ノア 2002.12.1 月寒グリーンドーム大会観戦記

投稿者:funさん&sf-masa G+観戦記

観衆5200人


sf-masa G+観戦記

GHCタッグ選手権試合
王者組:○秋山準&斎藤彰俊 vs ベイダー&×スコーピオ:挑戦者組
(20分07秒 片エビ固め)※雪崩式エクスプロイダー

まず、メインからいきますが、この試合一言でいうと秋山が一方的に攻め込まれます。
それもベイダーだけじゃなくスコーピオに。
この試合スコーピオは何回飛んだだろう。とにかく彼の空中殺法は凄いです。
今までも凄いと思っていたけど、あれだけアクロバティックな技を的確に決めるセンス、そしてバランス感覚は驚きです。
今シリーズは、今までのプレスに加えギロチンドロップにもバリエーションが増え、驚きっぱなしです。ディファでムーンサルトからのギロチンドロップを見て驚いたが、今日の試合では、ファイヤーバードスプラッシュの形で飛んでギロチンドロップを決めていました。
彼はもっと評価されるべきですね。改めてスコーピオの良さを感じました。
難点は受けが弱いって所でしょうか。最後の最後まで攻め込んで雪崩式エクスプロイダーで敗れてしまった点はちょっと残念でした。


試合後の勝利者インタビュー
秋山「ベイダーにプロとして敬意を表します。ありがとう」
ベイダーが秋山と握手。
秋山「今日勝って、もう敵がいないんで次は大谷田中でいきます。他はなにも言ってこないんで、構わないです」
ここで志賀がマイクを持ってエプロンに立つ(雅央も便乗?してエプロンにw)
志賀「秋山!いつまでもな、お前の思い通りいくと思うなよ。こっちにはまだまだいっぱいいるんだよ! お前らの思い通りにさせねぇぞ、コノヤロー!」
秋山「遅いよバカお前ら。何日経ったと思ってんだコノヤロー言ってからアホー。やるって言ってるんだよ大谷田中と。文句あるのかコノヤロー」
志賀「こっちはやられてそのまま黙っている奴じゃねぇんだよ、コノヤロー!」
秋山「うっさい、終わりだ。お前らにもぅ構ってられるかバカ!」
秋山がそのまま退場しようとするが、まだ何か言っている志賀。それを見て秋山が
秋山「じゃ、今ここでやるか? やるかお前こい!(マットを指さす)」
志賀リングイン。秋山と睨み合った後突っかけ乱闘に突入。セコンドが止めに入るが尚も突っかける志賀。しかし秋山が志賀をあしらって
秋山「おぃ、これ今日の出来事で言っておけ」
と菅谷に言って退場。

GHCジュニアヘビー級選手権試合
王者:○金丸義信 vs KENTA×:挑戦者
(16分24秒 片エビ固め)※垂直落下式ブレーンバスター

セミ、GHCジュニアヘビー戦。
KENTAが、挑戦者らしく試合開始から飛ばしに飛ばします。
金丸が攻撃に移ったのは何分経過してからでしょうか?それくらいKENTAが飛ばしまくり。
いつもながらKENTAはいいですね。ただ試合が終わってみれば金丸に余裕があった試合と言っていいと思います。
かなりKENTAに攻め込まれていても、反撃に移るとダメージを感じさせない動きでKENTAを攻めるあたりに金丸の余裕が感じられました。
金丸は、ホント強くなっていると思います。金的などが目立ちがちですが、基本性能は間違いなく上がっていますね。
KENTAが勢いだけで勝てる選手じゃないことがよく分かりました。
試合後半に、小山の6メンで橋にやった雪崩式ファルコンアローを狙った所を返されて、そのまま雪崩式ディープインパクトみたいな形で落とされた所で勝負あったでしょうか。
その後は金丸の畳みかけで、垂直落下ブレーンバスター→ディープインパクト→垂直落下ブレーンバスターで3カウント。

タッグマッチ
三沢光晴&×佐野巧真 vs 小橋建太&○志賀賢太郎
(22分23秒 志賀締め)

第五試合 三沢&佐野vs小橋&志賀
まず一言。役者が違いますw
興行を第一試合から見ていると、三沢と小橋の役者の違いがよくわかりますw
2人のテーマがなると、会場の雰囲気がそれまでと全然違う。これが役者の違いというものか、今まで積み重ねてきた物の重さというものか。出てくるだけで場が出来上がる選手って凄い。
それと実況の方が言って気が付いたんですけど、これ小橋復帰後初の札幌なんですね。そりゃ盛り上がるわけだw

さて試合の方ですが、MVPは志賀にあげたいと思います。
もちろん100点満点じゃないですよ。減点部分もいっぱいあった。でもMVPあげます。
志賀、頑張りましたよ。そしてそれが観客に伝わりましたよ。そして勝ちましたよ。志賀、勝ちましたよ。佐野から志賀締めで勝ちましたよ。
そして、力一杯両手の拳を天上に向かって突き上げましたよ。MVPですw
悪い点としては、やはり考えずに正面から行き過ぎ。張り手合戦でも返しているけど、志賀の方が喰らってから一瞬よろめくから、結局負ける。
そして、小橋がブレーンバスターやれば自分もと仕掛ける。別に小橋と同じ事をやれと言ってる訳じゃないんだから、無理して力業にタッチ後すぐに挑まなくてもいい。この試合ではタイガードライバーの体制にも入り、結局返されてました。
それらの技を出すなとは言ってない、出すところを考えて欲しい。でも頑張ったので志賀にこの試合のMVPをあげます。
影のMVPは小橋。試合中ずーっと「志賀!志賀!」と叫んでました。
相手に捕まると「志賀!帰れ!(俺の所に自力で帰ってこいって意味ねw)」
打ち合いになると「行け!行け!志賀!!」
と、叫びまくり。
途中から少しでも志賀の近くで激を飛ばそうと、リングを降りて、エプロンから志賀に檄を飛ばしてました。
でも、殆どカットに入らない小橋。それに応えて耐え、そして勝った志賀。
良い試合でした。

あ、三沢も動いてましたよw 小橋相手だと動かないわけにいかないようですw

シングルマッチ
△森嶋猛 vs 力皇猛△
(30分00秒 フルタイムドロー)

第4試合、W2対決。
この試合MVP無し。引き分けだから。
でも試合自体は、そんなに悪くなかったです。試合内容は、小川vs力皇より良かったかもしれない。でもやっぱ結果が出なかったのは残念。
試合内容は悪くなかったけど、大いに盛り上がったかといったら、そうでもない。
タッグパートナー対決で注目を浴び、特別な試合にまで昇華させるにはまだまだ時間がかかりそうです。


とりあえず主要4試合の感想でした。
それ以外の試合は、そんなに印象に残ってないので割愛(^^;

funさん観戦記
,今日札幌大会、会場で見ていました。どれもいい試合だったと思う。
不思議だったのが,6人タッグで小川,本多,井上vs青柳,杉浦,池田の試合中に,コンビ技の失敗が小川組にあってからか、混戦のさなか井上が青柳にアルゼンチンバックブリーカーで勝利
するも,試合後,小川選手がタッグ組んでいた井上,本多につっかかり、乱闘になってしまった事があったようでした。
 メインのGHCタッグ選手権の秋山,斎藤組vsベイダー,スコーピオはスコーピオが大奮闘!
ロープワークを駆使した空中殺法で秋山を徹底攻撃し,王者組が大苦戦でした。しかし秋山粘り強く絶え,あのベイダーにエクスプロイダー!彰俊選手につなぎ,蹴りの連打で巻き返し,混戦に持ち込むもスコーピオがまたも飛び技で応酬…!しかし,トップロープに上ったスコーピオをよく見た秋山,そこで強烈な雪崩式のエクスプロイダー!この1発で3カウントを奪い,辛勝の防衛でした。
 試合後,マイクを持ち秋山選手ベイダー組をたたえ,握手。「大谷,田中は俺がやる!」と発言したところ,マイクを持った1人の男がエプロンに登場…。
 「秋山いつまでも調子こいてんな!」と挑発…。よく見ると,前の試合のタッグマッチで小橋と組み,三沢,佐野組と対戦して苦戦からの大善戦し佐野選手からギブアップを奪う大健闘をした
志賀賢太郎選手だった。
 秋山「俺が大谷とやるといったらやるんだ!文句あるのか!」とエプロンにいる志賀につかみかかり乱闘ということになって志賀がリング下に落とされ秋山組の退場で大会終了。
 志賀の秋山へ対する挑戦への意欲,秋山の大谷、田中への対戦要求もあり,今後も気がかりな展開になりそうでした。
 個人的には志賀選手は小橋ともっと話し合ってから秋山に挑発すべきだったように見えましたが、いい試合多かった大会でした。
 次回も札幌ではタイトルマッチかリーグ戦をしてほしいです。よろしく!