15:00千葉県は松戸駅で友人Iと落ち合う。友人Iは、現在私のノアファン増殖計画の被験者第一号、先日の11.14後楽園ホールに続いて、2度目のプロレス観戦である。
1.10には、被験者第二号も引き連れて武道館へ行かなければいけないため、今日の大会で、彼を純度100%のノアファンに仕立て上げなければ。強固な決断とともに、愛車で約35km離れた千葉公園へと向かう。
もちろん、目当ては「秋山VS多聞」!メインの「三沢軍VS小橋軍」の6人タッグも捨て難いが、今日は多聞を見るために生観戦さ。
道中も、もちろん「スパルタンX」や「スナイパー」を聞かせ、順調に洗脳計画は進行する。
18:20、混んでる。たかが35kmで何故こんなに時間が掛かるんだ。年末に工事を集中させるな、道路公団。俺のMDも終わっちまったよ。せっかく、最後の「サンライズ」で俺の魂は最高潮だったのに。
試合開始は、6:30なんだよ〜。始まっちまうよ〜。
あと2kmだというのに、全然車は進まない。最悪、第一試合は見れなくても構わないから、マイクだけは。ラッシャーのマイクだけは、聞かせてくれ!!
何とか、間に合いました。駐車場が分からなくて、ちょっと時間をロスしましたが、百田のテーマ曲が流れる中、無事会場入り。ギリギリ、第一試合を見ることが出来ましたとサ。
地方大会は初めてですが、やっぱり東京とは雰囲気が違うものですね。
ガラの悪いのが、多すぎる。でも、彼らもノアファン、プロレスファンなんだ。きっと根はいいヤツばかりさ。
今回2F自由席での観戦でしたが、まるでヤクルトの外野席みたいでしたね。前のカップルはいちゃついてるし、隣の中学生3人組はプロレス技を掛け合っているし。ビールを飲みながらの観戦が似合う感じ。
ベンチに悠々と座ることが出来たので、その点だけは後楽園やディファよりもいいかな。でも、所詮は体育館。ライトアップもなければ、音響も割れている。きっと、使用料も安いんだろうな。こういう地方大会で稼がなければ、営業というものは成り立たないのであろう。う〜ん、勉強になるなァ。
第1試合
×百田 VS ○永源
(7分22秒、逆さ押え込み)
第一試合は取りたてて、触れるところはありません。どうも観客も一見さんが多いらしく、永源に絡んでくれるお客さんもいない。永源の試合は、積極的にいじらないと・・・。ジャイアントスイングも8回ぐらいでした。大阪では、23回も回したのに。
さて、期待のラッシャーのマイクです。「こんばんわ。寒くなりましたね。。。。。。。」
どこかで、聞いたフレーズだ。おいっ、後楽園開幕戦と同じやんけっ。ラッシャーさんて、マイクパフォーマンスを使い回してたのね。
追伸。最後に「メリークリスマス」が付いているところだけ、後楽園と変わっていました。
第2試合
池田、○井上 VS ×青柳、森嶋
(15分31秒、アルゼンチン式背骨折り)
遅刻して行ったお陰で、カードが全然分からない。テーマ曲が鳴って、ようやく誰が登場するのか、分かる感じ。これはこれで新鮮でいいな。
おっ、雅央だ。まあ、多聞のシングルが決定しているのだから、この辺で出てくるのが順当だな。第2試合だから、タッグだと思うけど、誰と組むんだろう。おおおっ、大ちゃんだ。ビミョー。可哀相だな、大ちゃん。なんか、雅央のせいで、消化試合って感じ。まあ、大ちゃんならば、きっといつものバチバチファイトを見せてくれるに違いない。
相手は誰だろう。館長だ!館長、人気あるなー。パートナーは、モリシだ!復活したんだ。目は大丈夫なのかな。
よし、モリシと大ちゃんに期待しよう。
結果から言うと、やっぱりつまらなかった。原因は明確。雅央です。雅央が出ているだけで、いつもの第2試合になってしまう。何とかしてくれ、雅央よ。
他の3人は良かったんですよ。館長は、声援を受けて頑張っていたし。雅央と池田に集中攻撃をされて、一人で奮闘していたし。モリシはスーパーヘビーのパワーを見せつけたし。館長が、雅央と池田に連続で回し蹴りを決めたときなんか、最高でした。結構、池田は攻められていましたね。
試合は、モリシと池田が場外で争っているうちに、雅央が担いで決めました。
第2試合が終わったら、もう休憩でした。休憩早いなァ。
飲み物でも買いに行くか。おおっ、モデモーがサイン会をやっているではないか。モデストって、あんまり大きくないんだな。サインは欲しいが、Tシャツを買う余裕はない。仕方がない。我慢しよう。男には、何かを捨てなければいけない時もあるものサ。
第3試合
モデスト、○モーガン、B・スミス VS ×菊地、泉田、田上
(19分14秒、SAYONARA→片エビ固め)
さて、第3試合は誰が出てくるのかな。おおっ、モーガンだ!あんた、さっき会場入り口でサイン会してたじゃんかよ。瞬間移動かよっ。ちょっと、ビックリ。モデストは、相変わらずのスマイルを披露。この間の後楽園のモデストは、ちょっと怖かったもんな、声が掛けられないくらい。今日は、どんな試合を見せてくれるんだろう。
モデスト、モーガン、B・スミス VS 菊地、泉田、田上
またも、ビミョーなカード。最近、組むことの多い外人チームに菊地がどれだけやられてしまうのか、そのやられっぷりを見るだけの試合です。でも、伝え聞くところによると、ディファで田上火山が噴火したらしい。期待していいのか、田上。入場シーンのお前からは、やる気のなさげな雰囲気しか感じられないぞ。
いかん。試合の流れが全然思い出せない。やっぱりメモらないと駄目だね。印象に残ったところだけをお伝えしましょう。
タイトル戦を意識してか、先発を買って出る。相手はスミス。モデモーに出てくるように挑発。スミス、モーガンに交代。そして、試合開始。開始早々、菊地のエルボーが炸裂!気合入ってるね、菊地さん。
モーガン、何とかコーナーに逃げ、スミスにタッチ。
菊地、慌てて逃げた〜っ!
いや、そんなに崩れるように逃げなくても。
とにかく、菊地は泉田にタッチ。泉田とバイソンの力比べです。ロープに走るバイソンのタックルを何度も受け止める泉田。さすが、泉田。体はふた周りぐらい小さいのに、全然負けてないぜ。今日の泉田は悪くない。後は田上だけだ。俺にも、活火山の田上を見せてくれっ。
見られませんでした。まともな技はハイキックのみ。なんか、エプロンから飛ばされるところしか、記憶にないよ。エプロンに戻ったと思ったら、また飛ばされる。菊地を救出しようと重い腰を上げると、飛び込んできたモデストに突き落とされる。その繰り返し。
試合自体は、外人チームのコンビネーションの勝利です。田上、泉田が場外で捕まっている間に、モーガンが菊地から取りました。
試合後ももちろん、外人チームは菊地を痛めつけようとしていたのですが、田上が場外から菊地の足を引っ張って助けてしまいました。こんな時だけ、動きが速いな、田上。よけいなことを。
第4試合
×川畑輝鎮 力皇猛 VS ○スコーピオ ベイダー
(5分47秒 TCSS )
おっ、この軽快な音楽はスコピだっ。第4試合からスコーピオか。豪華だな。まさか、ベイダーとのタッグということはないよな。でも、会場のノリが悪いなァ。
えっ、嘘。ベイダーだ!おおっ、大歓声だ。さすがにベイダーは人気があるな。見た目にも強そうだもんな。
秋山のシングルが決定しているということは、相手は彰俊か?秋山抜きのタッグは苦しかろう。橋は欠場だから、金丸。いや、死んじゃうって。だれだろう、あと残っているのは力皇か。え〜、でも彰俊と力皇のタッグって、どうなの。意味がない。
と、思っていたら、川畑だ!!すっかり存在を忘れていましたよ。この掲示板でもほとんど話題に上がらないもんなぁ。川畑とベイダー、これもビミョーだな。
タッグパートナーは誰だ?力皇だ。でも、結果は見えちゃったな。川畑よ、がんばってくれ。
早っ。5分47秒、スコーピオのTCSSで川畑がギブアップしてしまいました。予想通りとはいえ、早すぎる。折角、力皇が救援に来たのだから、もう少し頑張っても良かったのに。
どこかで、ベイダーと力皇のシングルでも組まれているんですか。(勉強不足で申し訳ない)異様にベイダーが力皇を意識していました。場外に連れ出して、客席のイスの中に力皇をハンマースローで放り投げていました。まあ、そのお陰でスコピは楽にギブアップを取れたんだけど。
試合後、ベイダーがマイクを持って、秋山と彰俊を呼び入れる。試合を控えた、秋山と彰俊が入場。ベイダーが何かを言っているのだが、残念何言ってるのか、さっぱり分かりません。もう少しヒアリングを勉強しておくんだった。かろうじて「I promise you」って言ってるのは分かったから、必ずベルトを獲るとか言っていたんだろうね。
そんな私の心を秋山が代弁してくれました。「何言っんのか、さっぱり分かんねーよ。とにかく、札幌でその汚いケツを蹴っ飛ばしてやるって言ってんだろ、このシロブタ!」
ベイダーにも日本語だから、意味は通じていないはずなんだけど、悪口って万国共通なのね。意図は伝わったみたい。リングサイドで激しい乱闘。うわっ、可哀相。泉田がハンマー喰らってる。ベイダーこえ〜。リングサイドにいなくて、良かった〜。今日は、調印式の時にベイダーを止めてくれたジョーさんはいなかったけど、何とかベイダーは落ち着き、秋山もTシャツを破かれるだけで済みました。
でも、この乱闘が、本田戦に少なからず、影響を与えたことは確かでしょう。
第5試合
○金丸、斎藤 VS ×杉浦、小川
(18分11秒 飛びつき前方回転エビ固め )
このカード以降は、予め雑誌で見て知っていました。見た瞬間から、杉浦・小川のタッグが「?」です。だって、仲悪いじゃないですか。
でも、普通の立ち上がり。スギも小川も試合巧者ですね。うまいこと、レフェリーを使って、金丸を孤立させ、えげつない右膝狙いを繰り返していました。小川と杉浦の連携は良かったですよ。
ふと思ったけど、小川は分かるけど、なんで杉浦ってあんなに試合運びがうまいんだろう。プロレス初めて、まだ2,3年ぐらいだよね。オヤジだからか。ノーフィアーと組んでいた時にリーダーにでも習ったのかな。
結局。終盤、杉浦のスピアーを金丸が避けたせいで、小川に誤爆。杉浦が金丸を攻めようとしたところを、飛びつき前方回転エビ固めでピンを取られてしまいました。
試合後、怒った小川が杉浦をバックドロップ。杉浦は、八つ当たりで金丸にスピアー。
やっぱり、仲悪いのかなぁ。小川がWAVEを離れて、杉浦、池田あたりと組むというのも面白いと思うんだけどな。
第6試合
×秋山 VS ○多聞
(4分05秒、回転地獄五輪パート1)
開始早々、デッドエンドからSTFに移行。ようやくロープに逃れた秋山は、左ひざへのローキックから、低空ドロップキックへ。場外に逃れた多聞を追って、鉄柱を使って更に左ひざを痛めつける。
その後、セコンドの雅央に気を取られている、エプロンサイドの秋山へリングからスタンディングの肩固め、リング内に引きずり込みつつ、デッドエンドへ。
そのまま、回転地獄五輪パート1でフォール。初めて見ましたが、良く分からない技でした。
試合中の秋山は、かなり雅央を意識していた様子。多聞とも中途半端な試合になってしまったので、納得いかなかったのでしょうね。かなり荒れておりました。
第7試合
×コタロー、佐野、三沢 VS ○KENTA,志賀、小橋
(21分54秒、ブサイクヘのヒザ蹴り→片エビ固め)
チートさん、志賀の出番だよっ。今日の志賀は活躍してくれるかな。期待と不安でいっぱいのメインです。
驚きましたね。入場シーンで小橋コールが起こらない。千葉のみんな、小橋だよっ。小橋が入場しているんだよ。小橋コールで迎えようよ。地元として、俺は悲しいよ。小橋コールをしようよ〜。と泣いている間にも小橋はリングイン。
嫌な予感がしている間にも「スパルタンX」が・・・。まさか三沢コールも起きないのか。安心しました。三沢コールは起きました。でも、会場全体からではありません。かなり、不完全燃焼です。だれかプロ野球の様に私設応援団でシリーズを一緒に廻ってくれるようなファンはいないものでしょうか。
いつもながら、コタローとKENTAの試合は良いね。初心者ファンが見るのならば、一番良いのではないでしょうか。ちびっ子も大喜びです。
コタローとKENTAのスピーディーな攻防から、三沢がタッチを要求。会場からは小橋コール。小橋もタッチを求め、この試合三沢との初遭遇。
バチーン。今日も逆水平の音が響き渡る。三沢もエルボーで返す。一転して、ヘビー級の攻防へ。やっぱり、早くこの二人のGHC戦が見てみたいですね。
場外へ落ちる小橋。飛ぶのか、三沢が飛ぶのか。
チートさん、志賀がやってくれましたよ。スイシーダを敢行しようとした三沢に対して、志賀がラリアットでカット。ナイスだ、志賀。でも、その陰で佐野がトペ。
志賀は良かったですよ。中盤、志賀締めで決まると思ったぐらい。未だにタイトル戦の士気を継続中です。燃える男、小橋の影響なのか。ZIZOのパワーなのか。何にせよ、このレベルを保って、ノアを牽引してもらいたいものです。
対して、問題なのは佐野。自分の仕事はしているのでしょうが。それ以上の事はしない。このままでは、KENTAに負ける日も近いのではないでしょうか。試練の10番勝負が必要です。
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