2000.10.9 新日本東京ドーム
「Do Judge」観戦記

東京ドーム 午後三時試合開始
観衆:64000人超満員札止め

ニセドンキーさん投稿。

プロレスファンから観た川田

ドームに見に行ったし、TVでも観たにもかかわらず
スポーツ新聞を4誌も買ってしまいました。

全誌、川田、川田、川田!
それくらい凄まじい勝負だったことは言うまでもない!

ただ、この試合は、皮肉なことに全日の選手大量離脱から始まった。
そこで思うんだが、もし、選手離脱がなくて
三沢、小橋らとともに新日の健介、中西、橋本、蝶野との対抗戦だったらどうなっ ていたろう?
オレ的には、こんなに感動しなかったと思う !
ファンも、完全に新日、全日に分かれてしまっただろうと思う。
新日、全日関係なく、すべてのプロレスファンが感動した この試合は、生まれなかったと思う。
プロレスのいいところは 最高の試合をするまでのプロセスがあるから面白い!
そのプロセスの中にはショボ試合もあるから 総合格闘技に走ってしまうファンも多いが
行く道が完成されたとき、そこで繰り広げられる気迫!力!プライド! のぶつかり合いは、どんな格闘技にもない熱さがある!
川田が見せた王道は、日本のプロレスそのものだった。
力道山は知らないが、どんな強い外人相手でも立ち上がり 闘っていた日本の英雄だと語られている。
昨日の川田にそれを見た気がしたのはオレだけでしょうか?
そして、川田が放ったバックドロップは、ジャンボ鶴田じこみの 小さな弧を描く軌道・・・
他のレスラーが、新しい技を創り出してる間 地道に足技を鍛えてた川田は、
故ジャイアント馬場の教えを忠実に守ったに違いない・・・
オレは、昨日の試合に全日本の王道の奥深さを率直に感じてしまった。
そして川田にこそ、全日の王道を感じるのはオレだけでしょうか?
ヘビー級としては小さな川田が、自分より大きな選手にぶつかっていく・・・
その姿こそが、王道に違いないと思う。
オレの中でのベストバウトは・・・ 小川対橋本戦でもなければ、三沢対小橋戦でもない
三沢対川田と今回である プロレスの中での死闘と言えるものはこれしかないと思います。