ディファに行ったのはこれが2回目。前回は立ち見でしたが今回は開始15分前ながらS席・A席に空きが。僕はA席で入りました。会場の入りは開始時で約9割。その後少し増えましたが満席にはなりませんでした。もっともあえてギャラリーでの立ち見を選んだ人がかなりいたようなので(その理由は後でわかる)、観客1800人の発表はかなり実際に近い数字だと思われます。
第1試合 KENTA VS 鈴木
怪我から復帰のKENTA、今シリーズより改名した鈴木、お互い心機一転のスタートです。 KENTA、入場曲が変わっていました。曲名は今までと同じ「GIVE
IT A SHOUT」ですが前と全く違うロック調の曲に。今まで使っていたのは原曲をテクノ風にリミックスしたものと聞いているので、おそらくこれが原曲なんでしょう。個人的にはこっちの方が好き。
試合は開始5分過ぎまで、空中殺法を控えて基本技の応酬に終始します。2度にわたり逆エビで鈴木を締め上げるKENTA。早くも後輩を教育する立場になったのねとちょっと感慨(笑)
後半から鈴木はダイビングボディプレスやミサイルキックで空間を使って攻撃しますが、最後は攻めるだけ攻めさせたKENTAがみちドラ2(ファルコンアローだったかも。そこまでよく見えなかった)で3カウント。KENTAは意図的に空中殺法を控えていた様子。そういやスタイル変えるとか週プロで読んだな。
そのKENTA、まだちょっとスタミナに不安がありそう。無理してまた怪我しないでね、お願いだから。
第2試合 木村・百田 VS 永源・菊地
永源のジャイアントスイング14回、唾3回。技を受ける度に大げさに痛がるラッシャーはいつ見てもおかしいですな(笑)。もっとも帰るときに左足さすってたんで、そこは本当に痛かったんだろうけど。
最後は百田の電光石火(笑)の逆さ押さえ込みが菊地に決まって終了。マジで鮮やかに決まったんで感心いたしました。
第3試合 ヨネ・川畑 VS スリンガー・スティーブ
スティーブを見るのは7月以来だけど相変わらず細い。ついでに胴も長い(笑)。上背はあるんですがね。 試合はヨネと輝鎮がキャリアの浅いスティーブをつけ狙う展開。輝鎮は動きが大分良くなってきましたね。去年3月に見たときは正直NOAHではきついんじゃ…と思ってましたが、今日は気合も入ってたしなかなかでした。そしてヨネは相変わらず元気。つーかあなた、騒がしいよ(笑)。見てて楽しいけど(笑)。
最後は輝鎮がリチャードを分断して、ヨネのキン肉バスターがスティーブに豪快に炸裂。実際にやってるの初めて見たけど、最後は相手が背中から落ちるように後傾気味で出すんですね。ありゃかなり痛そうだ。
第4試合 本田・井上・橋 VS スコーピオ・モデスト・モーガン 自分の席は入場口から近かったので、入場時の選手の表情がよく見えました。
で、モデストの入場時。険しい表情で入ってきたので「お?」と思ったら、ふと立ち止まるモデスト。ニカッ☆( ̄▽ ̄)d
…やっぱりいつものモデストでした(笑) で、試合なんですが、予想通りというか橋が外人勢に捕まることが多くなる展開に。ヘッドバットを多聞に連発して自ら倒れるスコーピオに、モデストと一緒に「ドーモ!」とご挨拶するモーガン、そしてロープダッシュ→急減速してエルボードロップを橋に2回繰り返した挙句に3回目は「やーめた」と橋を踏んずけてニカッ☆( ̄▽ ̄)d
なモデスト。
いつも通りの外国人軍団のパフォーマンスが続きます。 そんな中、橋は橋なりに奮闘。モーガンにはフェースクラッシャー、リバースDDT、ゴリラーマンズスープレックスと攻め込むも、ダイビングヘッドバットは自爆。多聞と雅央もそれなりに動いてたけど、もうちょっと橋をフォローしてやっても良かったんでないの?
最後はモデストのリアリティーチェックから、スコーピオがムーンサルトプレスを橋に決め終了。
第5試合 三沢・佐野 VS 斉藤・志賀
先発は佐野と志賀。新婚さんの志賀に注目しましたが、やはりというか佐野の技術の前に手が出ません。特にグランドになると佐野が1枚も2枚も上手。現時点では当然なんですが。
相手が三沢に代わっても当然同じことで、志賀は出てくるだびに捕まること捕まること。そんな志賀に対して彰俊は極力カットに入らず、外から「志賀、返せ!」と檄を飛ばします。観客からも檄に近い声援が飛びます(笑)。今日は志賀の教育マッチか?
志賀も頑張って佐野をスイングDDT、腕ひしぎ、膝十字と攻めますが、そこまで。最後は佐野のノーザンライトボムに沈みました。うーん、頑張れ志賀。君にも守るものが出来たんだぞ!
第6試合 田上 VS 泉田
6・7・8試合目と続く同門対決の第1弾。まずはブルドッグス。 が、しかし…。 予想していたとはいえ、あまりにもマターーーーーーーリとした展開に場内
しーーーん 特に田上取締役!もうちょいやる気出して下さい。相手も頑丈な泉田なんだからもっと出来るでしょう。 比べて泉田の方はまだましでしたね。それでも田上のペースに付き合いすぎだと思うけど。個人的には喉輪式STOに目を引かれました。前から使ってる技ですけど、結構スパッと決まるんでなかなか小気味いい。これを流れを変える技に育成できないかな?
試合は泉田の喉輪式STO→チョークスラム→隕石を受けきった田上が、大技連発で最後は大車輪喉輪落し。これで3カウント。
第7試合 小川 VS 丸藤
WAVE同門対決であり、新旧ジュニア王者対決でもあったこの試合。GHCジュニアチャンピオンが小川相手にどこまでやれるか注目していました。
…が、試合は終始小川ペース。老獪なテクニックに加えてスピードでも丸藤に全く見劣りしない小川、丸藤を完全に手玉にとっていました。やっぱり小川はジュニアだよなあ。
丸藤も小川のお株を奪うサミング→チンクラッシャーから持ち技、トラースキックに繋いでみたり、不知火を決めたりしますが、逆転を狙った雪崩式不知火は小川が阻止。小川はバックドロップ連発でスタミナを奪い、最後は対立関係(?)にある西永レフェリーをうまくダシに使って丸藤のバックを取り、バックドロップホールドでとどめ。小川完勝。チャンピオンになっても、小川は丸藤にとって高く厚い壁であることを痛感した試合でした。
第8試合 秋山 VS 金丸
同門対決の最後はSTERNNESSの2人。 試合開始直後、金丸は先輩の秋山にご丁寧にお辞儀。そして握手を求めます。応じる秋山。すかさず金丸、急所蹴りからエビ固め(カウント2)!同門の秋山相手でも全く変わらぬ物怖じしない態度に、沸く観客。つかみはOKです。
ハリウッドスタープレス、ディープインパクト、急所蹴り、ムーンサルトプレス。持てる技を駆使して伸び伸びと動く金丸。秋山は金丸の良さを引き出しつつ、垂直落下式ブレーンバスターだけはさせません。そしてジャンピングニー、ナガタロック2で要所を締めます。
最後はエクスプロイダーできっちり仕留めた秋山、試合後には金丸の手を挙げノーサイド、と思いきや、肩を抱き寄せた瞬間金丸の急所をバックキック!どうやら試合開始後のお返しのようです(笑)
悶絶する金丸を突き放し、秋山は悠々と帰っていきましたとさ。
第9試合 大森・高山・杉浦 VS 池田・力皇・森嶋
ノーフィアーとW2の前哨戦。ノーフィアー入場時にはW2が正面に立ちはだかり、にらみ合いになります。 試合は池田の奇襲からスタート。まあこの組み合わせだと、奇襲から始まらんほうが珍しい(笑)
で、試合が落ち着いて見ると、リングに残っているのは大森とW2。試合権利のある森嶋が中心になって大森を攻めますが、大森は適当に受けきって高山にタッチ。
…あとはよく覚えてません(笑)。印象に残っているのは高山の手のつけられない暴れっぷり。池田のレッグラリアットは2度とも叩き落とすわ、サッカーボールキックは背中でなく胸板に叩きつけるわ(相手は多分力皇)、ニーリフトはえげつないくらい高く浮かすわ、人の技は受けずに自分のはやりたい放題(笑)。病み上がりの7月と同じようにはいかんぞ、大丈夫かW2。
試合の方はノーフィアーとW2が場外でごちゃごちゃやってる間(ディファのA席は段差があまりないので、場外はほとんど見えません。だから何をしてたのかはさっぱり)に、池田がデスバレーボムからショートレンジの大ちゃんボンバーで杉浦から3カウント。
この後何かアクションがあるかな、と思いましたが、結局この時点では何もありませんでした。
エンディングで流れるDEENの「未来のために」にしばらく耳を傾けた後、そのままディファを後にした僕なのでした。
全体的な感想は…もう1つピリッとしなかったかなあ。どの試合をとっても「これは!」というのがなかったのが残念。以前天笠さんも指摘していましたがやる気のある人と無い人に差があるような気が僕もします。多聞・雅央・田上・三沢はもうちょいやる気出してください。志賀・泉田もやる気は感じるけど、もっと頑張りましょう。そんな感じですかね。
あと、ディファで観戦するときの注意。ここはひな壇の段差が低いので、場所が悪いと場外はほぼ全く見えませんし、グランドの攻防も見づらいです。試合を近くで見るならS席、入場する選手を間近で見たいならA席、全体を見渡して試合を見るならあえて立ち見にして、2階のギャラリーに陣取りましょう(柵に張り付かないとやはり見づらいので、事前の場所取りが必要)。座席より立ち見を選ぶのも、理由があることが今回判明したわけです。
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