ノア 2002.7.6 静岡ツインメッセ大会観戦記

投稿者:MASSIさん

観衆:2300人


今日は小橋が第一試合に登場ということで、1時間前には到着して若手の練習でも見れればラッキーと思って行ったら、バイパスは工事中で渋滞だわ、仕方ないからかなり前で降りて下道を行ったら道が分からず迷いまくるわで、到着したのはなんと試合開始5分前!!こんなに焦って運転したのは初めてかも…。なにしろ第一試合を見逃すのはメインイベントを見逃すより大きな事なので。。
入りは昨年より1〜2列多く、また試合開始時から結構集まっており、ここでも小橋効果が確認できました。ここのところ6〜700人くらいの地方大会ばかり見ていたので…。といっても観客数は実数で1000人弱くらい。近くのグランシップでK-1をやった時には大したカードではありませんでしたが6000人入ったそうですからさすがに寂しい気がします。

さて、注目の第一試合ですが、2月の武道館では大歓声で全く聞こえなかった「GLAND SWORD」のニューバージョンがじっくり聞けました。といっても、結構な小橋コールも起こり、また観客のノリの結構よかったので東京からの常連組の遠征もあったのかもしれません。かわいそうなのは対するスーパースターとスリンガーで、観客のほとんどが赤コーナーに行ってしまったので非常に寂しい入場。まあ、それも仕方ないか。。
昨日もしたそうですが、今日も小橋は足元をしっかり確かめてからリングにジャンプイン。とはいえ、着地時に足元を気にしていましたので、やはり多少無理をしているようです。
試合は、スーパースター受難の巻。小橋の水平チョップをもろに食らって体中真っ赤になってました。超滞空ブレーンバスターの時間もかなり長かったです。また、小橋に触発されたのか、全レスラーとも当たりがいつもより30%増しくらいでした。
また、鼓太郎も小橋の激を受けて奮闘して、かなり白熱した試合は、小橋がスーパースターにハーフネルソンスープレックス(そいつにその技はないだろうと思いましたが…)から、ダウンしている試合権利のある鼓太郎を引きずってきて覆いかぶせるものの、なんとかキックアウト。そうだ、地力で勝ちとらねば意味がない。ということで、復活した鼓太郎が肩の上に飛び乗って、そこから前に倒れる形のフェースバスター(スカイダイブインパクトとか…)でピン。凄く喜んでいましたが、もしかして自力初勝利?小橋はその後四方に礼をして帰っていきました。
注目の小橋の調子ですが、攻められる場面はほとんどありませんでしたが、やはり膝の調子はまだまだの模様。キチンシンクをかけた時ひやひやしましたが、そう思われているうちはまだまだですね。とりあえず第一線に戻るにはまだまだのようですが、じっくりとやっていってもらいたいです。
小橋&○鼓太郎(スカイダイブインパクト)スリンガー&●スーパースター

第2試合
木村&●百田(雷電ドロップ?)○泉田&永源
いわゆるファミ悪(笑)。地方では大うけでした。最後は泉田が座り込むような形でピン。雷電ドロップ?

第3試合
○ 池田(大ちゃんボンバー)●KENTA
何気に隠れ好カード。キャリアでは圧倒的に大ちゃんだが、KENTAが最近めきめき力をつけているのでどこまでやれるか。
試合はKENTAが掌抵とローキックのコンビネーションで攻めれば、大ちゃんはエルボーとローキック、そして右ストレート(反則)で反撃。バチバチの好ファイトになりました。最近KENTAが目指すと言っていた新スタイルとはこれのことだろうか?KENTAの攻めは非常にスピーディーで大ちゃんにも引けを取らないばかりか、威力も互角といっていいほどでした。最後は地力の差が出て、強烈なバックドロップからこれまた強烈な大ちゃんボンバーで負けましたが、今後に大きな期待を持たせるものでした。

ここで休憩ですが、売店でモデモーがサイン会をやってました。
その他に気付いたことは、マットのロゴからX-BOXが消えていて、代わりにスクゥエアの横断幕があったこと。あと2人いた練習生がいなくなっていたことですね。そういえばゴディJRも見ませんでしたね。新人の確保が再優先事項です。

第4試合
多聞&●ヨネ(膝蹴り)○高山&杉浦
これまた注目のメンバーが集まりました。プライド帰りの2人に伸び盛りのヨネ。唯一高山に個人的勝てるのではないかと思う多聞と面白いメンバーです。
高山は一人でノーフィアーの曲で入場(杉浦は構成員ではないらしい)。また、顔にもダメージらしき跡は見えませんでした。試合は高山の地方大会モードが爆発。当たりは激しく、リアクションはでかく。とにかく地方のファンの心をつかむのがうまいです。対するヨネも受けがはでなので、試合は非常に盛りあがります。最後は乱戦の中、ヨネが観客にアピールして高山にダイビングギロチン。杉浦がカットでヨネを投げて、フラフラと起きあがったところに息を吹き返した高山の「ヨネ、コノヤロー!!」の怒りの膝蹴りがもろにアゴにヒット。場内も静まり返る一撃で勝利しました。しかし、大森の不在は全く感じさせませんでしたね。

第5試合
○ 森嶋&力皇(バックドロップ)モデスト&●モーガン
この試合はタッグトーナメントでモデモーが勝って、前シリーズでW2が勝って1勝1敗、3度目の対決ですが、W2は以前と違い負けるわけには行きません。ということで試合は圧倒的なW2ペース。しかもそのまま圧勝してしまいました。モデモーもモーガンをモデストが例の倒立雪崩式フランケンで相手の上に落とすという新しいコンビネーションがあったものの、モデモーの攻撃は皮は切っても骨までは到達せずというような圧倒的な差がありました。最後は例によってものすごいバックドロップでピン。だけど、W2にはもっと高い壁が必要だと思います。

第6試合
秋山&金丸&●橋(よっしゃ担ぐぞ!!)田上&○雅央&菊地
試合前、橋はいつものTシャツの下に田植えTシャツを着て、それを踏みつけて挑発。試合は予想どおり、その橋の試練マッチへと。。というのはいいのですが、なんか秋山軍はこのメンバーだといつもこういう展開になってしまうような…。試合は白熱しますが、秋山の出番は少ないし、展開がいつも同じになってしまいます。この辺はシャッフルユニットが必要かもしれません。今日一番印象に薄いので少し厳しめに。

第7試合
小川&三沢&○佐野(垂直落下ブレーンバスター)ベイダー&スコーピオ&●スミス
本日のベイダーはお怒り気味。タオルを振りまわして観客を叩いて回ってました。例の事件(飲酒運転)のせいでしょうか(笑)?
試合は三沢組が非常にスピーディーに連携して外人組にペースをつかませません。今までこの6人タッグで三沢&小川の連携は結構ありましたが、今回は三角連携になっていました。しかし、スミスはせっかくのチャンスなのに、ものすごくあっけなく「えっ!?」という感じで終わってしまいました。以前の佐野とのシングルマッチの時もあっけなさ過ぎたし、もう少し他の選手のいいところを真似できるようにしないと。試合後、スコーピオが小川にタイトルをかけて一回試合をやろうというようなアピールを小川にしていました。小川VSスコーピオでヘビーのタイトル戦。う〜ん。。

なんか、最後の方に来て少しあっけない部分もありましたが総じて満足度は高かったです。第一試合で小橋が会場を暖めていたので、その後の試合でも観客のノリがよく、改めて第一試合の重要性も感じました。
だけど、やはりプロレスは生に限りますね。見に行けば実際に色々な発見があるので、皆さんも行って見ましょう。