手。この瞬間場内大三沢コール!
▼勝利者インタビュー
--ついにこの男がベルトを巻きました。新チャンピオン小橋建太選手です!やっと、三沢選手を相手にタイトルマッチ初めての勝利です。
小橋「ありがとうございます。」
--試合の中では場外へのタイガースープレックス、あるいはエメラルドフロウジョンもありました。よく耐えました。
小橋「もぅ何がなんだかわからないです」
--改めて、ノアになって、初めてヘビー級シングルのベルトを巻いた今の気持ちはいかがですか?
小橋「(しばらく考えこんで)・・・・・長かったです。」
--そういえば一年前は、小橋さん。この武道館のリングで395日ぶりの復活をしました。あれから一年です。
小橋「・・・・・・・(言葉につまる小橋)・・・・・・(ファンの「小橋お帰り」の声、そして大小橋コール!)」
--小橋さん、この日本武道館のお客さんは、本当のプロレスを見たと思いますよ!(大歓声)
小橋「(自分でマイクを握り)今日は、沢山いろんな試合(同日行われた他団体の試合の事)がありましたけど、今日ノアに来てくださった皆さんに本当に感謝します!(自然発生的にノアコールが起きる) アリーナのみんな、一階のみんな、二階の一番上まで、どうも本当にありがとう!」
--新チャンピオン小橋建太選手でした!勝利者インタビュー後、ZERO-ONEの外国人勢、ザ・プレデター、トム・ハワード、スティーブ・コリノがリングに上がり小橋と握手。
小橋がベルトを腰に巻きゆっくりと花道を後にする。ゲートの所で振り返り両手をあげると同時にテープ発射。
16700人が祝福するなか、小橋建太がGHC王者になった。ゲート奥の階段を下りた後、その場で倒れ込み、うずくまる小橋の様子が映っていました。それほどの激闘でした。
当サイトの常連であるspartanxさんが画像を提供してくださいました。
MVPは、ベルトを獲ったので小橋建太。でも両者にあげたい気分です。
▼インタビュールーム
--改めて、GHCのベルトを腰に巻いた今の気持ちを聞かせてください。
小橋「正直、今なんか、考えられないですね。頭が、、、考えられないです。」
--33分にも及ぶ激闘、試合の記憶はありますか?
小橋「所々ないです。時間もなにもわからなかったです。」
--花道から外へのタイガースープレックス、そしてエメラルドフロウジョン。全て返しまたが、そのあたりはいかがですか?
小橋「なにがなんだかわからないです。本当に自分の意識かわからないですけど、、、ハイ。」
--このGHCというベルトは、小橋選手が欠場中に出来て、そしてそのトーナメントを小橋選手は病院のテレビで見ていましたが、それが今自分の手元にある。それについてはどんな気持ちですか?
小橋「長かったです」
--このベルトを巡って、小橋選手を抜いたノアの選手が戦っている姿をどんな目で見ていましたか?
小橋「自分も必ずリングに戻って、その戦いに入っていくと、そんな気持ちでリハビリやってましたね」
--花道から下がる時、目に光るものが見えたのですが、こみ上げてくるものがありましたか?
小橋「そうですね。みんな、武道館見渡した時に、みんな残ってくれて、大きな小橋コールをしてくれたときに、思わずいろんな事がめぐってきましたね」
--一番強く頭に思い出された事はなんですか?
小橋「一つ二つじゃなくて、いっぱいいろんな事が、頭をめぐりましたね。ファンのみんなの応援、ホントに嬉しかったです。ホントに。こんなに嬉しい事はないです。それが一番です。」
--タイトルマッチで三沢選手に勝ったのはこれが初めてになりますが、それについては?
小橋「それは、なにも考えてないです。別に、タイトルマッチであろうがタイトルマッチでなかろうが、全力だした結果ですので、自分はその結果には納得しています。だから気にはしていません」
--およそ3年ぶりの三沢戦でしたが試合内容についてはどうでしたか?
小橋「それは見てくれたみんなが判断してくれれば良いと思います。自分自身ではわからないです。見ている人が評価してくれれば・・・」
--最後のバーニングハンマー、いつもはコーナーを使いますが抱え上げてそのままいきました。
小橋「・・・・・・・」
そのあたり、改良についてはいかがですか?
小橋「・・・・・・・(しばらく沈黙して)・・・・自分のね、、、、、足で、、、、、持ち上げたかった。みんなに、、、治ったんだよっと、いうのを、、、証明するためにも、、、持ち上げたかった・・・・」
--自分の力で・・・
小橋「・・・はい。」
--さぁ、これで第6代のGHCヘビー級チャンピオンになりました。チャンピオン像はありますか?
小橋「GHCの名前通り、崇高なる王者を目指します。その中にはグローバルというのも含まれると思いますけど。」
--試合後ZERO-ONEの外国人勢3人が上がってきました。あのときはどういったやりとりがあったのでしょうか?
小橋「彼らの目はやる気十分の目をしていたので、いつでも来いと、それはグローバルに繋がるのかもしれない。でも俺は崇高なる王者でそれを迎え撃ちます」
--次、誰と防衛戦をやりたい。小橋選手の希望はありますか?
小橋「今、そんなことは考えられないです。今やった試合で頭いっぱいで、次とか考えられないです。」
--このGHCに新たな1ページを加えた小橋選手の、また次の試合に期待します。ありがとうございました。
小橋「ありがとうございました。」
リングを後にする小橋 ベルトを腰に巻いた小橋