2005年2月9日 ハッスル・ハウス vol.5
後楽園ホール大会観戦記

投稿者:KEIさん

観衆:1800人


 昨日に引き続きハッスルハウスの観戦です。本日は西側に列でリング真横、見やすいです。
と言うか平日2連戦って辞めませんか?時間を割くのが非常に困難です。是非一回に凝縮して欲しい!

試合開始前、安生と前日の降格劇により二等兵に降格した島田が登場。
島田は敗れたTシャツと下っ端兵のような帽子を
被り酷く落ち込んだ様子。
前日同様二人で会場を温めた後、西側バルコニーにインリンを招きます。
残念ながら自分の座席からは見る事はできなかったので仕方なくビジョンで我慢。

ハッスル7でプロレスデビューする予定であるのと、モンスター軍勝利の暁には
その勝者チームにご褒美を与える事をエロティックに宣言。

そんな前説を終えて最初の試合開始!


    『私をインリン様とお呼び!』

....、念の為に書いておきますがDSEが決めたサブタイトルです。自分が勝手に書いてる訳ではないので。
まあ洗脳されない限りは「インリン様」なんて呼びはしませんよw

  第1インリン
 ハッスル仮面レッド、ブルー●対ダーク・フォン・マエストロ ○アイン、ツヴァイ

 Jr.4選手の試合。スピーディで華麗な空中殺法を展開します。
インリンのご褒美欲しさなのかモンスター軍の動きが非常にキレる。
4選手とも所々微妙な動きを見せるものの結構な熱戦を披露、
野次を飛ばす穴らしい穴が無かったのは彼等がレベルアップしている証拠でしょうか。
試合はアインのスワントーンボムで青が敗れる結果となります。

試合後、インリンの部屋に招かれるモンスター2匹。鞭打ちの刑に歓喜の声を挙げ
ご褒美となる謎の大技「M字ビッタ〜ンコ」を喰らわせて頂いたらしいです。
閉ざされた部屋の前で聞き耳を立てていた次の試合に出るシルバも大張り切り!


  第2インリン
 レオナルド・スパンキー、●タイタス対ジャイアント・シルバ、○鬼蜘蛛

 試合はスパンキーと鬼蜘蛛でスタート。鬼蜘蛛は相変わらず地に這いずり回る設定となっているようです。
スパンキーがコーナーに鬼蜘蛛を振ると、鬼蜘蛛は実際の蜘蛛の如く身体を横にしてコーナーにしがみつく。
再びスパンキーがロープに振ると鬼蜘蛛も再びロープにしがみつき会場の笑いを取ります。昨日何故やらなかった?
試合にならず、怒ったスパンキーは殺虫剤を鬼蜘蛛に向かって噴射!良い子は絶対真似しないように!

そして試合の権利はシルバとタイタスへ。二人とも流石に長身なので対峙するだけで迫力があります。
タックルでシルバを倒すタイタス、両手を横に広げ「T!」とアピール。これ定着するかな?
名前をそのままハッスルTにする事をお勧めします。

試合終盤、シルバとタイタスは場外へ。勝負は鬼蜘蛛とスパンキーに委ねられます。
一瞬の隙を付き鬼蜘蛛が前日にも披露したスパイダーネットをスパンキーに投げ付ける!
しかも昨日の失敗を反省したのか(2/8ハッスルハウス観戦記参照)、投げ付けた後に
しっかり手で糸をスパンキーの身体に巻き付け、必殺のローリング蜘レイドルで捕獲。
その努力が実ったのか見事に3カウントを奪う。それでも回転後の糸の絡み具合はスパンキーとほぼ五分!要改良!

試合後、バテバテの鬼蜘蛛は地面を這い回るという初期設定をど忘れし、
普通にフラつきながら二足歩行で帰って行きましたとさ。


  第3インリン
 金村、田中、ゲレーラ●対○モンスター℃、モンスターJ、スペル・ウィルス

試合形式はハードコアマッチ、要するに場外乱闘を頻繁に行うという事ですな。
先発は金村と℃。金村がローキックを打ってくるように要求。要求通りに℃がローキックを打つと観客からは「℃」コール。
金村はエルボーを一発返した後、観客に向かって「俺が打ったらキンコールや!」と呼びかける。
そこからは互いにローキックとエルボーの打ち合いに発展。観客はそれに合わせて「℃!」、「キン!」と交互に叫ぶ!

一転場外乱闘に突入。西側で田中がウィルスの顔面を壁に叩き付けたり
南側で金村が℃にダイビングサマーソルトドロップを決めたりと何処を見て良いか分からない状況が続きます。

戦いをリング戻すと前日同様、田中に対して℃とJが交互にキック。観客もそれに合わせて「℃!」「J!」コール!
しかし気が合わない二人は胸を突き合います。当然この状態にも観客はずっと「℃!」「J!」コール!!
仲違いをしている二人を田中はまとめてDDTとチンクラッシャーで蹴散らします。

試合終盤、机上に寝かせたウィルスに金村、田中はなだれ式ブレンバスターの要領でセントーンを浴びせる。
続けてスーパーフライ、Dセントーンを喰らわせるが試合は決まらず。
あまり触れてませんがウィルスは屈指のまともなモンスターと言えます。安心して見ていられます。

試合権利はフービーと℃へ。フービー奮闘するも℃のパワーボムに撃沈。非常に見応えのある試合でした。


  第4インリン M軍査定試合
 ザ・グレート・サスケ●対○坂田

試合前のビジョン、中村カントクが坂田の更生をサスケに求める。サスケは金八先生に扮し

「坂田、このバカチンが。でも、坂田君は腐ったミカンではない。」、

「3年ハッスル組、サスケ先生ー! 石田純一君、靴下はちゃんと履きなさい」

と完成度の低い無責任なネタを披露し、金八先生のオープニングテーマで「ハッスルteacher」として入場。

試合開始、「このバカチンがー」と叫びながらエルボーを放つサスケ。しかし坂田の反撃からは一方的な展開となります。
坂田が強烈な蹴り、マスク剥ぎなどに及ぶとモンスターランドを「先生ー!」という声援が支配します!

「先生、頑張れー!」「坂田!先生に何てことすんだ!!」「先生、坂田君が悪い事してま〜す!」などなど。

その声援を受けてか雪崩式ブレンバスターで逆襲。攻勢に転じますが、場外へのトペをかわされ頭から突っ込む始末..。
坂田は昨日に引き続き、ガチ蹴りをサスケの側頭部に決めるが尚もマウントパンチ。
セコンドに付いていた藤井が昨日前フリをしておいた100発100中エルボーをトップロープから狙うが
坂田に避けられサスケに誤爆!逆切れした藤井が坂田に攻撃を加え続けた為に坂田の反則勝ちとなる。

試合後、マイクを持った坂田は東側リングサイドの女性に対して「そこの女、どうだ....、オレは男前だろ」と口説く。
すると北側から「○△×÷(彼女の名前。セクシータレントのアレです)は?」と言われると、
「アレはアレだよ!」と苦し紛れの反論。(会場大爆笑)
凄く便利な言葉ですね〜、「アレ」って。


  セミインリン
 ハッスルRIKISHI○、大谷対白使、●ロシアン54

 試合前から大きなプラカードを持った二人組が自分の座席から少し離れた左側にいるんですな。
あのプラカードって確か昨日の....。ただ持っている人物までは視認出来ず、怪んでいる間に暗転→ビジョンへ。

 試合開始前にビジョンによって大谷→ハッスルあちちの経緯を紹介。ド派手な衣装が用意されているようです。
大谷は郷ひろみのGOLDFINGER'99(あ〜ち〜ち〜あ〜ち〜♪です)にのって入場!
大谷の衣装は上半身裸で派手なタイツ、上腕部と足下に赤いヒラヒラを
装着するという出来損ないのフラメンコダンサーと言った感じです。

試合開始、大谷が攻撃を当てる度に観客も「あちち!」とコール。しかし言い辛いので少し中途半端。
スリーパーで捕えられた際には会場からは大「あちち!」コール。やはり人気があるので声援も集まりますね。

一方、モンスター軍側。白使はあまり目立たず淡々と自分の動きを見せる程度。
ロシアン54(=NJPW)は観客から「NJPW〜!」「ストロングスタイルを見せてくれ!」「ロシアン!強くあれ〜!」
と結構な声援をもらいます。それを理解してかどうかは分かりませんが設定を無視して敬礼ポーズを披露w
試合はそんなロシアン54がRIKISHIのバンザイドロップに敗れます。

試合後RIKISHIのダンスタイムに突入。
今日も一般参加者を募集、RIKISHIは辺りを見渡します。そしてやはり指差すのは、あのプラカードの持ち主。
その二人組が起立してリングに向か..、って昨日のカップルだ!しかも何故か服まで昨日と一緒!
自分の後方の観客が大声で「試合(セミインリン)が始まるまでいなかったぞ〜!!」と主張!(会場笑)
会場アナウンサーが二人をバカップルと評するとリングインした二人に対して観客から盛大な「バカップル!!」コール。

昨日同様にRIKISHIと踊りますが、男の子の方はもうチョイ要練習。仕込みも立派な仕事ですからねw


  メインインリン
 “ハッスルなでしこ”Hikaru○、ランデルマン対ボビッシュ、●アリシンZ

 また来てますよ..、Hikaruファンの五月蝿い娘っ子達。終始絶え間なくカナきり声を挙げているから
試合に集中できません。観客一人一人が試合の背景を彩る重要な1色だという事を自覚して欲しいです。
ハッスルと言えども空気を読めてない声援はレベルの低い罵声に等しい。誰か注意してくれませんかね..。

さて試合内容はと言いますとマトモです。普通にプロレスの熱戦。誰も野次る事すらしません。
それぞれが持ち味を出して会場をプロレスの試合として沸かせます。
ただランデルマンは遠慮なくアリシンZの女体に男の蹴りを見舞い、
観客から「おいおい!」「加減しろよ〜!」と突っ込まれますw

試合は劣勢を跳ね返してハッスル軍がモンスター軍に勝利。今まで見た中で最もプロレスでした。 

試合後、「これで勝ったと思わないでよ!」と女帝の一声が..。


 威風堂々と登場するインリン。そのままリングインする訳ですが背中丸見えの衣装に観客の目が釘付け。
後に登場した小川と互角以上の舌戦を繰り広げます。前回より台詞臭さがなくなっててイイ感じです!

しかし間近で見ると芸能人の凄さというものを痛感します。やはりグラビア界でトップを張るだけあって
漂わせる空気、放つ光、纏うオーラが一般人とは桁違い!デジカメ購入を真剣に考えさせる魔力も秘めています!

しばらくしてから高田も登場。
高田は軽く小川をバカにした後、国民的一大イベントであるサッカー・日本対北朝鮮戦をしり目に、
今宵後楽園ホールに集まった我々観客を変わり者だと大いにバカにします。(会場大爆笑)
小川はJミートのCMで小銭を稼いでいる事をバカにされると、優勢に転じられないままに退場。

そして島田の進行により、いよいよ洗脳の儀式へ。
島田と安生が散々観客を焦らした後、高田の号令がかかる。遂に持ち込まれた円柱形のお立ち台に乗るインリン。

 「今日の対抗戦、モンスター軍が勝ったわよ。」

 「3!2!1!モンスターー!!!」とM字開脚の状態のままお立ち台が回転。
前回は南側と北側にしか披露しなかったので、このような改良を施したのでしょう。実に良い良い!

この時、既に自分の口からは「インリン様〜!」という
あるまじき言葉が幾度となく漏れていたのは言うまでもありませんw
ハイ!情けない事に見事に洗脳された訳ですな。でもあの場にいたら皆さん言いますよ、きっと!


  感想

 平日2連戦でしたが2回やる意味は「まああったと言えばあったかな〜」という感じです。
時間を割くのも大変だし、お金も掛かるし出来れば1回にまとめて欲しいですね。
しかしプロレスもダメで笑いも取れないって試合は無くなってきたと思います。それはしっかり評価してあげたいです。

さて次回のハッスルハウスvol.6はグランシップ静岡で開催されます。
なので近隣にお住まいの方々は是非是非楽しんで来て下さい。