ノア 2003年1月10日(金)
GREAT VOYAGE'03 日本武道館大会観戦記


投稿者:チートさん


観衆16300人


第1試合
○百田・R木村 vs 永源×・川畑

えっと百田の回転エビをこらえる永源にラッシャーさんが川畑をぶつけクルッと回されて3カウントでした(笑)。
いいですね。ファミ悪の試合が第1試合にあるっていうのは(笑)。
この試合観ながら「ああ、ノア観に来てるんだなあ」っていう喜びを徐々に感じていくんですよねー。

それにしても最近のノア会場はすごくムードがいいですね。
プロレスを楽しみに来てる感じがすごくするんですよね。
12月に全日の武道館行った時には、まあ現状がそうさせているんでしょうけど、「全日本プロレスが一体今どうなってるのか」を観に来てるムードがあったんですよね。勿論自分の主観でしかないけど。というか自分がそうだったからなおさらそういう人が多いような気がしたのかな・・・。また客層もかなり異なってきてますけどね。ノアとは。

というわけで昨日もこの第1試合から結構盛り上がってましたね。
自分としては本当に、こういうムードの会場でプロレス観戦出来るのはシアワセだなあとシミジミ思いました。

 

第2試合
○志賀 vs 橋×

今宵の志賀っちタイムは第2試合、相手は復帰戦の橋・・・小橋とのタッグでないと注目度はこんなものなのよ、と突きつけられたカードなのでせうか(笑)?
ここしばらく進歩の跡を見せてきた志賀・・・今夜は橋に格の違いを見せ付けて「俺もうトップの方だもんねっ!」というやや思い込みor勘違いでもいいからそういうプライドを持った試合を見せてくれ志賀!!俺は昨年末の頑張りを見て今回は「それ行け」スレをあえて立てなかったんだ志賀!!「それ行け」言われなくても、秋山にケツ叩かれなくても行け!!行くんだ志賀っ!!!COME ON!IT’S 志賀タ〜イム♪♪♪

・・・と言いつつ橋も大好きな浮気なチート(笑)。
橋も頑張れっ(*≧▽≦)ノ!!!

橋の入場後テーマ曲に乗って特設花道を歩いて来る志賀・・・。
ハイ、今回は早くもダメ出しします(苦笑)。

志賀ちゃん・・・もっとハツラツと入場してきてよ・・・。
なんでそんなトボトボトボトボうつむきがちに歩いてくるのん・・・?
「WWE」スレで書いたじゃん・・・入場時から観客に期待させるムードを勉強して欲しいて・・・。アレ・・・志賀ちゃんに特に言ってたんだけど(苦笑)。

しかも期待はしてるんだよ、今日びの観客はそこそこキミに・・・もうちっと胸張って入場してきてくれないと・・・その辺から考えなきゃならないステージにもうキミは立ってると思いまっせ・・・!!

それと・・・何か着てきた方がカッコイイよ。ジャンパーかなんか持ってなかったっけ?後で出てくる森嶋はニューガウンになってて、結構カッコよかったしさ。
ハダカでテクテク歩いてリングに向かうのが俺のキャラだ!!とか思ってるんだったらその思い込みは色んな意味で間違ってるから改めてくれっ!!・・・と、チートは志賀のポジションを向上させたいがためにあえて苦言を呈しておきます。(←カナリ偉そうだけどw)

試合に関しても今回はあまり誉められた内容じゃなかったかなあ・・・。
志賀みたいな選手は格下の選手と闘うと色んなボロが出てしまいますねー。
格上の選手とやってる分には気迫だけでどうにか見せることが出来るけど格下選手相手だと何かしらそれ(志賀が格上であること)を分からしめる動きや雰囲気を作らないとならないですからねえ・・・。
そして志賀はそういうのが本当に下手ですねえ(苦笑)。誰と戦ってもどこか余裕がなくていっぱいいっぱいだもんなあ・・・!

要は試合を「作る」才能に欠けてるんですよね(笑)、本当に生意気な事を言わせてもらえば。その場その場で出せる技を出し、打撃合戦になればそれに付き合い、ある時間になったら志賀締めを出してしまう・・・その流れの中に志賀がその相手との試合をどんな風にしたくて何を見せたかったのか、そういうのが全く見受けられない。またそれナシでも魅せられるスキルやカラダやパフォーマンスも現状では身に付けきっていない、という非常に中途半端な状態なような気がしますね。

年末の一騎打ちの後秋山が言っていたように、確かに志賀は少しずつは良くなってるけどスピードが遅過ぎる、と言わざるを得ないかなあ・・・。

今年こそが本当の意味での正念場じゃないかと思いますね、志賀は。
年始早々シビアなダメ出しでした(苦笑)。

頑張ってくれよな〜志賀・・・!!

 

第3試合
○KENTA・杉浦 vs 佐野・コタロー×

この試合で良かったのはコタロー!!!
コタローいいですねえ・・・!観るたびに何かしら新しい技や動きを見せてくれます!
昨日も頭上を飛び越えるカタチでのフェースクラッシャーや、スタンディングの複雑な関節技を素早く決めたりして驚かせてくれました。
今のところそれらの一つ一つの技がまだ相手に重いダメージを与えるに至ってない感じですけど、それらはそういった技をどういうタイミングで、どれだけ的確に放っていけるかをこれから試合を重ねていくことで身に付けていくでしょうから今後が非常に楽しみですね♪

そしてしつこいようですがいつか『ケビンマスク』やって欲しいなあ・・・(笑)!!

一方のKENTAですけど、気のせいか今回は少し元気がなかったように見えました。
最後の打撃コンボはひと工夫してましたけどね!
いつもの打撃コンボに加えニー(?)あたりもぶち込んでおいてから、ロープの反動を利してのバク宙キック(だったと思うw)を決めてました。

KENTAと丸藤の絡み、早く観たいなあ♪

 

第4試合
○井上・力皇・泉田 vs 高山・池田・青柳×

まあこの試合は高山ですよね。高山を見るための試合です(笑)。
年末のサップ戦では敗れたものの、1・4ドームでは高坂を破り見事NWF王者となった高山!!次期シリーズは新日に参戦ということなのでしばらくはノアでの試合は観られないかも?という状況も一種のレア感を生み出し、入場時の歓声はかなり大きいものでした♪(まあその状況を生み出すことこそ高山がフリーになった所以でもあったんでしょうけどねw)しかも入場時にNWFのベルトを巻いてきた高山・・・!う〜ん・・・やっぱりこうやってファンが何を見たいのか掴んでないとね♪
コールも「NWFヘビー級チャンピオン」とコールされててよかったですよ♪

さて、チートとしてはその高山に「それ行け」力皇と自己主張を始めた多聞の正パートナーである雅央がどんな風にアタックして行くのかに注目していました。

試合は力皇チームの奇襲からスタート!!
泉田・リキ・泉田・リキと連続タックルを食らう高山!
・・・が!続けてタックルにきた泉田にカウンターのキック!!そしてリキにはニー!!!

もう何ていうか、ここまでで結構満足(笑)。
やっぱり何だかんだ言って高山はいいですねー!
「高山を観る」というのがもうそれ単独で楽しみになってますね最近は♪
そこまで自分の価値を高めた高山はやっぱり大したものですね。
自分は高山の試合を観る時はその対戦相手を応援することの方が多いんですけど、決して高山が嫌いなわけではなくて、高山という選手に相手選手がどれだけ上手に絡んでいけるかを観るのが面白いんですよね。つまりそれ程の選手になったということですよね、高山が。相手が彼を攻略するために何かしなければならない、というね。特に高山の場合はサイズが大きい、というのがあるんで尚更ですよね。

試合でよかったのはリキと高山の絡みですね!
エルボー合戦や張り手合戦は迫力満点でした!!!
ただやっぱり試合における動きの幅であったりインサイドワークに関してはまだまだリキは高山には及ばないという感じでしたかねー。
リキももう少しやっぱり色んな相手とのシングルマッチを経験していかないといけないだろうなあと思いました。

雅央は・・・いつも通りでしたね(苦笑)。泉田もかな(苦笑)。
池田は最近プチアクション起こしてるし、高山とのコンビだからもうちょっと暴れてくれるかなと期待してたけどもうひとつハジケきらず。館長はいつも通り頑張ってました!!館長は本当に頑張ってますねー。そのせいかどうか、会場人気は結構高いですよね。昨日は上下の空手着を着てました。

試合はその館長が雅央のアルゼンチンでギブ。

欲を言えばリキと高山の絡みがもう少し観たかったなあ・・・!!

試合後リング上で手を挙げる3人よりもリングを背に去って行く高山に目がいってしまったのはきっと俺だけじゃなかったはず・・・(笑)。
頑張れ!!ノア勢!!!!

 

第5試合
○小川・丸藤 vs 金丸・菊地×

さあ注目の試合!!あの・・・!あの天才丸藤が帰ってきます!!!
しかもそのタッグパートナーはあのGHCヘビー級王者だった小川!!!
さらに対戦相手はあの向かうトコロ敵無しのIWGPジュニアタッグ王者チーム!!!さらにさらに金丸にいたってはGHCジュニアヘビー級王者でもあるという豪華なシチュエーション♪♪♪

いや、実際にリングに4人が並び立った絵は豪華でしたね〜!リングがまばゆく光っている、という感じでした!(詩人w??)

試合の詳細は割愛して印象を書いていきますけど・・・まずは復帰戦の丸藤!!
まあ正直まだまだ本来の動きではなかったように思いますね。タイミングというか技のキレ、重みがもうひとつ感じられませんでした。それとスタミナもやや早めに切れてしまっていたかもしれません。
あと気になったのは、丸藤ってあんなに細かったかな?っていう部分ですかね。元々細い選手ではあったけど、さらに細く感じました。

一方の金丸・菊地はいいですね!特に金丸!!試合運び、本当に上手いし、技の出しドコロ、的確さ、エクセレントъ( ゚ー^)!!!ですね!
丸藤と金丸の差は現時点では考えてる以上に開いているかも、と思って観てました。・・・ただ丸藤は知っての通り天才ですからね(笑)。追い上げは急速だとは思いますけど。

そして小川です・・・!!
小川・・・余裕あったなあ・・・(笑)。
あえて言うけど、やっぱチート的にはたまにはこういう試合もいいけど小川のジュニア本格参戦には反対(苦笑)。強過ぎるって・・・( ̄∇ ̄;。
しかも・・・前述の金丸以上に上手いし・・・まあせいぜいジュニアタッグ挑戦までに留めておいて欲しいというのが本音のトコロですね・・・。

試合は最後小川のバックドロップ→丸藤の不知火!(いつもながら美しい技ですねー♪)→小川のバックドロップで菊地がピン!!なんとIWGPタッグ王者チームが敗れるというカタチで終わったんですけど印象的だったのはこの後で、丸藤と握手する菊地を尻目に金丸はブ然とした表情でひとりスタスタ控え室へと引き上げて行ったんですよね。
悔しかったと思いますよ。ずっと欠場してた丸藤と、ジュニアを覗きに来た小川のチームに負けたんですから・・・。02年の下半期にやってきたことが全てパーになってしまったようなものですからね。パートナーの菊地に対する怒りも当然あったことと思います。
金丸・・・絶対に丸藤や小川に負けてたまるかと今後燃えに燃えてくることでしょう・・・!!チート的にはやっぱり金丸も注目していきたいところですね・・・!!

っていうか・・・やっぱり自分はこうやって色んな選手に注目してるから自分にとってはノアが一番好きな団体であることにずっと変わりはないんだろうなあ(笑)。

 

第6試合
○多聞 vs 森嶋×

秋山に噛み付き注目度急上昇中の多聞と最近やや大人しめの「それ行け」森嶋・・・!!
多聞がどんな決意のファイトをするのか、そして森嶋はその多聞の噛ませ犬に甘んじることなく03年最初の試合で「ワイルドさ」を取り戻してくれるのか・・・!!(とりあえずコスチューム的にはワイルドさ?を出して肩から角生えてたけどw)

試合は・・・素晴らしかった!!!!
経過は管理人さんのレポート通りなのでそちらを参照してもらいたいんですけど・・・ひとつひとつの技に魂がこもっていた!!!
序盤にコーナーに詰めた多聞に放った森嶋の連続ラリアットでさえ、それだけでヤワな選手なら戦意を喪失してしまうのではないかと思うほどのハードヒット!!!
そして多聞の絶対に決めてやる!!という気迫のこもった肩固め!!!恐らく初めてプロレスを観戦した人でも、何か多聞が相手にヤバイ技を仕掛けているんだろうと分からしめるほど鬼気迫る迫力!!!
決着は・・・アレはフロントからの肩固め・・・だったんでしょうか・・・???(ちょっと分かりづらかったw)

いわゆる序盤の「流し」ナシの、言ってみればヴァーリ・トゥード的緊張感を見事に「プロレス」の中で観せてくれたこの試合、時間は短かったですけどもの凄い濃密さでした!!!

多聞も森嶋もよかった!!!スゴイ試合でした!!!!(*≧▽≦)ノ◎←二重マル!!

 

第7試合
○小橋・田上 vs 三沢×・蝶野

ついにやってきました大注目のセミファイナル!!!!
照明がおちて電光掲示板に『スペシャルマッチ』の表示が出るともうもの凄い熱気!!!武道館の温度が上がる・・・!!!!

まずは田上の入場・・・!!
かつてこれほど大きい「田上」コールを聞いたことがあったか・・・!?大・大「田上」コール!!!・・・の中いつものように(笑)田上入場!!

そして小橋のテーマ曲がかかる!!
トーゼンのことながら大・大・大「小橋」コール!!!!スゴイ!!!マジでスゴイッ!!!!!!!!!

そしてついに蝶野入場!!!
蝶野にもブーイングはなくデカイデカイ「蝶野」コール!!!!!
う〜ん・・・!確かになかなかカッコイイぞ蝶野!!!

そしてラスト!!我等が三沢入場!!!!
「ミッサーワッ!!!ミッサーワッ!!!」の大合唱インthe武道館♪!!!!

リングに並び立つ4人・・・・・なんて豪華なんだ・・・!!(感動)

場内はもう興奮のるつぼ!!!!

いや〜結構長くプロレス観てるけど・・・こんなに熱狂うずまく雰囲気って記憶にないなあ・・・!!!!としばし陶酔(笑)。

いや、プロレス会場でなくてもこんなにワクワクすることって・・・そうはないかも・・・!!と引き続き陶酔・・・(笑)。

試合の詳細は・・・書きません(笑)!!!

素晴らしかった!!!

もうその一言に尽きます。

ひとつ分かったのは、蝶野という選手がやはり一流の選手であったということ。まあシチュエーションも特別でしたが、普段ワープロで観てる蝶野とはひと味もふた味も違った!!

そして小橋はイイ!!!!
ノアに・・・プロレス界に小橋がいて本当によかった!!!!(泣)

三沢・・・もやっぱり強いねえ・・・!!でもやっぱりちょっと気を遣ってたかなあ・・・。

田上は・・・う〜ん・・・普段からもっと激しい試合をしてないと大事な時にカラダが動かなくなっちゃうよ・・・と言うに留めておきましょう(笑)。悪くはなかったですけどね・・・。

最後は小橋の滞空時間長目でかつ垂直落下式のブレンバスターで三沢が沈んだわけですが・・・かえすがえすも素晴らしい試合だった・・・!!!

まー欲を言えば小橋と蝶野の絡みをもっともっと観たかったですけどね〜!!!ま、ソレはホントに贅沢な望みということになりますので(笑)。

 

第8試合
秋山・○斉藤 vs 大谷・田中×

キョーレツなインパクトを残したセミ後のGHCタッグメイン。
多少割りを食ってしまうか・・・?と思われましたが、案の定多少割りを食った感は否めませんね(笑)。

しかし!!試合が始まると熱い熱い!!
秋山・大谷と言う現日本マットきってのイジメっ子対決(笑)はもう張り手からキックからエグイエグイ!!そして脇を固める斉藤と田中も一筋縄では行かないお二人(笑)!白熱の攻防が繰り広げられました!!!

ただ、正直安心して観てられたかな・・・。
斉藤が攻め込まれたシーンも結構あったけど、それでも秋山組が負ける、という雰囲気にはならなかったような気がしますね。

田中はもう少し体重が増えるといいですね!
大谷は・・・このまま独特の毒と個性で突っ走ってくれれば(笑)。

この試合に関しては最後アキトシが決めたのが嬉しかったですね。
戦前に色々言われてただけに(笑)。

戦後にタモマサがアピールに来たことはもうすでに皆さんご承知の通りです♪

 

 

え〜総括ですけど、もう皆さんおっしゃっているように素晴らしい大会でした!!!
やっぱりどんなジャンルの格闘技よりもプロレスが一番面白いな、と思わせるに足る内容だったと思います!!!

新日から来た蝶野は今回のノア武道館の熱をどんな風に受け取ったのかな、とすごく興味があります。

最後に・・・やっぱり言ってしまいますね・・・。

ノアのプロレスが一番面白い!!!!!

他団体のプロレスも面白い、という前提の上でもね♪