就職活動の帰りに難波まで足伸ばして、行って来ました府立体育館! 相変わらず乳のでかいねーちゃんとおこちゃまが多いやねえ。
第一試合 モリタケVS橋
スポットライトが当たってるところと違うゲートから登場の橋。いつのまにかリングイン。見事なフェイントです。会場の声援は7割方橋。後押しされて序盤からねちねちモリタケの左肩を狙いますが、出会い頭のスクラップバスターで流れが一変。串刺しラリアット連発からバックドロップであえなく撃沈。かなり板についてきたけど、トップどころからピンを取るにはまだまだかな〜? 橋は橋で代名詞的な必殺技がないのが痛い。ダイビングヘッドバッドだけでは、通用しないんじゃ?
第二試合 ファミ悪
いつもの試合。試合前や試合後、永源がそこら中をうろうろしてたのが気になります。マイクを嫌がる菊池にラッシャーが一喝。ほのぼのタイム。
第三試合 けんたVS高岩
前半のベストバウト。高岩を見るのは初めてなもので、試合前から注目していた一戦。高岩を奇襲したケンタが速攻を見せるも、ラリアット一発で防戦一方になります。鬼軍曹のしごきのような高岩の攻めに会場から女性ファンの悲鳴が。しかしここからケンタが粘る粘る。必殺の餅つきパワーボムを2度もウラカンラナで切り返し、逆に三角跳び雪崩式フランケンを決める頑張りよう。結局デスバレーに沈んだものの、元新日のトップレスラー相手にあそこまで頑張るとは、正直舐めてましたすんません。試合後に高岩が握手を求めにいったところを見ると、どうやら高岩にとっても合格だったようです。
第四試合 金丸VS星川 星川が大阪の地でノアのリングに上がる日が来るとは。帰りに大阪プロレスが営業してたのが妙にシュールです。時代が流れたもんだ。感慨にふける間もなくゴング。相変わらずキックが冴えてる星川。大阪プロで女性ファンをそうなめしていた星川だけあって、声援も殆どは女性。終始金丸を攻め込むも、場外戦でペースを掴まれてブレンバスターで敗北。金丸はチャンプの面目を果たしたというところですかね。
けどな〜どうも説得力が足りん。なんか、あまり王者の試合という感じがしません。金丸についてはとりたてて見るところがなかったような気がしますね。上手いんだけどね。高岩星川が本格的にベルト戦線に絡んできたら、かなりやばいことになると思う。
ここで休憩。ロビーは防災訓練のごとく神楽が焚かれる。煙草一本で休憩終了。はやっ! ジュース買う間もないです。時間押してたのかな?
第五試合 佐野小川VSスティーブマット
新外国人を初めて見たんですけど、マットマーフィーってえらい男前ですな〜ビバリーヒルズ白書に出てきても驚きません。試合運びは二人ともぎこちないですけどね〜適当に受けた佐野がスティーブをカベルナリアで落として終了。ノアで鍛えられて、生え抜きの外人としていつかトップに立って欲しい二人でした。
第六試合 ベイスコ+シュミットVSモデストモーガンバイソン
後半のベストバウト。外人同士の6人タッグでしたが、これが最高に面白い。ベイダーが出ると会場は異常な盛り上がり。ベイダーも異常にノリノリ。相手の若手三人衆も個性を前面に押し出し、最もキャリアの浅いシュミットを狙いに定めます。特に目立ったのがバイソン。山のような筋肉をフルに生かし、序盤から打点の高いダブルアームスープレックスや森嶋をあっさりと超える奇麗な岩石落し、更にフライングショルダータックルと果敢に攻め立てます。良い素材を発掘したな〜社長は。
しばらく若手の攻勢が続きますが、大将ベイダーにタッチすると、ラリアット一発で形勢逆転。なんで今日はこんなにのってるんだ!? ベイダージャーマンまで見せるサービスっぷり。何か良いことでもあったんでしょうかね?
最後は乱闘の最中に、スコーピオがモデストにクロスアームパワーボムから450度の大回転を見せて終了。試合後スコーピオと共に踊るベイダー。二人で肩を組んでモデストスマイルを見せつけて挑発。悔しがるモデスト。やっぱり今日のベイダーは機嫌良過ぎ。はよ挑戦せいベイダー!
第七試合 大ちゃんVSリキ
序盤、握手を求める力皇。はねつける大ちゃんに速攻を掛けます。ちょっと気になったこと。森嶋にも言えるんだけど、二人ともラリアットを使いすぎ。なんか組み立て方が単調に見えてしまいます。キャリアも浅いから勢いがあればそれで良い気もしますが、それじゃトップは取れないだろう。何度もダウンを奪うんですが、場外に叩き落とされて鉄柵串刺しの大ちゃんボンバー炸裂! これで徹底的なダメージを受けたのでしょうか。ベアハッグからブレンバスターもいつものような滞空時間がない。合掌捻りも出ましたが、再度ラリアットを狙ったところを腕を取られてそのまま……チキンウィングアームロックのような形で極められてしまいました。しばらく粘った末にレフリーが試合を止め、晴れて大ちゃんが決勝進出。勢いだけじゃ勝てないのよね……。絶対ギブしない根性は凄いけど。試合後大ちゃんが絶叫「秋山ー!逃げるなよー! 多聞も待ってなさい!!」……見たい。でも俺バイトなのよね。土曜日(涙)
第八試合 三沢丸藤VS田上杉浦
この試合、三沢と田上は後見役に回って、主にやり会ってたのは若手の二人でした。やっぱり元気の良い二人。テクニックと突進力の激突は見ごたえ十分。後ろに控えている二人も目を細めるようです。杉浦がランニングエルボーで社長に沈められましたが、そんなことはどうでも良いような好試合でした。余談ですが、杉浦ってお子様に人気高いですね〜女性ファンVSちびっこファンの対決! 将来田上みたいな位置につくのかな〜?
第九試合 ノーフィアーVSスターネス
真打登場。先発は志賀。しかしリーダーは目もくれずにセコンドの金丸を挑発。エプロンに登る金丸に場内は騒然。いいねいいね、こういうリーダーが見たかったんだよ! その後も秋山がレフリーの胸倉を掴んで気をそらしている隙に、金丸が鉄柵掛けのぼりのギロチンをかまします。「レフリー仕事しろ!」(高山) ノーフィアーの試合は見てて面白いですね。特に今日のリーダーは一味違いました。さっきのお返しとばかりに金丸を鉄柵に振るわ、一応ヘビーの志賀をぼこぼこにするわの絶好調。あまりジュニアの選手権試合は今日見なかったけど、今日で俄然楽しみになってきました。不甲斐ないのは志賀。三人を叩き落とさんと相手コーナーに踊りこんで、逆に袋叩きに合う始末。金丸の方がよっぽど良い仕事をしてました。だからラリアット打つなって言ってるだろ志賀!! やる気は伝わってくるんだけど、それだけ。秋山には一変突き放してやって欲しい。
結局、ノーフィアーの波状攻撃にこれ以上ないぐらいにぼろぼろにされた志賀が、同じくこれ以上ないくらいの完璧な高角度原爆固めに轟沈。凱歌は高山に上がりました。その後、リーダー三度金丸を挑発、そして乱闘。悠々と引き上げるリーダーにマイクも持たずに言葉を浴びせる金丸……そして息も絶え絶えの志賀。
結構試合数が多かったんですが、十五分以上の長丁場がなかったせいか、割とサクサクと進みました。短いといえど好勝負が多く、全体的にレベルの高い興行だったんじゃないかと思います。特に新外人はどの選手も素晴らしいですね。リーダーも気合が入ってるし、高岩星川も良いし。まあ、志賀に対しては厳しい見方になっちゃいましたが。タッグ選手権が近畿に来たら、また観に行くぞー!!
|