2004年10月21日 ハッスルハウスVol.3
後楽園ホール大会観戦記 |
観衆2200人
今回も超満員でありました。ハウスの人気は相変わらずと言った模様です。
毎度おなじみ、笹原、島田、中村のマイク合戦で開演。今回は全5試合で勝ち越したチームが最後のコントの主導権を得る、という事になりました。
カード発表を聞くと川田も長州も居ない..。一抹の不安を抱えながら試合開始。第1試合
スパンキー●、日高対○ウィルス、レッド非常に見応えのある試合でした。前回もそうでしたが最初のJrの試合が
最もプロレスらしく質が高いです。レッドはあまり特徴無し、ウィルスはNWOスティングのようなペイントレスラー。
試合はもう文章に出来ないような攻防の数々、4選手とも実力あります。
最後はウィルスのクロスアーム式ライガーボム→スワン式旋回ボディプレス→スワン式ムーンサルトでスパンキーを沈める。
第2試合
Mr.USA、コリノ●対ロシアン54、○バルバロッサ私的にかなりウケた試合です。Mr.USAは嘘か真かハッスルゴッド(ホーガン)の弟子だとか..。
リアルアメリカン(?)で入場、やはり良い曲です。後でも書きますが観客の高揚感を煽る入場曲は本当に大事。
一方の54はそこら辺の用心棒として雇われているような外人。
バルバロッサは海賊という肩書きがありましたが衣装脱いだら単なるマスクマン。微妙にMr.USAと被ってるし..。
試合内容は親しみを込めてバカっぽいな〜....という感じ。対峙するMr.USAとロシアン54。
すかさず観客から「USA」コールが巻き起こります。54も負けじと「ロシアン」コールを
求めますがあえなくブーイングの餌食に。調子にノるMr.USAも「USA」コールを何度となく
求めた結果終盤では完全に飽きられます。そんな中、コリノは「D〜D〜T」「S・T・O」と
叫んだ後に技を決め、続けざまに不発に終わるも長州の腕まわしアピールで観客を沸かせる。
しかしバルバロッサの変形型(と言うか明らかに失敗)ネックブリ−カーに敗北。
他3人の空気の読めなさぶりが結構面白かった試合でした。
第3試合
ハッスル仮面きん○、ぎん対●エル・ハテナ・ウノ、ドス練習過不足の学生プロレスでした。ここまでプロレス分かってない人間をよくぞ集めたなという試合。
今回のハッスル仮面は赤と青ではなく、金と銀。でも中身は一緒かと思いきや、かなりの長身。別物です。
対するハテナチームもヘビー級、ゴツイぶつかり合いを期待しましたが試合が始まると4選手の動きの鈍さに観客騒然。
しばらくすると「赤と青の方が良いよ!!」や「(北側から)金は何歳ですか〜?」
「(南側から)100歳です!!(会場爆笑)」など野次が飛び交う始末。更に技の完成度があまりに低い事や
間の悪いアピールの連発で「え〜〜!!」という罵声が噴出。最後は説得力のないラ・マヒストラルで金が勝利。
第4試合
金村○、田中、黒田対シルバ、ボビッシュ、●コールマン第2、3試合は借り物の選手でプロレスをするハッスルの弱さがもろに露呈する試合となりましたが、
逆に休憩明けのこの試合はハッスルの強みを見せつけた試合だと思います。
まずモンスター軍のメンバーが豪華!これだけのメンツ、どの団体を見渡しても中々揃えられません。
こういう部分がハッスルの長所ではないかと思われます。
そしてデカイ人間が派手に暴れる迫力。プロレスの最も伝わりやすい面白味をこの試合は表現していたと思います。
ハッスル軍のメンバーが人気者揃いという事もあってノリ切れてなかった会場の雰囲気も一変。
試合開始直後、場外乱闘に突入。どこを見れば良いのか分からない状態が続きましたが圧巻だったのが、
場外で机の上に寝転ばした金村にシルバがボディプレスを喰らわせたシーン。
お笑い中心のハッスルにおいて、観客に悲鳴を起こさせる言わば非ハッスル的攻防。シルバ、大したものです。
新日にいた時よりも数段良くなってます。金村もよく受けました。
試合は終止攻勢だったモンスター軍の一瞬の隙を突いて金村が金的→サムソンクラッチでコールマンから逆転勝ち。
プロレス面白いな〜と思えた試合でした。
第3試合
ハッスル仮面きん○、ぎん対●エル・ハテナ・ウノ、ドス練習過不足の学生プロレスでした。ここまでプロレス分かってない人間をよくぞ集めたなという試合。
今回のハッスル仮面は赤と青ではなく、金と銀。でも中身は一緒かと思いきや、かなりの長身。別物です。
対するハテナチームもヘビー級、ゴツイぶつかり合いを期待しましたが試合が始まると4選手の動きの鈍さに観客騒然。
しばらくすると「赤と青の方が良いよ!!」や「(北側から)金は何歳ですか〜?」
「(南側から)100歳です!!(会場爆笑)」など野次が飛び交う始末。更に技の完成度があまりに低い事や
間の悪いアピールの連発で「え〜〜!!」という罵声が噴出。最後は説得力のないラ・マヒストラルで金が勝利。
第6試合
坂田、藤井●対○シン、アンジョー何から書き出せば良いのでしょうかね..、取りあえずシンの一人勝ち。
殆どリング上の攻防などない4分程度の試合でしたが大満足。シンの入場曲イイ!
これほど入場シーンで興奮したのも久しぶりでした。シンは当然期待通り暴れ回る訳ですが、
本当にイカレてると思わせるのが凄い!フリであってフリでないのが一流たる所以でしょうかね。
自分は東側のB列だったのですが、その横側に普通に椅子投げ込みます、奴は。
続けざまに客の腹に蹴り入れてました。いったん南側に移動しますが再度東側に乱入、
客の荷物(鞄、あるいはケースらしき物)をまた客に投げ付け、更にビールをぶちまける!(自分にも被弾!!)
辺り一帯ビール臭いのと座席が倒れまくって大混乱!しかし非常に面白い。
試合はコブラクローで勝負あり。呆気無いようで、でも密度の濃い試合でした。
そんな狂いまくっていたシンですが小川入場でそそくさと逃げ帰る。そして小川と高田のコントへ突入。今回は睡眠スプレー(ルパンが富士子にやられるアレ)で小川が拉致され、
最後の締めは高田の3、2、1ビタン、ビターンでしたがやはりハッスル!ハッスル!がやりたかったです。
感想と言う事で良い所と悪い所を極端に披露してしまった興行だと思います。一時はヤバい雰囲気醸し出してましたが、
セミとメインで盛りかえした感じです。そしてシンはやはり一流のプロ。
高いチケット買って、この席に座って、ビールを引っ掛けられても来て良かったと自分に思わせてくれたのは流石。まだまだ頑張って欲しいです。
そして2日後には愛知でハッスル6。横浜アリーナの動員数を単純にそのまま持って行けば満員となるでしょうが
果してどうなるでしょう?一度でも満員となればハッスルにも勢いがつくはずでしょうし、
そういう点では非常に重要な興行となるので期待して見てみようと思います。